メソポタミア殺人事件 (新潮文庫 く 3-11)

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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102135129

感想・レビュー・書評

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  • 「アガサ・クリスティー」の『メソポタミア殺人事件』を読みました。

    先日読んだ『スタイルズの怪事件』に続く「名探偵ポワロ」モノです。

    本作品、お馴染の「ヘイスティングズ」ではなく、探偵については全くの素人である看護婦「レザラン」の一人称で語られています。

    でも、その遠慮ない新鮮な書きっぷりが、とてもイイ感じでなんですよね。

    -----story-------------
    考古学者と再婚しイラクで遺跡発掘中の調査団に加わっていた「ルイーズ」の元に、死んだはずの先夫から脅迫状が舞いこんだ。
    さらに「ルイーズ」は寝室で奇怪な人物を目撃したと証言する。
    が、それらは不可思議な殺人事件への序曲にすぎなかった…。
    -----------------------

    犯人は意外じゃなく、想定できる人物でしたが、、、
    動機、トリック、経歴詐称は意外でしたねぇ。

    でも、経歴の詐称については、少しムリがある感じがしましたね。

  • 考古学の発掘現場という、オープンなようで閉鎖的な空間に、限られた人数の登場人物。昼寝中の学者婦人が撲殺された。しかし、ほぼ密室で、部屋に出入りした人間は目撃されていなかった。不可能犯罪に思えたが、真相は発想の逆転というか、目から鱗か。トリックよりも、びっくりな人間関係に驚かされたままラストになってしまった。

  • 映画で観た作品かな?ミア・ファローが出てたもの?

  • 初期の頃の傑作らしい。トリックに無理があるし、動機もちょっと苦しい。しかも証拠を提示できない。苦しい。

  • 資料ID:C0010102

    配架場所:本館2F文庫書架

  • ヘイスティングズが登場しないなんて、「ポアロ」じゃない(笑)
    でも、その代わり魅力的な女性が見事に彼の代役をこなしています。
    なかなか読みごたえのある作品でした。

  • ギョギョッ!

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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