スタインベック短編集 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102101032

感想・レビュー・書評

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  • 菊/白いうずら/逃走/蛇/朝食/襲撃/鎧/自警団員/ジョン熊/殺人/聖処女カティ

  • 今年、一番の収穫と言ってもいいかも。
    後味が悪い話がなかったのが良かった。
    スタインベックの長編は読んでいないので、来年挑戦しようと思いました。

    サクッと読める短編集という形が気に入って、いろいろな作家の短編を読んでみたくなり、短編集の全集を古本屋で購入してしまいました。

  • 絶賛する名作というカテゴリーの本ではない。ただ、20世紀初頭のアメリカ文学のエッセンスを書き出した切り取ったという文学そのもの。
    アメリカ人という表現はなんか変だが確かに英国からのピューリタンが流れ着いて、インディアンを虐げて世界中からの流れ者が辿りつき作り上げたパッチワークの集団を呼ぶならその通り。
    「怒りの葡萄に」出てくる情感が随処に感じる。
    人間の内なるものが率直に表れ、一方社会的問題に立ち向かった時 本能ともいうべき自然な欲望が鎌首をもたげる。そのせめぎ合いを実に鋭い、生臭い、筆致で描いているなと。

  • 大人向けの乾いた文学
    今読むと結構厳しい内容が多い事に気付く

    1954年初版、もはや古典ですな。

  • 文学

  • どの作品も最初がとっつきにくい感じ。読み進めれば、あっという間に終わってしまうのだけど。
    まぁ、世の中色々な人間がいるよね、という印象しか残らなかった。

  • わたしには合うものと、合わないものがあったけど、
    まだまだ発展途中の近現代のアメリカを背景にいろんなストーリーが展開されます。

    人間くさいストーリーや、少しオカルトの混じったストーリや、さまざまな比喩や、暗喩や。
    各ストーリの骨子を読み取るには全然知識が足りないなと思ったので、またいつかいろいろ知識が増えたころに読みたい1冊。
    ただ分からないなりに、当時のアメリカの、砂っぽくて、汗臭くて、荒っぽくて、ザラザラした光景が五感を使って想像できるようなものばかりだった。まるで自分の口の中に砂が入っているんじゃないかって思うような。


    個人的には「熊のジョニー」が最後なんていったのか、それから死んじゃったのかどうなのかっていうところが気にかかっている。

  • いいね

  • 訳し方によるのか、少々読みにくくはある。五感に訴えかけるまざまざとした描写、ハッと気づかされる鋭い一文。良くも悪くも人間くさい。数話だけでも読む価値はある。

  • 「朝めし」が秀逸。

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