アクロイド殺人事件 (新潮文庫)

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著者 : クリスティ
制作 : 中村 能三 
  • 新潮社 (1958年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102135013

アクロイド殺人事件 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 名高きアガサ・クリスティの最高傑作。小学生の時に学校図書室で友達と競うようにホームズ物に親しんでいたため、その衝撃度も大きかった。わかるでしょ?(笑)ページをめくってその文字を読んだ時、しばらく思考力が停止し、おそらく何度もその文字を繰り返して見ていたと思う。(笑)
    本作品は比較的ミステリに擦れていない若年期に読むべし!
    クリスティを世界的に有名にしたトリックもさることながら、人物描写とその機微、情感などが秀逸であり、その中でのポワロの立ち位置も面白い。仮に違う結末であったとしても、普通のポワロ物として佳作になったと思われる。そうしたことが本品を名作とする所以である。

  • 完全にだまされた。確かに一度しか使えない手法だね。
    記憶を消してまた最初から読みたい。

  • 賛否両論あるという、この作品。私はまんまと騙された。

  • ポワロもの。クリスティの作品のいいところは、読者が推理をするにあたってさしあたり必要となる手がかりが、物語の中でほぼすべて(100%とは言いませんが)、描かれていること。このあたり、犯人が登場人物一覧に載っていなかったり、終盤になって突然、物語の中に登場したりする「後出しジャンケン」感のあるドイルのホームズものとはちょっと違います(とは言え、ホームズものはそれはそれとして推理小説として非常に面白いのですが)。

    その例に漏れず、この作品の犯人もしっかりと登場人物一覧の中に名を連ねています。丁寧に読み進め、時々出されるヒントを回収していけば、犯人に辿り着くのは難しくないはず。少なくとも、名前のスペルやニックネーム、当時のイギリスの法律を知らないとトリックや犯人の動機が読み取れない他のポワロものよりは易しいはずです。

    解説にも書かれていますが、この作品のトリックは「作中の犯人が作中の探偵を欺こうとする」ものではなく、「作品の著者が作品の読者を欺こうとする」もので、当時は画期的なアイデアだったのだと思います。そこを踏まえて読むと、より面白く読み進めることができます。

  • 推理小説は普段あまり読まないのだけど、レビューに心惹かれて読むことが時々ある。本作もその一冊。でも、毎回結果は同じで、冒頭と最後だけしっかり読んで中盤はどうも回りくどく感じてさらさらと流すように読んで終わりにしてしまう。うーん。探偵小説の面白さがいまひとつわからない…

  • ポワロが犯人を追い詰めていく様子や、数々の小さな謎を次々に解き明かしていく部分が非常に面白かったです。計算しつくされた描写に見事に騙されてしまいました。翻訳の文ももちろん美しかったのですが、やはりこのような海外の名作を英語で読めるようになりたいという思いが強くなりました。

  • 対して魅力的な人物といないが一気に読める。

  • 何がすごいって、自分が今まで一切のネタバレとかに触れてこなかったことだと思う。

    犯人は予想通りで、多分現代のミステリを読んでる人なら分かるんじゃないかとは思う。
    解説にもあるけど、これの凄いところはコロンブスの卵であるところだろう。
    しかも「こういうパターンの作品書きましたよ」ではなく、普通に面白い(あまりに無礼な物言いだが)。

  • 最初に読んだときの衝撃は色褪せない。
    これでクリスティの凄さを知った。

    ミステリー初心者に勧めるなら、この一冊を選ぶ。

  • 名探偵ポワロのシリーズの一つです。
    とても面白く、ラストに衝撃がはしる作品です。素直に読む人ほど、作者に騙されるかもしれません。

    福岡女子短期大学:はる

  • 再読?読んだと思っていたが、読み始めても思い出さず。
    背表紙見て読んだ気になっていたか?な状態でしたが、序盤で犯人が解ってしまった。
    それでも、内容は思い出さないしトリックも解らないんだけど、読みすすめると確信に変わる。何気ない伏線に引っ掛かってしまった感じ。

    ポワロは魅力的だと思うが何故か好きじゃない。シリーズも次々といかない。勿体ぶってたり上から目線は、ホームズとそう変わらないのに、と不思議。
    キャラとしてのポワロの問題か、クリスティが苦手なのか。
    面白いんだけど、面白くない。うまく言えないけど。

  • 財産家アクロイドが刺殺され、それを解決するために探偵のポワロが、事件当時の正確な情報を集めていく。
    その過程が描かれていくため、スリルはないけれど、構成は流石だと思いました。

    中盤から終盤にかけて本書の”書き手”が明らかにされ、終盤に犯人が明らかになり、最後に真相が語られる。そして、文章中にしっかりと書きこまれていた犯人を見つけるための手がかり。

    斬新なアイデアに、すべてが計算されて書かれている感を強く受けた作品です。

  • あまりにも有名なアガサ・クリスティのミステリ小説。

    ファラーズ夫人が謎の自殺を遂げた翌日に、財産家のロジャー・アクロイドが刺殺される。ロジャーの姪フロラは、疑いのかかった婚約者の無実を証明する為、村に引っ越してきていたポアロに助けを求める。

    フロラの依頼を引き受けたポアロは、医師のジェイムズ・シェパードと共に、事件の真相解明へ向け捜査を開始する。

    初のクリスティ作品でしたが、この人の頭の中はどうなってるの?というくらい凄い作品!しかも、発表されたのは1926年だというから尚更驚きである。

    感想を書くとネタバレになってしまいそうなので控えます…といっても、この作品のトリックはあまりにも有名ですが(笑)

    ただひとつ残念なのは、中村能三さんの訳が僕に合わなかったこと。これに関しては個人的な問題なのですが、やはり訳が合わないとなかなか読み進まないものですね(汗)

    内容は文句なしに面白いし、ドンデン返しも気持ちいい。これを当時考えたクリスティはやっぱり天才だ!

    古典ミステリに挑戦してみたい!という人にもオススメ出来る作品だと思います♪

  • 歴史上初の叙述トリックを使用した作品。

    未読ではあったが犯人だけは知っていたので、いったいいつ犯行が行われたのかと興味深く読んだ。

  • うーん。さすが女王。
    半世紀以上前に書かれた小説なのに面白い!
    解説にもあるように、もう一度読み返しても楽しめる、やられた感があります

  • 30年以上前に読んだ大好きな推理小説。確か中学生か高校一年の頃だったと思う。あのころなぜかクリスティにはまっていて、彼女の長編はほとんど読んだ。
    しかしストーリーやトリックはさておき誰が犯人か?を明確に覚えているのはこの「アクロイド殺人事件」だけだ。今思えばこんな日本語に違和感のある翻訳小説を、日本の小説さえろくに読めなかった自分が、よく読んだと思う。今はもっとわかりやすく翻訳したこの小説もあるようだ。
    しかし「BOOKOF」でこの本を見つけて即再読する気になった。30年以上の時を隔てて読むこの推理小説が、結末を知っていても面白いか?
    何か若い時の自分の感性を試しているようだった。
    結果は、再読しても面白かった!しかもこの一番古い翻訳版でも。
    推理小説として、フェアかアンフェアか、なんてどうでもいい、小説は面白いか面白くないかで評価すればいい。
    これで他のクリスティの本を再読したくなってきた。また「BOOKOF」へ行かなくては(^_^)/

  • 4102135014 388p 1987・11・30 57刷

  • アガサクリスティーの傑作。

    今から50年以上前に書かれたとは信じられないくらいの完成度の
    ような気がする。

    登場人物の名前が覚えにくいことがあり、洋書はなるべく避けているの
    だけど、古典的名作を読んでみたくなり手に取った1冊。

    登場人物は多くなく障害とはならなかったのだが、訳し方の表現が
    和書になれているので何か違和感がありスラスラ読めるという感じには
    ならなかった。


    ネタバレ

    推理小説では見かける、探偵役を補佐する人物が事件の記録を
    本にするという形式で書かれている。
    その形式を完全に逆手にとったドンデン返しは斬新であり驚いた!

    ホームズにワトスン、御手洗潔に石岡君と言う風に、それぞれの
    シリーズには相棒がいるのだけれど、このポワロシリーズにも
    ポワロの相棒がいるようだが、このアクロイドにはイレギュラー的に
    いつもの相棒ではないようである?

    これは解説等からの推測で、他のアガサの作品を読んでいないので
    正しいかは分らない。
    惜しいのは他の作品を読んでからこれを読めばそこら辺がもっと
    楽しめた気がする。

  • アリかナシかで言ったら、
    断然アリ

  • ひじょーに読みやすい。

  • ミステリといえばアガサクリスティ。
    アクロイド氏を殺したのは誰か。

    ネタバレをしたら読む価値がなくなってしまうので多くは書きません。自分の眼で確かめてください。

  • クリスティ「アクロイド殺人事件」を読了。

    「アクロイド」といえば、フェア・アンフェア論争を巻き起こしたという有名な作品。当然のようにネタバレは知っていたんだけども、そこを敢えて古典的名作ということで読んでみたわけです。

    いや、なかなか面白かった。キャロラインがうぜーと思ってたんですが、のちのマープルの原型キャラなんだとか。マープル読んだ事ないけど。

    途中で出てくる「ディクタフォーン」というモノの意味が分からなくて、ちょっとネットで検索をしようとしたんだけど、いきなり当作品のネタバレが上位にヒットするので、初見の方はご注意を。

    あと中盤で麻雀シーンが出てくるのがなんか意外で面白い。イギリスでもやるんですかね。少なくともクリスティはルールは知ってたという事か。

  • はるか昔の中学生時代に読んだ時、あまりに意外な犯人にビックリ。そんなん、アリかぁ~?と思った。その衝撃は今でも覚えてる。ビックリ部門第1位。

  • いわずとしれた名作。少年時代(笑)に、残念ながらネタを何かで知ってしまったことで興味をもって読んだ作品。何も知らずに読んだら最後の衝撃は幾何だったであろうかと思う。常識を覆しており、それまでのルールで言うと反則を犯した作品なのかもしれない。
    色々と論議を呼んだ作品でもあるので、ネタを知っている人も、幸運にもまだネタを知らない人も是非読んでもらいたい。

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