武器よさらば (新潮文庫)

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制作 : Ernest Hemingway  高見 浩 
  • 新潮社 (2006年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102100141

武器よさらば (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • シンプルな文章で読みやすいですし、
    メリハリがついていてここぞと言うときのたたみかけは流石です。

    しかし、ここぞというとき以外に関しては、
    簡潔な文章と呑気な会話のせいか戦争を題材にする割に緊張感がなく、
    なんとなく単調になってしまっている感は否めません。

    まあ、戦争の話と言うよりむしろ恋愛の話なのでそこをどうとるかでしょうね。
    個人的には甘ったるすぎ彼女が良い人過ぎと感じましたが、
    そういうのが好きな人には悪くない作品だと思います。

  • 恋をしたくはならなかったけど、酒を飲んでみたくはなった

  • 兵役時代はただの戦争物語だったが、脱走後のキャサリンとの逃避行、死産と直後のキャサリンの死の瞬間は悲しすぎる。
    『日はまたのぼる』では悪友フィッツジェラルドのアドバイスを受け入れて分量をかなり削ったらしい。『武器よさらば』では悪友の助言を全く聞き入れず、このような長編になったとのこと。確かに長すぎるかも

  • 戦線で戦う兵士たちは生まれた国が戦争をしているから戦っているだけで、みんな戦争なんてなくなればいいのにと思ってるんじゃないかな、と思った。
    国の考え方や立場によって、命すら差し出さなければいけないなんて。

    主人公は結局赤ん坊もキャザリンも亡くしてしまうし、ヘミングウェイは、『老人と海』に引き続きやっぱりよくわからなかった(笑)

    世界史の授業で習ったほど当時有名だった小説を読もうプロジェクト第1冊目でした。

  • ヘミングウェイは「老人と海」以来だが、個人的に、ヘミングウェイの書く一種の「諦念」(なんとなく正確ではない…)といったような雰囲気が好きだ。

    たとえば「老人と海」ではマグロを釣れなかった老漁師の、言ってみればそれだけだが、その遠くを見つめているような雰囲気が好きだ。

    この「武器よさらば」でも、そういった雰囲気は一番はキャサリンの流産と死に表れているのだろう。しかし、一番「諦念」を感じたのは、主人公が戦争から逃走する場面である。

    戦争に行って、名誉の負傷をして、勲章をもらうこと、おそらく日本にいる自分たちにはあまり実感がわかないのだろうが、それはあちらでは大変な「名誉」なのであろう。
    それに対し、主人公は、徐々にキャサリンとの愛情(当人にとって一番実体を伴った大切なもの)をはぐくむ(遠く離れている方がそういったものは募るのかも?)うちに、それがいかにくだらないものかが、わかってきた。
    そこに世間への「諦念」と自分に一番大切なものを一番大切にする、ということを僕は感じた。

    とても読み応えのある作品だった。

  • やっと終わった。長かった。二人の時間も、移動した時間も長かった。

  • しばらくどっぶりイギリス文学にはまった後のヘミングウェイは、アメリカ文学の素晴らしさを身体の芯から感じさせてくれる。一気に読んでしまうのが惜しい作家の1人(そして読むとお酒が飲みたくなる作家の1人でもある)。

    タイトルから彷彿されるイメージの通り、この本の大筋は戦争で、背景も根幹もそこにある。でも「戦争モノ」ではない。そこがこの本の魅力だ。イメージされるがままに疎遠にしてきたけど、読んで良かった。タイトルと裏書で棚に戻してきたけど、いざ開いてみれば最初の1行目から惹かれた。

    読み終わって、冷えた白ワインを開けて、日の明るいうちに湯船に浸かり、すっかり堪能したはずの余韻がまだもったいない。

    ヘミングウェイ、アメリカ。
    もう少し次の本を開くのに時間がかかりそう。

  • 1990 読了

  • かなり読みやすかった。何気ない会話の中に含まれる深みや、シンプルな表現の中で何度となく感動させられる。
    間接的ではあるが、戦争に大切なものを奪われたという終末。それも含め、良い小説だった。

  • 悲しい結末でした。
    カプリ、グラッパと飲んでみたくなりました。

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武器よさらば (新潮文庫)の作品紹介

苛烈な第一次世界大戦。イタリア軍に身を投じたアメリカ人青年フレドリックは、砲撃で重傷を負う。病院で彼と再会したのは、婚約者を失ったイギリス人看護師キャサリン。芽生えた恋は急速に熱を帯びる。だが、戦況は悪化の一途を辿り、フレドリックは脱走。ミラノで首尾よくキャサリンを見つけ出し、新天地スイスで幸福を掴もうとするが…。現実に翻弄される男女の運命を描く名編。

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