Yの悲劇 (新潮文庫)

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著者 : クイーン
制作 : 大久保 康雄 
  • 新潮社 (1958年11月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102137024

Yの悲劇 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 解説に最終巻の結末とか書かれてるほうが真相より衝撃だった

  • すぐそばに、絶対この中に犯人がいるのに、いったい誰なんだ…とドキドキしながら最後のページまで読める一冊です。
    奇妙な家族と不思議な殺人が続き、読みながらじっくり謎解きができて面白かったです。

  • 約20年前の中学2年生の時に課題図書として読んだ作品。
    20年ぶりに読んでみました。
    とりあえず犯人は分かっていたのですがどういうトリックだったのかもストーリーも忘れていました。

    前に読んだときは中間試験か期末試験までに読み終わらなければならず
    全然読み終わらなくてとても苦しかったという印象でした。
    今回はそんなこともなくすんなりと読めましたが
    自分の成長を感じられて嬉しいですね。

    でも中学生当時は梅毒という病気も知らず
    ハッター家の呪われた血とか言われても全くピンときていませんでした。
    本文中にあまり描写がないので今回も何とか気付けたというレベルですが。
    80年以上も前の小説なので時代背景が違い過ぎて
    そういう物語の肝の部分が分かりにくいのはありますが
    トリックや伏線の張り方なんかはとても良いですね。
    思えば「伏線」という言葉もこの小説で初めて知ったのでした。

    中学生の時に課題図書としてこんな難しい本を設定してくれた先生に
    感謝したいと思いました。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:933.7||Q
    資料ID:58600853

    エラリー・クイーンって、アガサ・クリスティーほど人気はないですが、このYの悲劇は、海外ミステリー小説が好きなら絶対オススメです!
    (生化学研究室 大塚正人先生推薦)

  • ふと手に取った高校生の頃買った本。相変わらず面白かった!と見栄はって言ってみたが、すっからかんに内容を忘れてたんです。

  • The Tragedy of Y(1932)

  • ミステリーの頂点と言っていいと思います。もちろん内容の紹介という野暮はしませんが、とにかく凄い。ドルリー・レーンが探偵役の4連作の2作目。これ連作そのものにも仕掛けがあるんですよね。

  • 蒼林古書店へようこそで紹介されてたので、海外の本格ミステリを読んでみようと挑戦。

    遺書とともに海で見つかった自殺者の遺体。遺体は変人の家系と評判のハッター家の女主人の夫、ヨーク・ハッター。遺体発見を機に、それからゆるやかにハッター一家を悲劇が襲う。長女の毒殺未遂、女主人の撲殺と再度の長女毒殺未遂、実験室の火災…。
    それらの事件に関わるレーンの顔色が全く冴えない理由が分からなかった。原因はわかってるのに犯人が分からず、結局最後にレーンがサム警部に話した内容ではぁ~とため息をついてしまった。全然あの証言の内容がそこまで重いと思ってなかったー。
    レーンの心に影を与えたこの事件。レーンにとっては後味悪すぎる事件だったかもねー。

  • 前から気になっていた作品。最後の犯人は正直ちょっと無理があるかなと思う。現代なら十分ありうる話だけどそれを予測したのだろうか。面白さ的にはXの悲劇の方が僕は好きです。

  • 古くさい設定だなと思ったが、おもしろかった。
    見取り図があるのがいいな。

  • 証拠(ピース)はすべて、驚くほどわかりやすく読者に与えられる。
    しかしピースをどう組み合わせるのかわからない。
    とりあえず組み合わせていくと矛盾だらけに…。

    そして最終章。
    レーンは、ばらばらのピースを美しい絵に仕上げてくれる。
    なんというカタルシス。

    なんでその順番に気付かなかったのかって。
    「言われてみるとすごく単純」のお手本にしよう。


    しかしそんなレーンでも、作中はずっと悩み続けている描写ばかり。
    サムやブルーノと話すたび、レーンは沈んでいく。
    その理由は。
    最終章で驚かされてください。

  • (1983.09.04読了)(1979.11.18購入)
    *解説目録より*
    悪名高きハッター家を次々と襲う不吉な死の影。腐乱死体となって海から引きあげられた主人、夜中マンドリンで殴殺された女主人、絶えず狙われている唖で聾で盲の娘。サム警部の依頼で出動した名探偵ドルリー・レーンの顔も今度ばかりは憂えがち。クイーン得意の論理の技巧が極致に達した一大犯罪絵図。

    ☆E.クイーンの本(既読)
    「Xの悲劇」E.クイーン著・大久保康雄訳、新潮文庫、1958.10.30

  •  ドルリー・レーンは推理を披露する時の、理路整然とした説明の仕方が見事だ。あっと驚かされるけど、疑問の余地を許さない。それはサム警部が頭の悪さを発揮して、あらゆる可能性に疑問を挟むことで、パズルの隙間を全て埋めていくから成り立っている。完璧なレーンと少し足りない周囲の人々は、ミステリーの駒以外の面、キャラクターとしても非常に愛らしい。ぷりぷり怒るサム警部は読んでて飽きない。

     緻密な謎解きと個性的なキャラクターは、レーンシリーズの最大の魅力。しかし物語自体には、パズルの隙間を埋めていく退屈さが見受けられる。解決編への期待でなんとか読み切ったのも事実だった。

     最高傑作と呼ばれるYを読めたから、Zはもういいかな。

  • 途中でレーンの行動が加速したり、かと思うと突然止まったりと動きのある小説で、けしてそれは明るいものではない。結末なんてとくに。何よりエピローグ、に入るタイミングなんて、映画が全然ラストシーンでなさそうな、まだ場面が続きそうな場面でふっと終わってしまったみたいな唐突さで、説明を求めるように最終章は一息に読むほかない。
    Xの悲劇も探偵の横顔に影はさしていたが、今回は以前にも増して、見えない。サム警部みたいに何も知らないままでいたほうが人生悩まなくてすみそうだと思った。

  • ドルリー・レーンシリーズの第2作目。
    (ただし1作目は未読)
    大富豪のハッター家を襲う数々の悲劇、果たしてその真相は・・・。


    あっと驚く展開の小説を紹介するサイトで見かけて、図書館で借り、読んだ本。
    たしかにこの真相には何とも驚かされた。
    自分なりの予想推理をしていたものの、まったくの見当違いで恥かしい。
    まぁ、これを推理しようというのもかなり難しいことではあるだろうけど。

    途中の足跡の件など論理的に結論を導き出してくところは少し回りくどい感じがした。

    そしてドルリー・レーン氏がなんともことを内緒にしすぎるのもなんとも言えない感じ。
    (まぁそれも意図があってのことなのだけど)

    ラストの終わり方はハッピーエンドとは言い難い悲しい終わり方で、
    また謎が謎のまま終わってしまっているような感じもして少しモヤモヤ。

    ただとても楽しめた作品ではあった。
    『Xの悲劇』も読んでみようと思った。

  • これは絶対読めって意味がわかった。なんとも論理的にすべてが回収されていくにも関わらず度肝を抜くクライマックスと、レーン探偵のあまりに悲しい決着のつけかたに心臓止まりそうになった。家族の設定の根幹自体がちょっと物足りないというか薄っぺらに感じたのだけは残念。

  • 翻訳小説は、どの訳者で読んだか、ということがすごく大きいと思う。やはり最初に読んだ版というのは、一番愛着がわくものだろうと思う。……英文の専門家からは何かと批判の多い大久保康雄だが、こと小説の訳としては、たとえば最近読んだ宇野某の翻訳した版などは、大久保版に遠く及ばないように感じる。本作は他にも何種類かの翻訳があるけれど、ぼくの読んだ限りでは、この大久保版がもっとも、小説文体として、作品の持つ魅力を引き出すものになっていると思う。
     ミステリ史に残る、ほとんどパーフェクトに近い傑作だからこそ、未読の方には是非(甲乙付けがたい前作『Xの悲劇』とともに)、この大久保版でお読みになられることをお奨めする。

  • 2010.9.20

    うーん。
    遺伝で片づけられるとちょっと納得しがたいなぁ。。
    そーゆー時代だったんだろうけど。

  • ロジックの見事さに脱帽。

  • ドルリー・レーン・シリーズ

    ハッター家連続殺人事件。
    自殺した当主の夫。卵酒による毒殺未遂、なしに注射された毒。
    夜中に殺害された当主ハッター夫人、凶器に使われたマンドリンの謎。
    爆発した薬品庫。
     
     2009年12月25日読了

  • ドルリー・レーンシリーズ第2作目。
    これが1番の秀作とされているけれど、私は第1作の方が好き、かな?
    なんだかもやもやが少し残りました。物質的証拠に重きを置く推理小説が苦手なのであまーり好きではないです。
    でも結末にはびっくりです!

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。

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