可愛いエミリー (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (547ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113134

感想・レビュー・書評

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  • モンゴメリーは、書くことが本当に好きだったんだね~

  • 重い本のあとは、モンゴメリ。
    「赤毛のアン」と同じで、最初は読みにくいというか読む波に乗りづらいのだけど、頑張って読み進めていくとその世界に入ってしまう。
    通勤電車に乗りながら、気分はさわやかな草原で楽しく幸せに暮らしている子の気持ちになっているのは楽しい。

  • アニメとドラマ「アンボリーへの道」が話が違うので原作を読んでみようと図書館へ。赤毛のアンは嫌いだったので大丈夫かな?と思ったけどとりあえず読めた。ドラマが好きだったせいかも。文学的評価下せるほどの読解力ないんで以下下世話な感想。

    ディーンは存在がエロい。彼のシーンは読んでて恥ずかしかった。ドラマにあったローラ叔母さんの恋人との馴れ初めの話とか読みたかったけど載ってなくて残念。3部作だからね。仕方ないね。全体的に風景描写など美しいと感じたけど、もうお腹いっぱい。残りはいいや。ごめんなさい。

  • もう内容さえも忘れてた「可愛いエミリー」読みました。アンのほうが柔軟で目が外に向いてると思った。エミリーは生き辛い子だなと思うけどとても魅力的な子。

  • LMモンゴメリー作、村岡花子訳。プリンスエドワード島の少女エミリーは両親に先立たれ母方の実家マレー家の叔母エリザベスとローラ、ジミーに引き取られ、ニュームーンで暮らす事になる。作家を目指すエミリーの幼少期の話。
    アンシリーズほどはのめり込めませんでした。

  • 「赤毛のアン」より作者の面影が色濃いということで読んだ。

    やはりヒロインは孤児の10~12歳の少女。アンのように派手な底抜けに明るいのではないけれど、想像力にとみ詩や物語好き。古ノートにいつも何かを書きつけているその様子がほほえましく、作家のめばえがうかがえる。モンゴメリ自身がそうであったのだろうと。

    前半のエピソードは、「アン」のあのエピソードがこのエピソードと比較想像できて興味深く読める。だが「アン」のほうが構成の卓抜、人物表現の魅力、意外な展開で多くの人を惹きつけたのだなーと思うところもある。「エミリー」もフィクションだから事実をふくらまして書かれているが、こちらを素材と思わせる落ち着きがある。

    後半の章はとてもいい。想像することと書くことが好きな少女が、いかにして作家志望になっていくかということが、真摯に描いてあって感動する。

    26、27章は12歳の少女に36歳の男性の出会いはちょっと妖しいものを感じるが、(といってもモンゴメリたるゆえん牧歌的であるけど)文学好きの少女がはじめて文学的に手ごたえのある人に巡り会い心の成長をとげる。「エミリーはのぼる」「エミリーの求めるもの」に続くという余韻が残るのだから。

    そして28章からの「可愛いエミリー」という題名に似つかわしくない、あっと思う展開。

    ところどころの今はやりのファンタジー的要素、ミステリ要素もあって楽しませる。やっぱりつぼを心得ている、ルーシー・モード・モンゴメリ、ほほえましくかつまじめに読んだ。

  • いつものことながら読み応えのある本です。想像力たくましいエミリーが、父を亡くし、預けられたマレー家で過ごす日々を描いた物語。みんな噂が大好きで、狭い町の中で起きることは全て住人に筒抜け。エミリーは失敗して恥をかきながらも成長していきます。正直私の子供の頃と比べると何て達者にものを話すのかと思うほど、語彙に長けた少女だと思います。その想像力も少しわけてほしいくらい羨ましいです。

  • 村岡花子さんの功績は素晴らしいものだけど、タイトルセンスだけはもうちょっとどうにかならなかったのかと残念に思う。

  • 赤毛のアンで有名なモンゴメリの作品。
    小さなエミリーが少しずつ成長していくさまが微笑ましい。
    一見冷たいエリザベス伯母さんが、恐らく無自覚にエミリーを可愛がっているのが伝わってきて、早くお互いに気づくといいのになぁとウズウズしました。
    実は凄く優しいのがなんかいいなぁと。

  • 大変面白かったが、アンのが好きかな

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著者プロフィール

1874年カナダ、プリンス・エドワード島生まれ。1908年に最初の長篇小説『赤毛のアン』を出版。世界的ベストセラーとなる。オンタリオ州に移り住み、その地で数々の作品を執筆した。42年トロントにて逝去。

「2012年 『パットの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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