炉辺荘(イングルサイド)のアン―赤毛のアン・シリーズ〈7〉 (新潮文庫)

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制作 : Lucy Maud Montgomery  村岡 花子 
  • 新潮社 (2008年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (578ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113479

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炉辺荘(イングルサイド)のアン―赤毛のアン・シリーズ〈7〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 読み始め…17.2.18
    読み終わり…17.2.20

    赤毛のアンシリーズ7作目です。

    前作で愛の住まいだった
    小さな白い家と称する夢の家を離れ
    アン一家は炉辺荘(イングルサイド)へと
    引っ越しをします。

    時は流れてすでにアンは双子を含む
    5人の子宝に恵まれているのですが
    ここでまた新たに一人の可愛い天使が
    誕生します。

    7章ではその子供たちの成長の様子と
    新しい住まい炉辺荘(イングルサイド)周辺の
    住人たちとの交流がアンの深い愛情とともに
    描かれています。

    中でもアンの子供たちの愛おしさは格別でした。
    まるで母親アンの生き写しではないかと
    見紛うほど空想好きで、良きことも
    良からぬことに対しても
    幼子たちの心の眼差しは真剣そのもの。
    失敗したことや怖いめ悲しいめにあったことに
    どうにもならないほど
    悲しい気持ちになってしまった我が子に
    アンは優しく寄り添い諭します。

    この子供たち一人一人の心情を綴った
    ストーリーを読んでいると
    生き写しのようにアンそのもの...という
    イメージが沸くなかでふと思い起こされたのが
    この子供たちの物語は母親であるアン自身が
    綴っているのではないかしらという私の想像でした。

    あぁ...アンは子供たち一人一人のことを
    愛おしく思いながら、きっと日記でも書くように
    私たちに語り掛けてくれているに違いない...。
    そんな思いを想像すると、それからはもう
    そうとしか考えられなくて、ということは
    この物語を描いているモンゴメリ自身が
    アンになりきっているのね! という
    思いにも辿り着き
    だからこの7章の物語の中には
    アンはそれほど登場しないようでありながらも
    しっかりと確かなアンの息遣いを感じる
    ことができるのだなということにも
    確信が持てました。
    私の中にはこの物語を熱心に執筆している
    アンの姿が広がります。

    「この子たちに
    どんな人生が待っているのでしょうね」
    というアンの語り掛けに

    「少なくとも二人がそれぞれ、
    自分たちの母親の旦那様のような
    立派な夫を持つようにと願い、
    かつ信じることだね」と言い放つ
    ギルバートの心憎い一言に、この二人と一家の
    愛情の微笑ましさが伺われるような気がしました。いいね!

  • イングルサイドまで来てようやく、わたしは アンがすきなんだな 、、と。子供たちのお話は どれもかわいらしくて 愛おしいけれど 生き生きと 自然を愛して 空想を楽しんでいるアンが懐かしくなってきた。アンもギルバートも すっかり落ち着いて大人になってしまったんだ 、って嬉しい反面さみしかったり。と、思ったら 最後の最後 ! 泣いてしまいました(笑)いつまでも ほっこり すてきな夫婦でいてほしいな 。

  • 主婦のおしゃべりが異常に退屈だった。田舎暮らしの醍醐味のような書かれ方だけど、これが本当だったら田舎暮らしなんて到底できないなぁと思った。

  • 母親のアン。アンから子供たちに主役はうつってます。自分の子供時代を思い出します。あんまり遠慮しなかったり、別な面では遠慮したり、いろいろだったな。

  • 子供の頃、母が全巻を買ってくれました。何度も読み返した大好きな本です。

  • 570ページとボリュームもあるが、なかなか読み進めることができず2ヶ月程かけて読了。
    墓地を駆け抜けたり、友人に騙されたりと子供たちのハプニングはとても生き生きとして可愛らしく、100ページあったとしてもすぐに読めてしまいそうだが、主婦たちの井戸端会議や噂話は、リアリティーもなく退屈で、数ページでも苦痛に感じた。
    夢を見る快活な少女の物語が、モンゴメリーの真骨頂だと再認識した。

  • 住まいは炉辺荘に移り6人の母親となったアン、の話かと思いきや、アンはほとんど出てこない。『父と母(ギルバートとアン)は馬車で出かけてしまった』という表記で終わることすらあるくらいだ。アンが主体の話は最初と最後そして中ほどに1篇くらいで、あとはほとんど子供たちの話だ。いろんな人が入れ代わり立ち代わり出てきて、前巻のレスリーやジム船長のように物語の大きな主軸となる人がいないので、自分には少々間延びして感じられた。また多く出てくる噂話の類は非常に退屈だった。

    アンはもう落ち着きのある良識を備えたブライス夫人になってしまったことに一抹のさみしさを感じる。結局自分は『赤毛のアンシリーズ』と名のついた話の主人公にアン・シャーリーを求めていたのだということに読後わかった。この点に最初から気がついていたら、もう少し楽しめたかもしれない。

  • アンのストーリーが読みたいのに、子供たちの話ばかり。

  • 主人公は、アンというよりも子供たち。小さな心かホッコリあったまるエピソードがいっぱいで思わず微笑んでしまう!でも、アンのヤキモチが一番可愛い!!

  • 何と色彩に溢れた日々なんでしょう。ずっと恋人同士のような感じで続いていくのかと思わせて、でも今までと違うお互いにとまどって倦怠期?を感じるアンなど時の流れを普通に盛り込む、無いようであり得る生活が色あせない魅力でしょうか。

  • 第2の屋敷で大家族のアン♪

  • 赤毛のアンは読んだことはあっても、ここまで読み進める人は1巻目に比べて大分少なくなるのではないのでしょうか。
    最後、アンとギルバートの関係がとても心配になりましたが、杞憂に終わり良かったです。
    いつまでもユーモアの精神を持つのは大事なことなのですね。

  • グリンゲイブルスから始まってアンの家にはいつも"住みたい!"と思わされるなぁ(*v.v)

  • 新婚当時の夢の家からイングルサイドへ引っ越ししたアンは6人の子供を持つ主婦
    ギルバートは優秀な医者で、文句のない家庭になっている

  • アンの子供のエピソードも交えた、大家族になったブライス家のお話。
    色々な人の話で散漫な印象もありますが、面白かったです。
    一番好きなのは最後のアンとギルバートのエピソード。
    子供だったアンがここまでに…と、灌漑にふけりつつ読みました。

  • ≪内容覚書≫
    夢の家での新婚生活時代から、
    炉辺荘に移り、子育てに忙しいアンが描かれる一冊。
    中心は、すでにアンより子供たち。
    良き妻として、母としてのアンに出会える。

    ≪感想≫
    6人の子持ち!
    しかもギルバートは医者として信頼を得ている様子。
    理想的な幸福像。
    とは言え、6人も子供がいれば、入れ替わり立ち替わり、
    小さな事件が起こる起こる。
    さすが、アンさんのお子さんたち!と思わず笑ってしまう。

    最後の方で、嫉妬するアンに喜ぶギルバートに、
    前巻に続き、やはりにやけてしまう一冊。

  • アンはすっかり普通のお母さんになっちゃってつまんないけれど、子どもたちの勘違いとか可愛らしくてほほえましいエピソード満載で楽しめます。最後はアンの勘違いも。ったく何だかなぁっ…ていうハッピーエンド。

  • アンの最後の家。ここに住みたい。台所でスーザンの作るパイをつまみぐいしたい。
    炉辺荘という訳はもうちょっとステキにならないものかしら。

  • 赤毛のアンも、いよいよ、私と同じ年代になりました。育児経験で言うと、私の方が負けてますけど・・・。
    アンとギルバートは、「夢の家」から「炉辺荘」に移り、なんと6人の子持ちになっています。子どもたちは大切に育てられているのですが、それぞれ、周囲の性悪の子たちと事件を起こし、それを乗り越えて、成長していっているようです。
    子どもたちの事件を見るたびに、アン自身が子どもの頃は、驚くほど周囲に恵まれ、すくすくと育っていったのに、と不思議な気分。筆者自身の成長が、子どもの描き方に変化を与えたのかな、と思ったりしました。ともあれ、子育てに事件や心配はつきものなのだと、改めて勉強になりました。
    あとは、最後のギルバートが昔の恋人と再会する話とその後日談。育児中の自分の女性としての魅力ってどうなんだろう、ということについては、考えさせられました。嫉妬するアンも、傍目にはかわいいと思うのですけどね。

  • 6人の子供の母となり、忙しい医師ギルバートを支え、大きな炉辺荘を女中のスーザンと共に切り盛りするアン。ここでは主役はアンの子供たちだ。様々な冒険や悩み事を乗り越え成長していく子供たちを見守るアンとギルバート。ちょっと不思議なのは5番目のシャーリーのエピソードが全くないこと。だからこの子のキャラクターが伝わってこない。この巻ではアンの意外な一面がうかがえる。けっこうカカア殿下ではないか?6人の子供たち全員に自分の実家にちなんだ名前をつけ、ブライス家よりクスバート家のほうを優先しているような気が・・・ギルバートはそんなアンにひたすら尽くす。そしてそんな夫に対して「近頃夫の態度が物足りないわ」なんて不満も抱くが、結局ギルバートが自分に対してどれだけ愛情を注いでいるかに気がつき一件落着。ラスト、美人独身キャリアウーマンとの対決でアンは「子供がいなくておかわいそうに。うちは大家族だわ」と勝ち誇ったようにつぶやく。「勝ち誇ったように」です。まるで一頃はやった勝ち組、負け組みたい。このキャリアウーマンは子供がいないことを指摘されてひるむのだ。ホントは辛いに違いない。アンにもちょっと小意地の悪いところがあるの発見して、完全無欠の優等生より人間味があってリアリティを感じた。

  • 2010.4
    高校生の時に読んだときはピンとこなかったけれど、今読むととても面白い。でも「アン」が少し遠くへ行ってしまったような寂しさも。

  • ここまで来ると、アンよりも子供たちの細かい話の方が多くなります。最後はこれで終わり、ってかんじの終わり方でしたね。今までは、次の巻へつながる感じの終わり方だったのですが。

  • 医師のギルバートをささえるアンの生活を描く。前半は夫のおばとの暮らしが書かれる。こうした「何でもつまらなく」してしまう人というのはどこにでもいるものである。日本のホームドラマでもよくある嫁姑の関係である。だが、こうしたままならぬ人間関係に直面しても、ノイローゼにもならず、アンは柔軟な心を失わない。なかなか実際にはむずかしいことであろう。現代では下手をすればDVに発展しかねない。後半は6人の子供達の起こす事件が巧みに描写されている。子供のいだく恐れや、友だちからの嫉妬などは、子供の心理をよく捉えている。また、子供を育てるアンの「母としての智慧」には学ぶべき点が多い。最後に、結婚生活の倦怠期に陥りそうになりますが、ギルバートとアンの愛情は復活します。この過程で、大学時代のギルバートの恋人、クリスティンが介在してくるのは面白い点です。家政婦のスーザンもなかなかいい味をだしており、また、すでに婚約している恋人どうしをアンが仲介しようとする骨折りの話もユーモラスです。家庭生活をしっかり画いており、なかなか考えさせられる本です。

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