- Amazon.co.jp ・本 (660ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102130254
感想・レビュー・書評
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こんな小さいけど、素敵な作品があるんだな、と何だか幸せな気持ちになりました。
私は"Lデパードとアリエット愛の物語"が、一番好きです。
お父さんも亡くなったぢろうに、会いに行けばいいのにー、とか思うけど、そういう問題では無いんだろうな。
愛の凄さでしょうか。
私には無理だな。
何とも言えない、切なくて温かい気持ちになりました。 -
人間の本性に対する心理描写だけで面白く読めてしまいます。ストーリーテラーたるモームの技巧ここでも発揮。翻訳は、精細な原文分析による達意の名文を味読できる中野好夫さんが好みですが、工夫を凝らした中庸が達成されており、シンプルで読みやすい。
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モームの「自伝的」長編,ということらしい.
青年期の主人公の心の迷い,移り気と持続力のなさ,女性との関係,過去の自分を振返ったときの恥ずかしさ,親代わりに育ててくれた叔父・叔母へ横柄な態度など,読んでいるこちらが身につまされて恥ずかしくなる.
下巻に続く. -
古典小説なのに、
まるで現代の話のように感じる作品というのがたまにあって、
これはまさしくそんな小説
現代に置き換えて場面を想像することができるから
とても読みやすい
とりたてて何かが起こる小説ではないのに
不思議と惹き込まれる
地味なのに魅力的。
イギリス文学らしいということかな?
小説を読むということは必ずしも刺激だけを求めるわけではないのだ。 -
人生の書にしたい。
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久しぶりに、自分が物語に入っている感じになった、主人公とそこまで共通点があるわけでは無いのに。