武器よさらば (新潮文庫)

  • 751人登録
  • 3.67評価
    • (57)
    • (81)
    • (130)
    • (6)
    • (2)
  • 66レビュー
制作 : Ernest Hemingway  高見 浩 
  • 新潮社 (2006年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102100141

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
ヘルマン ヘッセ
ヘミングウェイ
フランツ・カフカ
アーネスト ヘミ...
ドストエフスキー
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

武器よさらば (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • シンプルな文章で読みやすいですし、
    メリハリがついていてここぞと言うときのたたみかけは流石です。

    しかし、ここぞというとき以外に関しては、
    簡潔な文章と呑気な会話のせいか戦争を題材にする割に緊張感がなく、
    なんとなく単調になってしまっている感は否めません。

    まあ、戦争の話と言うよりむしろ恋愛の話なのでそこをどうとるかでしょうね。
    個人的には甘ったるすぎ彼女が良い人過ぎと感じましたが、
    そういうのが好きな人には悪くない作品だと思います。

  • 恋をしたくはならなかったけど、酒を飲んでみたくはなった

  • 兵役時代はただの戦争物語だったが、脱走後のキャサリンとの逃避行、死産と直後のキャサリンの死の瞬間は悲しすぎる。
    『日はまたのぼる』では悪友フィッツジェラルドのアドバイスを受け入れて分量をかなり削ったらしい。『武器よさらば』では悪友の助言を全く聞き入れず、このような長編になったとのこと。確かに長すぎるかも

  • 戦線で戦う兵士たちは生まれた国が戦争をしているから戦っているだけで、みんな戦争なんてなくなればいいのにと思ってるんじゃないかな、と思った。
    国の考え方や立場によって、命すら差し出さなければいけないなんて。

    主人公は結局赤ん坊もキャザリンも亡くしてしまうし、ヘミングウェイは、『老人と海』に引き続きやっぱりよくわからなかった(笑)

    世界史の授業で習ったほど当時有名だった小説を読もうプロジェクト第1冊目でした。

  • ヘミングウェイは「老人と海」以来だが、個人的に、ヘミングウェイの書く一種の「諦念」(なんとなく正確ではない…)といったような雰囲気が好きだ。

    たとえば「老人と海」ではマグロを釣れなかった老漁師の、言ってみればそれだけだが、その遠くを見つめているような雰囲気が好きだ。

    この「武器よさらば」でも、そういった雰囲気は一番はキャサリンの流産と死に表れているのだろう。しかし、一番「諦念」を感じたのは、主人公が戦争から逃走する場面である。

    戦争に行って、名誉の負傷をして、勲章をもらうこと、おそらく日本にいる自分たちにはあまり実感がわかないのだろうが、それはあちらでは大変な「名誉」なのであろう。
    それに対し、主人公は、徐々にキャサリンとの愛情(当人にとって一番実体を伴った大切なもの)をはぐくむ(遠く離れている方がそういったものは募るのかも?)うちに、それがいかにくだらないものかが、わかってきた。
    そこに世間への「諦念」と自分に一番大切なものを一番大切にする、ということを僕は感じた。

    とても読み応えのある作品だった。

  • やっと終わった。長かった。二人の時間も、移動した時間も長かった。

  • しばらくどっぶりイギリス文学にはまった後のヘミングウェイは、アメリカ文学の素晴らしさを身体の芯から感じさせてくれる。一気に読んでしまうのが惜しい作家の1人(そして読むとお酒が飲みたくなる作家の1人でもある)。

    タイトルから彷彿されるイメージの通り、この本の大筋は戦争で、背景も根幹もそこにある。でも「戦争モノ」ではない。そこがこの本の魅力だ。イメージされるがままに疎遠にしてきたけど、読んで良かった。タイトルと裏書で棚に戻してきたけど、いざ開いてみれば最初の1行目から惹かれた。

    読み終わって、冷えた白ワインを開けて、日の明るいうちに湯船に浸かり、すっかり堪能したはずの余韻がまだもったいない。

    ヘミングウェイ、アメリカ。
    もう少し次の本を開くのに時間がかかりそう。

  • かなり読みやすかった。何気ない会話の中に含まれる深みや、シンプルな表現の中で何度となく感動させられる。
    間接的ではあるが、戦争に大切なものを奪われたという終末。それも含め、良い小説だった。

  • 悲しい結末でした。
    カプリ、グラッパと飲んでみたくなりました。

  • 淡々と話は進むが、とても読みやすかった。
    よくある愛の逃避行かと思ったが、因果応報、プラスされた所業はいずれ採算をつけるためマイナスに転ずる。
    戦争をするのも、それから逃げるのも、ハッピーエンドでは終わらない。

    最初から戦争なんてしなきゃいいのにね。

  • 淡々とした文体で読みやすかった。戦争に参加した若者たちの会話からはごく普通の陽気な人柄が感じられ、あくまで日本人的な見方をすると、国が違えば戦争に参加する兵士の心持ちの重さにかなり違いがあると感じた。
    人の命のあっけなさ、また儚さを感じた。愛する人と出会い、ともに過ごしたい。そのために戦争を逃れ、兵隊として生きることから逃れ、転々と住む場所を変えたが、結局は恋人も赤子も死んだ。
    人並みの幸せ(かどうかは当時と今で価値観が違うけど)も得ることが難しい時代、戦争だったのかなと思った。

  • 筋はシンプル。なのに作者の個性がにじみ出ているのだからすごい。

  • 「歳をとったからといって、人は聡明になることはない。」

    非常に独特な文体だと思った。注意深く読んでいかないと、何が起こっているのか分からなくなる。また、会話も多く、誰が話しているのか意識しないと、話し手を見失う。その会話も、私が普段生活している際には、しないであろう特徴的なものであった。読み始めたころは、あまり楽しく読んでいなかったが、主人公が前線に戻った後始まる撤退の場面から、面白くなった。

    終盤は、神父もリナディも今までの面子も出てこなくなり寂しかったが、それこそ主人公の寂しさを表しているように感じた。野戦憲兵隊のところが良い。

  • 「老人と海」を読んだときも感じたけど、やっぱりヘミングウェイの文章が好き。ストーリー云々ではなく、文体が素晴らしい。
    簡潔で淡々としていて、ずっと読み続けていたくなるような心地よさ。人の感情を無理やり揺さぶるのではなく、静かに引き付ける。

  • あんなに愛し合っていたのに、フィナーレは非情に悲しい結果となり、しかも話の主題の戦争とは因果関係も無いので、どんなメッセージを作者が伝えたいのか分からなかった。。

  • 保有状況:所有&購入日:40471&購入金額:788

  • 海外作家の中ではヘミングウェイが一番好き。日はまた昇る、武器よさらば、両方傑作。

  • 読み終わってふと気づく。今日は雨か…。

  • 久しぶりに更新ー

    ヘミングウェイのハードボイルドな世界がでてますね。

  • 個人的に文体といい主人公といい森博嗣「スカイ・クロラ」を彷彿とさせます。
    物語の主軸にヘミングウェイの戦争体験と看護婦との恋、2人目の妻の出産が置いてあり、限りなくノンフィクションのフィクションです。
    純文学作品ですがとても読みやすく、章分けもされているので1日1章、寝るまえに読むのがオススメです。

    …………展開が気になって私のようについ一気に読んでしまうかもしれませんが。

  • 常にお酒を飲んでいる生活で羨ましい。

  • 結末が悲しすぎるので、新婚夫婦にはお薦めできません。

  •  浮かんだだけ消えていくような話だと思った。
     するすると現実みたいに流れていく出来事の中、死ぬ事についての思想が突然紛れ込んでたのが印象的。
     勇気ある者の死についての話は特に突然に感じた。

     会話シーンがどれも軽快で、相手をとても親しく感じたから尚のこと、消えていった人たちのことが気になる。でも、気になっても知りようがないんだよね。
     リナルディ元気かなー。ヘンリーの事知った時、何を思ったのかなー。

     キャサリンが一途すぎて、読んでる最中ずっと「彼女はどこかおかしいんじゃないか」という印象が変わらなかった。でも、おかしいように見えたけど、彼女のラストは格好良かった。

  • 戦争がリアルに描かれていて、面白い。ご飯かき込んでるときに爆弾で吹っ飛ばされるとか。戦線での兵士のリアルな会話や、軍人てこんなんなんかとか…恋愛観がまた全然ちがう

全66件中 1 - 25件を表示

武器よさらば (新潮文庫)に関連する談話室の質問

武器よさらば (新潮文庫)に関連するまとめ

武器よさらば (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

武器よさらば (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

武器よさらば (新潮文庫)の作品紹介

苛烈な第一次世界大戦。イタリア軍に身を投じたアメリカ人青年フレドリックは、砲撃で重傷を負う。病院で彼と再会したのは、婚約者を失ったイギリス人看護師キャサリン。芽生えた恋は急速に熱を帯びる。だが、戦況は悪化の一途を辿り、フレドリックは脱走。ミラノで首尾よくキャサリンを見つけ出し、新天地スイスで幸福を掴もうとするが…。現実に翻弄される男女の運命を描く名編。

ツイートする