- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102100158
感想・レビュー・書評
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気軽に読めたしフランス生活とかワインとか興味深かった。
出版時に物議を醸したであろう内容というのもわかるけど、死後の出発だからどこまで本人は出版物として出すつもりだったのか、出版社が意図的に変更したところやら削ったとこもあるとか無いとかで、本人が仕上げてたらどうだったであろうかと思う。
ただやっぱり通して読んだ回想としてもベッドでちょっと読むとか、誰か待っている間に読むとかするのにちょうど良い章の長さや口調だったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
陽気で華やかなパリを感じた。またヘミングウェイの華やかな交友関係は、当時のパリが創作する者にとって如何に魅力的な場所であったかをよく表しているのだと思う。
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ミッドナイトインパリを観返したくなる。猛烈にって程ではないんだけど、パリの街でヘミングウェイとハドリーに想いを馳せながら時を過ごしてみたいと思う。
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映画「ミッドナイト・イン・パリ」、すごく面白かったので、友人に薦めたんです。
友人も面白かったらしく、今度は、この本を読んでいると教えてくれました。
じゃぁ〜 私も読んでみよう!
⇒ URLはこちら http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1391.html 『2012/6/13 「映画「ミッドナイト・イン・パリ」を見る」』 : 〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」
かの有名なヘミングウェイの本を読むとあって、ドキドキ・ワクワク!
本を借りるときに気づいたが、ヘミングウェイの名は知っていても、読む人は殆どいないということ。
「老人と海」とこの本(教えてくれた友人)しか、借りている人がいない。
そして、読み進むうちに、この本も、いい加減で飽きてきた。
日常の細々としたことが綴られているが、どうにも魅力を感じない。
映画でも、主人公は30年台に憧れているが、30年代の人はもっと昔に、その人達は更に昔に憧れている。
自分の暮らしている時代として体感すると、いつの時代も輝いているとは言えない・・・ということだろう。
それなら、もっと輝いている本を読むことにしよう!
2012/6/30 予約 7/1 借りる。 7/2 読み始める。 7/18 途中でやめる。
内容と著者は
内容 :
1920年代、パリ。未来の文豪はささやかなアパートメントとカフェを往き来し、執筆に励んでいた。
創作の苦楽、副業との訣別、“ロスト・ジェネレーション”と呼ばれる友人たちとの交遊と軋轢、そして愛する妻の失態によって被った打撃。
30年余りを経て回想する青春の日々は、痛ましくも麗しい―。
死後に発表され、世界中で論議の渦を巻き起こした事実上の遺作、 『満を持して新訳で復活。
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☆ 参考 この本の前の版、1990/7/13出版の本の解説
出版社/著者からの内容紹介 内容(「BOOK」データベースより)
「パリは移動祝祭日だ」という言葉で始まる本書を1960年に完成し、まもなくヘミングウェイは逝った。
「20年代のパリ」を背景に、スタイン、フィッツジェラルド、パウンド、ジョイスらとの交友、小説修業の日々…。
「失われた世代」(「ロスト・ジェネレーション」)の青春を追想した不朽の名作。
著者 : ヘミングウェイ,アーネスト
1899‐1961。シカゴ近郊生まれ。1918年第1次大戦に赤十字要員として従軍、負傷する。
’21年より’28年までパリに住み、『われらの時代』『日はまた昇る』『男だけの世界』などを刊行。
その後『武器よさらば』、短編「キリマンジャロの雪」などを発表。
スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。
’52年『老人と海』を発表、ピューリッツァ賞を受賞。’54年、ノーベル文学賞を受賞。’61年、猟銃で自裁
訳者 : 高見 浩
東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家になる。 -
みんなロストジェネレーションよ、という言葉をヘミングウェイに送った女史など、パリで出会ったアーティスト達との交流記。
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往来堂書店『D坂文庫2012冬』から。
文豪が若き日々をパリで過ごした時の回想録。当時の暮らしぶりや交友が赤裸々に語られていて、大文豪も所詮"男"だったんだなぁと、その存在が少し身近になった。それにしても、スコット・フィッツジェラルドとのことを描いた部分は出色。これだけで短編小説として楽しめる。
それから、もうひとつ。これから絵画を観るときは空腹にしよう。 -
過去の読書会課題本。著者が晩年にパリで過ごした若き日の思い出を書き溜めていたものを、その死後、妻が中心となって編集・出版したというモノ。ヘミングウェイの人柄などが見え隠れする部分が多く、そこは面白く読めた。
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「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らす事ができたなら、その後の人生をどこですごそうと、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ」
という冒頭のエピグラフで有名なヘミングウェイの遺作。以前から気になる本であったのだが、品切れ状態となっていた。新訳で、文庫で出たので早速、読んでみる。
20年代のパリという伝説的な都市と伝説的な芸術家たち。そして、貧しくも、芸術を志す青年と新婚の夫婦の美しい愛。カフェ、レストラン、リゾートなどなどの風俗の記述。様々な芸術家達の姿の辛口の描写。
もう、絵に描いたような「修業時代の芸術家の貧しいけど、幸せな日々」の話である。そして、その美しい日々は、作家としての成功とともに、やってきた「リッチな連中」の侵入によって終わる。
「若くて幸せな日々」を描きながら、61才で自殺した作家の胸中には、どのような思いがよぎっていたのだろうか?
という作品の背景から必然的にやってくるセンチメンタリズムは抜きにしても、なんだか、とても切ない気持ちにさせる作品である。 -
ヘミングウェイがカラマーゾフの兄弟を読めなかったというのが書いてあって面白かった。ミッドナイトインパリをもう一回観たいな。
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お決まりぽいですが、『ミッドナイト・イン・パリ』繋がりで読んだら面白すぎて一気読み。ヘミングウェイが辛辣すぎて笑えて仕方ない。文学に真面目でひとを作品で判断するところとかどこかの誰かみたいで、可笑しかった。こういう男が好きだ。1920年代の狂騒の時代といわれたパリにたくさんの作家たちが集ったのは、アメリカがピューリタン色が強かったせいもあると思うけど、パリに行ったらなにかかわるのかもと思わせるものがあるのかも、昔も今も。短編集を読もう。