青い麦 改版 (新潮文庫 コ 4-1)

  • 新潮社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102123010

感想・レビュー・書評

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  • とにかく青い。何もかもが。
    そこが眩しく美しい。

  • いつもサガンの本の隣に置いてあり、気になっていたので読んでみた。
    15才の少女と16才の少年の南仏ブルターニュ地方における恋物語。
    サガンを彷彿とさせるが、訳のせいか、やたら読みづらい…。題名はなかなかうまいと思ったけど。

  • 思春期である二人の大人になりきれず、子どもにもなりきれない複雑さを描く。
    大人が馬鹿にするようなことだって当人たちにはとても深刻なこと。
    無邪気さと大人びた様子の変化にはっとする。

  • 20130112

  • 16歳と15歳! 幼なじみの少年少女! ブルターニュ夏の海! とまあ、ズドンとくる直球な青春物語。この夏、俺はキメるぜ! とばかりにヴァンカへの恋心を募らせるも、年上マダムへの肉欲に勝てず悶々とするフィリップには「お、兄さん青春してるね」と言いたい気分になり、すべてお見通しでどうにもならない嫉妬を抱きながらも想いを貫くヴァンカには「なんて強いコなの、大人だね」と思ったりなどつい、おばちゃん目線になりました。こうでもしなければ瑞々しさがまぶしくて。常日頃「リア充爆発しろ!」と口走る人には勧められないお話。

  • 10代の、恋に目覚め始めてきた頃の子供達のお話です。
    正直言って、今の私には昔のこと過ぎて共感できないけど、初々しさを感じることができます。

  • 中学時代を象徴する一冊。中学生諸君に読んで欲しいなぁ。なんでか知らんけど。

  • 話は青春恋愛小説の王道・・・といったところでしょうか。

    思春期らしい葛藤と成長していく過程は読んでいてとても共感できました。


    しかし、どうにも訳が苦手です。正直言って読みづらい・・・
    言い回しも古い印象で、読点の使い方等に違和感を感じました。

    内容自体はよかったと思うのですが、それらの点で星3つの評価にしました。
    他の翻訳者の「青い麦」も読んでみたいと思いました。

  • 体と心の歩みに揺れる青春期の恋を詩的に描いた小説。
    幼馴染が日々加える美しさと変わらぬ健やかな振る舞いに、驚きとやさしさと意地悪な気持ちが錯綜する16歳の少年が主人公。

    彼女は僕のものだ。と高まるばかりの所有欲と年齢との隔たりにもどかしさを覚える一方で、彼女は無垢であって欲しいと願う矛盾を抱える点に懐かしさを感じました。恋人を頭の中で神格化してしまいがちな。

    物語は、心のスキマお埋めしますとばかりにマダムが快楽へと導き、恋人との関係が変化していきます。
    思うよりずっと女性は現実的で逞しいですね。

  • 1153夜

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