絹の瞳 (新潮文庫 サ 2-16)

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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102118160

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  • 原題:Des yeux de soie
    (1975年)
    — 目次 —
    絹の瞳
    ジゴロ
    横たわった男
    未知の女
    五つのうわの空
    ジェントルマンの樹
    ある夜の外出
    歌姫
    スノッブな死
    釣りあそび
    縄底靴をはいた死
    左の瞼
    犬の一夜
    ローマの別れ
    かどのキャフェ
    七時の注射
    イタリヤの空
    陽はまた沈む
    孤独の池

  • 第二次世界大戦中生まれの母が憧れたフランスがここにある。サガンの描く世界は人間中心でとても現実的。短編集なので文体は少し古いが読みやすい。

  • サガンの16作めは短編集。

  • フランスの作家、サガンの短編集。
    テーマは、全ての話に当てはまるわけではありませんが、多くは「大人の恋愛」と言った所でしょうか。
    一つ一つの物語でそれぞれ複雑で繊細な人間関係が描かれていて、必ずしもスッキリと終わらないその余韻がまた良いです。
    これだけ短い文章の中に、登場人物の生きてきた人生や時間の厚みを感じさせる描写は本当にすごいと思います。
    詩的で繊細な文章、好きです。

  • サガンの短編集。
    フランスらしさで埋め尽くされている。

  • 表題作「絹の瞳」をはじめ、非常に美しい表現が数多くみられる。

    また、女性のアンニュイさがエロティシズムを醸し出しており、官能的。

    全体を通して随所にユーモア溢れる文章が散りばめられており、純文学だと考えられるが無理せず楽しみながら読むことができる。

    個人的に非常に好き。

  • 「五つの上の空」に心を揺さぶられた。

    あんな生き方がしたい。

  • 母蔵書。

  • (1995.01.14読了)(拝借)

  • サガンの短編集。

    サガンの小説は恥ずかしながら初見。

    う~ん、今の私にはまだ早かったか。

    男と女の丁寧な心のあやを綴ってはいるんだろうが・・・。

    もちろん感情移入はできないが、文学としての評価も今の私にはまだ出来そうにない作品。


    それでも「五つのうわの空」「ある夜の外出」はよかった。

    また読み直そうと思う。しばらくたったら。

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著者プロフィール

1935‐2004。フランス、カジャルク生れ。19歳の夏、デビュー小説『悲しみよこんにちは』が批評家賞を受け、一躍時代の寵児となる。『ブラームスはお好き』『夏に抱かれて』等、話題作を次々に発表した。

「2021年 『打ちのめされた心は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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