風と共に去りぬ (2) (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102091029

感想・レビュー・書評

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  • 若いときはスカーレットに、年を重ねるとメラニーに、共感するとか言うけれど、やっぱりスカーレットに惹かれずにはおれない。

  • 戦争は悲しい。残酷で泣けてくる。本文中にでてくるこの文章を読んで、この本のタイトルの意味を分かったような気がした。「あの華やかな世界は、風と共に去っていったのだろうか。(Gone with the wind.) 」2巻の最後のほう、スカーレットがタラで問題に立ち向かおうとしているシーンで、とても気に入った言葉がある。「彼女の重荷は、彼女自身のものであり、そしてその重荷は、じゅうぶんにそれに耐えうる強い肩があるからこそ負わされたのだ。これまでふりかかった最悪のことにも耐えることができた以上、いまや自分の肩が、どんな重荷にも耐えうるほど強いのだと、高いところから見下ろして考え、そう考えたことを彼女は少しも驚かなかった。」スカーレットは一気に強くなった。以前はただの強気な小娘だったが、様々な問題が彼女を襲って、彼女はすべて逃げずになんとかやりぬいた。また、レットの失礼で熱い接吻の効果も、少しはあったのではないかと思う。レットはスカーレットを愛していると言った。ただただ君のためだよ、と言って馬まで盗んで駆けつけてくれた。この巻では、スカーレットに自分の情婦になれとまで言った。どこまでも自分勝手で最低で最高にカッコいい紳士である。3巻が待ちきれない。

  • スカーレット・オハラの豊かな感受性に敬服です
    無事にタラに着いて良かった。
    レットは、子どもまでもが必死に大人について行き戦争に参加しているのを見て、少し残った良心が耐えられなくなったんだと思います

  • 南北戦争に巻き込まれる人々の様子が本当によくわかる本。70歳近いウイルクス氏の出征シーンが強烈。タールトン婦人の愛馬ネリーを伴って。スカーレットがいやな女とは全く思わない。頭はあまりよくないが理性を持ち正しいことをする。正直で人に嫌われることを厭わない。

  • スカーレットは、誰の中にでもある利己的感情の塊のようで、読んでいて嫌になることもある。でもとても魅力的でなんだか目が離せない。
    少女から女になったスカーレットが、これからどう生きていくのか、続きが気になります。

  • H.25/08/12
    開戦2ヶ月で未亡人となり、アトランタでの銃後生活に明け暮れるスカーレットへ、封鎖破りで巨利を占める風雲児レット・バトラーが次第に接近をはじめた。南軍は苦戦を強いられ、アトランタ陥落は目前に迫った。メラニーの出産で身動きならぬ彼女のもとへ、バトラーが馬車で駆けつけ、あやうく戦火を逃れるが、身も細る思いでようやく帰りついたタラは、すべてが一変していたーーー。

    スカーレットに降りかかる災難はどれも厄介でほんとにハラハラドキドキさせられた。これからタラを守る為にスカーレットはどうするのか、続きが気になる!

  • スカーレットがアトランタを脱出するあたりまでの第2巻。いよいよロマンスっぽくなってまいりました。

  • 一言で言うと、戦争の惨さと喪失を描いた巻だと思う。
    持ってるものを失った南部の人間達がこの後どうなるのか、引きが気になる巻。
    この引きのために、まるまる2章分を戦争で埋めたなら流石。

  • これまで自分勝手にふるまって、甘ちゃんだったスカーレットが女主人に変わってきます。たくましいのは血筋ですね。これからの展開が楽しみです。

  • 二巻目。
    いよいよ物語が大きく動き出し、手にあせる展開となってきた。
    南北戦争の大きなうねりに巻き込まれる主人公に感情抽入しながら読むことができた。
    三巻目も期待である。

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