Xの悲劇 (新潮文庫)

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著者 : クイーン
制作 : 大久保 康雄 
  • 新潮社 (1958年11月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102137017

Xの悲劇 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • なぜかとんでもなく時間がかかり、やっとのことで読了。
    やはりクイーンの論理的な描写が肌に合っているらしく、おそらくひっかかるであろうと危惧していた、時代を反映した死語(借りたのは昭和33年初版の増刷版だった)もなんなく切り抜けた。
    トリック自体はYの方が好き。でも犯人の動機や被害者の過去についてはXが良かったかもしれない。冷静な犯人VS論理思考の探偵の構図はやはり魅力的だ。最後の一言でタイトルの「X」の意味も分かったし、満足。
    ただ一つ悔しいのは、ドルリー・レーンシリーズ最後にして最大の謎を解説で翻訳者にばらされてしまったこと。大久保さん…!

  • 再読。サスペンスタッチで連続殺人が微細に綴られていく前半部は今の目から見るとかなりスローテンポだが、後半の鮮やか過ぎる謎解きをより印象づけるために敢えてそうしているのかもと思うと、その計算高さには計り知れないものがある。刊行時はバーナビー・ロス名義。そのイギリス風筆致も相まって、当時は誰もエラリー・クイーンの変名だと気づかなかったという。日本語訳ではそのイギリス的文章の妙味が判りづらくて少々残念ではある。
    そういえば序盤のやり取りの中に〈ジャック・デンプシー〉っていうボクシングのチャンピオンが出て来るけど(80頁)、これってデンプシー・ロールのデンプシーかな??

  • 事件自体のケレン味は少ないものの、真相はド派手なので、解決篇はかなりエキサイティング。
    ドルリー・レーンのロジカルな推理と芝居じみた(俳優だから当然だが)立ち居振る舞いに酔いしれた。

  • クイーンの作品は初めて読みました。難しそうかとおもっていましたがストーリーにひきこまれました。最後の犯人にはまったくわかりませんでした。

  • 2013年9月30日(月)、読了。

  • クイーン初読み。

  • 冒頭の「情報はすべて与えてあります」という言葉に,頭脳戦を真っ向勝負でやりましょうという本格ミステリ作家の意気込みを感じた.
    ここ数十年の作品には無いなあ.

    事件にまつわる沢山の情報と,
    主人公ドルリー・レーンの冷静で論理的な推理.
    読者の頭がこんがらがってきたところを,レーンの台詞が解きほぐしてくれる.
    このくり返しに心地よさを感じるほどだった.

    しかし,ドルリー・レーンがときおり見せる表情や
    事件の解決を拒むような行動に興味を引かれてしまう.
    そして,すべてのハテナを解消するラストシーン.お見事.

    解説にあったエラリー・クイーンの生い立ち(?)を知ってびっくり.
    ミステリの歴史という深遠に,もう踏み込んでいそうだ.

  • ミステリの古典!
    名探偵コナン...じゃなくて老探偵ドルリー・レーンが大活躍!はやくYの悲劇が読みたい!

  • (1983.08.01読了)(1979.11.18購入)
    *解説目録より*
    満員電車の中で、渡し船の中で、汽車の中で、次々起こる殺人事件。ニューヨーク四百万市民の中へまぎれ込んだ犯人は? かつてシェイクスピア劇の名優と謳われながら、今は聾となって舞台を退いたドルリー・レーンがサム警部を助けて初の名探偵ぶりを発揮する本格探偵小説で、純粋な謎解きの論理的興味に息もつかせぬ傑作。

  • 9月の23冊目。今年の165冊目。

    クイーン2冊目。ドルリイ・レーンが出てくる第1作目。なるほど、確かに初歩数学だ!と思いました。いやー面白かった。けどちょっと長かったかな。論理的に推理を進めるレーン氏がかっこいいですね。ただ、納得できないことが1つ。さすがにみんな変装が上手すぎ!と思いました。気付かないこととかあんのか。笑

  •  丁寧かつ重厚に描写される難事件の数々に、振り落とされぬよう必死に読んだ。謎解きを楽しむには色々な意味で情報が多過ぎる作品だ。だが探偵役のドルリー・レーンによる解決編は、読者に疑問の余地を残さない徹底したものだった。著者のミステリへの気迫が感じられる本作には、相応の覚悟を持って挑むべきだったのだ。次は名作と唄われる『Yの悲劇』を読む。本シリーズへの取り組み方が分かったので、ちゃんとXから始めておいて良かったと思う。

  • トリックもさることながら、解答編の説得力が素晴らしい。

    丁寧な文章と構成で納得させられた。

  • 息も尽かせない論理的な筋と探偵ドルリー・レーンの変人っぷりに脱帽。

  • この本を初めて読んだのは小学生の頃。
    その時から、とても面白い小説だとは思ったが、改めて読み返してみると最高に面白い。

    ネタばれになるといけないので大まかに書くが、構成の素晴らしさ、分かり易いキャラクター設定、格好の良い探偵役、そしてミステリとしての質の良さ。
    物語が進むに連れて、どんどん引き込まれてゆく。
    これはドルリー・レーンという二人組みの著者だからこそ書けたのかもしれない。
    そして、訳がとても良かった。
    スムーズに読めたし、表現力が秀逸だ。
    洋書特有の、意味が伝えきれなくて、もわっとした感じも無かった。

    とても面白かった。
    名前だけ知っていて、読んだことがないという方は、是非読んでみると良いと思う。
    次は国名シリーズを読んでみよう。

  • 2010.9.18

    ドルレイ・リーンにはあまり感情移入できなかったものの、面白かった。
    種明かしのあと、あぁここの伏線何故気付かなかった!と悔しい思いをするのもたまにはいいね笑。

  • ロングストリート事件。
    満員電車の中で殺害された被害者。被害者のポケットの中からはニコチンが塗られた針が刺さったコルク。
    船着場での転落死、裁判後の射殺事件。
    名探偵ドルリー・レーンの推理。

     2010年7月9日購入

     2010年7月17日読了

  • ミステリー入門そのn。質実剛健。しかし純粋に論理で展開するので、ミステリー読んでいる最中に推理をしないダメ読者としては真髄を味わえていない気がしてならないのだが、如何に。

    ドルリー・レーンはいいキャラっすね。彼の立ち回りを見たいがためにYも読んでみようかなと思う。

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