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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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結局のところ、三十歳で死のうが七十歳で死のうが、大した違いはない。
― 115ページ -
死刑執行より重大なものはない。ある意味では、それは人間にとって真に意味ある唯一のことなのだ。
― 111ページ -
人間はどんなことにも慣れてしまうものなのだ
― 80ページ
みんなの感想・レビュー・書評
おもしろかった。特に第二部。世の不条理さを謳った本らしいけどそのへんはよくわからなかった。むしろ主人公のある種の潔癖さが眩しく感じた。
「正義」とか「正しさ」とか、 社会や大衆、あるいは国や裁判所が判断をするそれは、 個別的な感情へ踏み込むことをせず、 結局一般論、表面的なものでしかないということが多い。 その代表例として描かれているのが、 「母の死に際して涙を見せず、翌日に女と海水浴に行ったムルソーは非情で冷酷な人間だ」という、検事そして傍聴人の視線だと思う。 いやいや、いくらなんでも判事や陪審員はもっと深い... 続きを読む »
この時代の作品は俺を最も昂らせる。
これほどまで洗練された作品は現代にはない。
世界にとって「そうあるべき」ことを押し付けられ、そこから外れた者は異端として扱われ排斥される。
悲嘆や憤慨、諦念、共感、世界、本質、意味、短い文章に感ぜられることは多い。
ムルソーは母の死に涙を流さなかった。彼は刹那的な人生を生きていて、やがてアラブ人を殺してしまうが、母の死に涙を流さなかったことで、冷酷非情な人間として死刑を宣告されてしまう……という話。太陽が眩しかったから人を殺した、という展開が超有名だと思う。 一般的には「不条理」と解されるけれども、ムルソー本人は「必然」を感じている作品なだけに、そういう解釈は正しいのかなぁ? と疑問だったりする。 ... 続きを読む »
【あらすじ】母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
ムルソーは、嘘をつかない、物事を客観視できる、悟りを開いた人のように執着せずに今を生きる、究極な人のよう。
嘘をつかない、とは、社会的に多少の演技すらしない、ということ。
今を生きる、という事は、自分の置かれるどんな状況をも無条件で受け入れ、その出来る範囲で楽しみをみつけつつ過ごしていく、ということ。
一歩間違えば、誰だってこのような扱いを受ける可能性があるだろう。とても怖くなった。社会がその気になれば、人を狂人扱いして、排除出来るんだろうなぁ。未だにそのような事件はあるように感じる。
昨日寝る前に読んでしまった。お陰ですっきり眠れなかたし、今朝もこうしてこの本の事を考えてしまう。短い本だが、色々な事を考えさせられるいい本だと思う。
【世界の優しい無関心を前にして】 「人は、つねに相手のことを考えているわけではなくとも、きれぎれの感情に抽象的統一を与えて、それを「愛」と呼ぶ。ムルソーの場合、このような意味付けをいっさい認めない。」という解説の文章が印象深い。 主人公のムルソーが「世界の優しい無関心」と呼んだのは、具体的な自分の生や情が自分にとっては特別なものであるのに、社会的にはあまりにも無価値だということを示唆している。ム... 続きを読む »
感想*寝る前に読むもんじゃないと聞いたので寝る前に読んでみた(笑)確かに悶々!たとえばお葬式に行ったときに、故人とそこまで親しくなかったとしても場の雰囲気で泣くのはなんか違うやん!て思うけど、非人道的と思われないよう社会に演技をする人って多くて、全く顔にださない人を社会は不気味に思う。後者を通すと世間から「異邦人」として隔離されるのねー。無感動に思われることのつらさ!正直な自由人の生きにくさ!
和訳で、原文で、何度読み返したことか。また和訳を読み返した。
やっぱりいつも愛憎半ばする。前半はいつも共感。後半はいつも嫌悪感。
前半で終わってくれていたらどれだけよかったか。
自分が日本人であることを苦々しくも痛感させられる本。だからかえって、何度も読み返してしまう。
少し読みにくくて第一部はつっかえながらなんとか読んだ感じがする。芸術的な作品はちょっと苦手かもしれない。
ムルソーが逮捕された後の第二部は、がらっと雰囲気が変わって読みやすい。掴みどころのなかった主人公の人生観が見えてくる。
死刑執行の時が近づくのを恐れながら、真理のために死ぬことを承諾する。このあたりが哲学的すぎて難しいのだが、どう考えればいいんだろうか。
死こそ人間にとって最も重要な真実であるということは間違いないと思うが。
BOOK・OFFで百円だったことと受験勉強中に文化史で出てきたことを覚えていたので買って読んだ
思ったほど激しい感じではなく最初は退屈だと感じた
しかし独特の短文は重なっていくうちに所々脈絡がまったくなくなったり
接続詞がおかしかったりして
いつのまにか自分も不条理の思考に巻き込まれている感じ
裁判の始まる第二部までくると独特のテンポに慣れたこともありかなり熱中して読んだ
すべてを諦観している主人公の悲劇。
主人公が本当にいそうなほどリアルだと思う。
読み終わるのに時間もかからず、さらさらと読める。
次はペストかな
意外だった。人を殺して「太陽が眩しかったから」と答えるムルソーが有名だからどんな激しい狂人の物語だろうと少し期待していたのに、終始淡々と進む。
そして不条理をあまり感じなかった。
例えば今日私の母親が死んだとして、葬儀の翌日海水浴に行かない理由がどこにあるだろう。
尊属殺重罰を言う検事や信仰を強いる司祭の方が今の時代から見ると不条理なわけで。
淡々と進むのに、最後の司祭にまくしたてる場面は圧巻だった。
そして正直そこに表れる思考を理解できなかった。
ちゃんと実存主義やサルトルのことを勉強してから読めばよかったと後悔……でもまず本に当たることが大事。興味抱くきっかけになったし、よかった^^

高校生のときに読んで好きだった、原体験みたいな小説





