ブルートレイン殺人事件 (新潮文庫)

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制作 : 中村 妙子 
  • 新潮社 (1983年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102135082

ブルートレイン殺人事件 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • この作品と『オリエント急行殺人事件』とを合わせて読むと、クリスティは長距離列車、アメリカ人の大富豪、犯人が置き忘れた小物、聡明で観察眼があり自立したイギリス人女性、というものを小説の題材として好んだんだな、と思う。そして、そういったモチーフを同じように使いながら、全く違う二編の作品を創り上げたことに驚かされます。

    こちらの作品については、殺害されたのは大富豪の娘。殺人の動機がどうやら財産絡みらしい、というところまでは比較的早い段階で見えてくるのですが、犯人の巧みな行動、読者に推理をさせるためのさりげない描写などが見事で、なかなか真相の確信は持てないようになってます。
    ただ一つ、多分この小説、英語で読まないとヒントから真相に辿り着くのが無理。これは『オリエント急行殺人事件』にも共通するんですが、登場人物の名前だけは、人物一覧のところで原著の通りのスペルを出しておいてもらえると、日本人の読者にとってフェアなんだろうなと思います。

  • 犯人は意外な人物。
    でも伏線が少ないので、いきなり犯人が明らかになるという印象を持つ。
    途中から、この人しかないというように思ったが。
    ブルートレイン殺人事件という題名から、列車内の描写が多いかと期待したが、列車内の描写は少ない。
    鉄道ファンとしては寂しい限り。

  • クリスティの魅力は登場人物にあると思う。
    最後でレノックスのことがとてもすきになった。

  • クリスティの作品です。推理小説ははまると止まらなくなりますね。以前はホームズものにはまり全て読破しました。クリスティの作品も何冊か読んだことがあります。ポアロが出てくる作品が好きで今回紹介するものもポアロが事件を解決していきます。

    ブルートレインという列車の中で億万長者の娘が殺されさらに所持していた宝石が盗まれる。その列車には被害者の夫が愛人とともに乗っていて・・・。偶然そこに居合わせたポアロが事件を推理していくという作品。

    いつものように登場人物の把握から入りました。でもすぐに話に引き込まれました。加害者は誰なんだろう?と思いながら読んでいくと次々に怪しい人物が出てきます。最後には思ってもいなかった人物が犯人と分かり些細な会話や行動から推理できるポアロに感心してしまいます。

    ポアロの犯人追及も魅力ですが出てくる登場人物の人間関係にもとても興味を持つことができます。一人一人の心理描写や生活背景などが丁寧に描かれています。この点がコナン・ドイルとは違う印象を受けますね。

    クリスティの作品は数多くあるのでこれからも読んでいきたいな~と思います

  • アガサ・クリスティーの長編の一つ。
    すでにドラマ化されています。
    昔つかえていた大金持ちの婦人の遺産を受け取ることになったキャサリン。
    リヴェイラ行きのブルートレインで相席になった女性・ルースが殺され、容疑者は夫とその愛人。
    おなじみのエルキュール・ポアロの助手として大活躍です。
    読んでいくうちにドラマ版のドキドキかよみがえってきます。
    金に群がる親戚たちや友人たちがうじゃうじゃとキャサリンによってきます。
    アメリカ人富豪は、やはりこの時代をうつしているのでしょう。
    鏡が割られたり、顔がめちゃくちゃだったり。とてもえげつない遺体と秘密がわんさかなミステリー。

  • ブルートレイン(寝台特急)の人気の秘密を探るため、週刊誌記者の青木は東京駅16時45分発下り“はやぶさ”に乗りこむ。1号車の個室寝台で彼は隣室の“薄茶のコートの女”を取材し、彼女をモデルに写真を撮るが、そのフィルムを何者かに抜きとられてしまう。闇夜を西進する車内でふと眠りからさめた青木は、車内の異状に気づくが後頭部を殴打されて気を失う。翌日、東京の多摩川に、“薄茶のコートの女”の水死体が浮かんだ。彼女はいつ、どうやって多摩川まで運ばれたのか?

  • キャサリン・グレイは長年仕えてきた老婦人から遺産を継承した。遅ればせながら自分のために生きる時を迎えたのだ。小さな村で平凡に暮してきた彼女の身に、続いて意想外の出来事が起きた――豪華列車ブルートレインで知り合った女性が、車内で惨殺され、世界有数の宝石が盗まれたのだ。

     殺害された女性の夫や事件を捜査する探偵ポアロと、偶然にも親戚のタンプリン子爵夫人の家で再会したキャサリンは、静かで深い恋の渦中に巻き込まれていった。(HM「青列車の秘密」)

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