アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ〈6〉 (新潮文庫)

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制作 : Lucy Maud Montgomery  村岡 花子 
  • 新潮社 (2008年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113462

アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ〈6〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ギルバートと結婚したアンが、フォアウィングスの小さな夢の家で過ごす、新婚生活を描いた作品である。

    幸せいっぱいのアン。夢の家には幸せがあふれている。
    フォアウィングスでも、陽気で実に豊かな冒険譚を語るジム船長、男の悪口をいわせたら右に出るものはないミス・コーネリア、そして美しく悲哀にみちた女性レスリー。素敵な人々、美しく輝く景色に囲まれて、アンは蜜月を過ごす。

    ただ、驚いたのは幸せばかりではない、ということ。
    アンがあんなにも悲嘆に暮れ、嘆き悲しんだことがあっただろうか。幸せに満ちたアンシリーズで、最大の悲しい出来事であったに違いない。

    ここから先はネタバレです。

    そう、ジョイの死。
    まさか、あんなにも幸せに満ちたアンの赤ちゃんが亡くなるなんてストーリーがありうるのかと。ある意味、なんてリアリティのあることか。

    あとは、レスリー。
    ちょっとわかる。幸せなアン夫婦には近づいては傷つくだけとわかっていても…寂しいのだ。でも、羨んでしまう。そりゃそうだろうなあ。でも、かといって見捨てることもできない…。アンとの友情は悲しみや切なさをともなった、今までと少し異なる大人の友情といったところ。


    夢の家を離れる。これもちょっと現実的。
    アンは嘆くけれど、でも、案外すんなりとギルバートに従う。意外と現実的。ちょっとこれも驚き。
    なんだか、アンも大人になっているんだな、と。


    夢の家は甘くて、でも切なくて。
    今読んでみて良かったと思う作品でした。

  • 読み始め…16.10.12
    読み終わり…16.10.20

    赤毛のアンシリーズも6作目になりました。

    ギルバートと結婚したアンはアヴォンリーのグリン・ゲイブルズを離れ、フォア・ウインズという港のある海辺の街で医師の仕事をするギルバートとともに新婚生活を始めます。

    新しく住まうことになる古い小さな白い家。着いた駅から家に向かうまでの道中の風景や出会う人、アンの目に初めて触れたものや見えたものに対して想像と期待を膨らませる光景は、アンが初めてグリンゲイブルズにやってきたその時となんの変わりもないいつもながらのアンであることに嬉しくなり、いつまでもこんなふうに少女のようであって欲しいと願いつつ、この時のアンよりもずっと年上である自分も、いくつになってもアンのようにありたいと心くすぐられる想いがしました。

    そしてここでも神秘的かつ、とても感動的な
    いくつもの新しい出会いが待ち受けていて....

    ミス・コーネリアス
    レスリー・ムーア
    ジム船長
    そしてジェム坊や。。

    アンは小さな子の面倒をみたり
    世話をやいたりすることが得意で
    とても頼もしいのですけれど
    年配のご婦人とすぐにうちとけてしまえるのも
    天性の持ち主といえますね。

    レスリー・ムーアとのちょっとした
    心のすれ違いに心を痛めるアン。。

    ジム船長のお話はひとつひとつの言葉全部が
    心に響きます。生活手帳読んでみたい...。

    これまでのアンシリーズの中で
    いちばん印象的な章かもしれません。
    第一章で初めてアヴォンリーの村へと向かう
    きらきらとしたアンとも重なります。

    そして改めて、これは人間模様を描く
    ルーシー・モンド・モンゴメリの作風
    そのものに大きな魅力があると感じます。
    読めば読むほどに。

  • 京都女子大学図書館での請求番号は、「081/Sh612/Mo-4-6」です。

    「赤毛のアン」シリーズの5作目で、主人公アン・シャーリーの結婚後の話です。自然の描写がとても綺麗です。

  • アンとギルバートの『夢の家』でおくる新婚生活の話。
    正直アンが誰からも愛される完璧な人になってしまって、自分にはすっかり遠い存在になってしまったと思った。
    つらい過去を背負ったばかりに周りに壁を作らずにはいられないレスリーの方がよっぽど共感を覚える。
    序盤の結婚式のシーンはとてもよかったが、もう少し送り出すマリラを描いてほしかった・・・何年もアンを見守ってきたからこそ、さみしさや思うところがたくさんあったと思うから。
    ジム船長のあたたかみのある人柄にはとても癒される。

  • 1917年 カナダ

    んー・・・特にこれといって不満な無いんだけれど
    アンが立派に大人になってしまい
    どちらかと言うとアンの周囲の人に視点が中心になってしまったのが
    少し寂しいかも。

  • アンが結婚し、グリーンゲイブルスを離れてギルバートとフォアウィンズへお引越しをし、新たな人々と生活を始める話。ジム船長が可愛いです。話し始めると止まらず、どれを聞いてもきっと飽きない話なんだろうと想像できますし、コーネリアとの言葉の応酬も楽しいです。ジム船長がもっと若かったらこの二人が幸せになるのもありではと思えるほどです。近所に暮らすレスリーはこの上ない悲劇を背負って生きていて早く幸せにならないかと願わずにはいられないです。最終的にうふふな展開に進み、うるっときました。ジム船長も幸せな最後で、でもさみしいですね。コーネリアもきっとさみしがりますねきっと。次は大きな家にまた引越しをしますが、また変化が起こるのか気になります。

  • ギルバートとの新婚時代のアン。悲しいことがあって、アンはどうなったろう。文章も少し線が細くなったかも。でもロマンチックなのは変わらない。

  • アンとギルバートが結婚し、灯台近くに住む。

  • 子供の頃、母が全巻を買ってくれました。何度も読み返した大好きな本です。

  • アンの中でこの本が一番好き。何度も読みかえしてる。

  • アンとギルバートが出逢って幾年月。反目し合った幼少期、お互いを意識した少年少女期、そして愛とロマンスを育んだ青年期を経て、ギルバートの片思いは実り、アンはバラ色で甘美で祝福された幸福に包まれる。

    冒頭からの蜜のように甘く溢れんばかりに幸せなアンに、自身の新婚の頃を重ね合わせつつも、この調子で全編450頁が綴られたなら…と眩暈を起こしそうになった。しかしジム船長とこれまでになく悲劇を纏ったレスリーの登場により物語は一変し、これまでの作品に倣うアン劇場へと変貌する。
    これまでにない程に深いレスリーの不幸な境遇と苦しみに、終盤の100ページ余りでどのように解決するのだろうと心配になると、余りに呆気ない決着に呆然とするが、よくよく読んでみると随所に伏線があり、余りに時間をかけて読み過ぎた自身に反省した。

    新しい住家への道すがら白黒のシミの様に記憶の隅に残す美少女の登場のさせ方や、まったくアンと対照的なレスリーの境遇の設定、冒頭の甘美な新婚生活すらレスリーの不遇を際立たせる伏線にしているなど、前5冊のアンシリーズにない完成度の高さを感じた。

  • ジム船長いいね、こういう年配の人が近所に欲しいな。
    どこいってもリンドおばさんみたいな人がいるんだね(笑)
    コーネリアさんとか。
    ムーアの件には驚いた、こんな結末になるとは!
    また次作を読むのが楽しみー

  • 9784102113462  447p 2008・3・20 

  • ギルバードと結婚し、小さな新居で幸せに暮らすアンの物語。
    不幸な人生を送るレスリーにも幸せをもたらすアンはまさに天使のようです。
    アン自身も最初の赤ん坊が死産で大きな傷を負いますが、暖かい友人たちに囲まれ、また、新しい命を授かり、これからも幸せに暮らしていくんだな~と思うと自分自身も幸せな気分になれます(*´ω`*)

  • アンが、お母さんになるなんて!!
    あの小さなアンが、という感じです。
    しかも、アンはどこにいっても素敵な仲間に巡りあえて本当にうらやましい。でもそれはきっとアンが素晴らしい人間だからでしようね。

  • アンの幸せと悲しみがたくさん詰まった1冊で、夢の家という表題に合っていたように思います。それにしてもギルバート!大きな決断がレスリーといろんな人の人生を変えました。医学ってすごい。

  • アン&ギル新婚・新居時代♪

  • アンの結婚生活。
    たまに子どもの頃の想像力豊かなアンが懐かしくなったりもするけれど、今のアンは深みがましてますます魅力的。

  • アンブックスで一番のお気に入りです。

  • あたしも大きい家より、小さい家に住むほうが好きです。

    ジム船長に泣きました。


    気がついたらお手伝いさんがいた・・・笑


    つらいこと、障壁を乗り越えて
    ますます素敵な女性になっていきます。

    新婚生活いいなぁーー

  • ジム船長だいすき。アンの次にユナが、ユナのつぎにジム船長がすき。

  • ようやくギルバートと結婚し、海辺の夢の家で暮らすアン
    セントメアリーの住民たちとの交流
    そして子供の誕生まで

  • 新天地に移り住んでも、魅力的な登場人物が満載。
    私は特にレスリーが好きです。
    大人になっても、子供の頃のアンの魅力は健在。

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