- Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102101100
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
重厚な物語。1920年代、銀行や地主に追い詰められた農民たちは、手にした作業員募集のチラシにすがり、カリフォルニアに25万人もの人々が大移動した。しかし、そこにも同じ社会構造・格差があった。絶望の中でも生き抜く家族の姿を描いている。
-
星2つか5つか迷って、星3つ。正直なところ、少しも面白くなかったが、これに感動できる人になりたい気持ちが捨てきれない。
プロレタリア文学ということで、勝手に労働争議の話だと思い込んでいたため、「いったいいつトムは労組を作るのか」いぶかりながら上巻を読み終わり、どうもそういう話ではないらしいと思った頃には物語も終盤だった。
出エジプトを下敷きにしているというし、元伝道師が人を救っているし、キリスト教の何かしらが主題なのだろうが、キリスト教に疎いのでさっぱり分からなかった。解説書を読んでから再挑戦したい。
作中のベーコンがおいしそうで、カリカリベーコンにはまってしまった。 -
前巻に続き、訳が気になるので途中拾い読みのみ。既に別訳で読んであるので、そちらからの感想になるが素晴らしい小説。その内容をかなり加味した星の数(偉そうに申し訳無い)。ただし、この訳がでは再読はなし。ハヤカワの方は、手元においておきたい1冊の一つ。
-
実際の社会問題がベースとなっているだけあって、登場人物のセリフや背景まで、ノンフィクションのようなリアリティを感じる
-
生きるということはとても厳しいということがよくわかる。そして権力はいつの時代も残酷だ。