続あしながおじさん (新潮文庫)

  • 30人登録
  • 3.83評価
    • (2)
    • (2)
    • (1)
    • (1)
    • (0)
  • 4レビュー
制作 : Jean Webster  畔柳 和代 
  • 新潮社 (2017年5月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102082041

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アラン・アレクサ...
ミヒャエル・エン...
上橋 菜穂子
ハーラン・エリス...
又吉 直樹
ジーン ウェブス...
有効な右矢印 無効な右矢印

続あしながおじさん (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「あしながおじさん」の新訳と
    仲良く並んでいたこちらも
    買いました。

    「あしながおじさん」とは違い、
    初めて読んだとき幼すぎた為、
    「画期的な孤児院を作る」と言う楽しさに
    気付けず、

    また、孤児院のお医者様の
    スコットランド訛りのネタ(?)なんかの
    面白さもまったく理解できず、

    「あしながおじさん」は少なくとも25回くらいは
    読んでいると思うけど、
    こちらの方は、旧訳で3回かそのくらいしか
    読んでいなかったなー。

    だから思い入れが無い分、素直に読み進めることが出来た。

    「もし自分が孤児院の院長だったら…」と言う、
    この気持ちはすごく良くわかる、

    だけど、犯罪者の血筋のはなしとか、
    今となっては前時代(差別)的な表現に
    いちいちギクリときて、リラックス出来ないときも…

    大人なら「当時はこういう風に思われていたんだな」
    と考えることが出来るけど、

    これからはじめて読む幼い人には
    「こう書いてあるけれど今は違う」と
    ちゃんと知らせてあげなければならない気がするね。

    よく出来た作品でも、
    今の時代にそぐわない部分が度々出てくるとなると、
    「読み継いでいく」言う時、微妙になってしまうんだね。

    そこのところは気になるけれど、
    またご都合主義も目立つけれど、
    「もしも、自由に使えるお金がたくさんあったら…」
    と言う、楽しい夢のお話という感じで楽しめた。

  • 子どもの頃に児童書で読んで大好きだったあしながおじさんに続きがあったとは!
    今回はジュディの親友サリーが、ジュディから彼女の古巣である孤児院の再建を任されて奮闘するお話で、本篇同様手紙の形で物語が進行していきます
    しっかり芯を持った性格のサリーがかっこいいです!
    あしながおじさんは学生時代の話が主で子どもが読んでも楽しいけど、これは仕事や結婚の悩みなどちょっと大人向けに感じました
    だからこそいま読めてよかったです

  • 「あしながおじさん」続編。ジュディの大学の同級生サリー・マクブライトが、ジュディの要請でジョン・グリア―孤児院の院長に就任。
    サリーが、お金をガンガン突っ込んで改革を進めていくのが爽快。そもそも、お金がないというより、お金をかけるべきではないという偏見がネックだったんだよな。全部の施策がそんなうまくいくかな?とはちょっと思うけど、子供がすぐには変わらないということも承知して気長に付き合っているのがえらい。
    恋愛にも仕事にも、すごく正直かつ論理的に向き合って、もともと優秀で恵まれているがゆえに自分の行動に自信があるというか、ためらいがなくて、自分の力でさくさく状況を変えていくのがかっこいい。
    障害者に関しての言及は、システマティックな管理に偏っており、本人たちの人権や人格を軽視しているようにも見えるが、現代も、建前だけ平等を謳って社会参画させても、制度や周囲の意識が成熟していなくて結果的に差別が残っているのを考えると、偉そうなことは言えない。
    優生学が普通に受け入れられていてぎょっとするが、前提となる知識や常識の古さはともかく、考え方はとても論理的なんだよな。倫理面も、現代から見るとやや多様性の視点が欠けているものの、不当な差別意識はないし。
    里親候補との交渉をそれなりにシビアにやっていて好感。しかし、ていの良い働き手としてではなく普通にかわいがるつもりだったとしても、できるだけ条件の良い子供を求めるというのは、善意とエゴが共存していて、複雑。
    男が「男らしい頭脳を持っている」というのを褒め言葉だと思っている、と揶揄するの、現代でも全然あるな…100年前にも既にそういう問題意識があったのか。
    ベッツィを常勤として雇用することに関してワイコフが反対したときの議論「慈善事業だからタダにすべき」→「営利事業だと報酬がもらえて、公共事業だともらえないということ?」→「ご婦人なんだから家族が扶養すべきだ」ワイコフの主張に筋が通っていなさすぎて笑える。
    7月に、サンディに悪口を聞かれた際、「恋人に疑われたからわざと大げさに言ってしまっただけ」と弁解しなかった時点で、既にサンディのことを友達以上に思っていたということだよな~。
    ヘレンの離婚話、現代でもそんな理由で~と言われることが多いのに、100年前、しかもキリスト教圏と考えるとすごい。

  • あしながおじさんで脇役だったサリー マックブライドが、主人公。
    あしながおじさんは少女の頃胸キュンしながら何度も読んだ作品だったので、続編が、あるならもっと早く知りたかった!文庫の表紙も挿絵も可愛い。
    まだ途中ですが、もう一度あしながおじさんも読みたくなってきました。同

全4件中 1 - 4件を表示

続あしながおじさん (新潮文庫)の作品紹介

幸せな結婚を果たした級友ジュデ ィに、彼女の育った孤児院の運営を任されることになったサリー・マクブライド。何不自由ない家庭で育ったサリーにはとても抱えきれない重荷だが、ジュディや恋人の政治家、嘱託医にユーモアたっぷりの愚痴を手紙に書いて送るうち、少しずつ院長の責務に喜びを見出していく――。『あしながおじさん』に勝るとも劣らない、愛と感動の結末が待つ名作。

続あしながおじさん (新潮文庫)はこんな本です

ツイートする