- Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102146019
感想・レビュー・書評
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むむむ、むむむ。ちょっと期待外れだった。
戦争時に疎開のために移動する中、飛行機が無人島に不時着してしまった。もっと悲惨で過酷で酷い内容を想像してたのに、結構朗らか。そういえば子供って、こういう大人の住んでない島で自分達だけで好き勝手したい、と常々思っている生き物じゃなかったっけ?
「子供だからというどうこう」「極限の精神状態にて蠅の王と対峙」粗筋に釣られて手を出すと何か違う物を掴まされるぞ。時々、なんでナイフ持ってんのかこの子達、とか思う。なんだろう、なぜこの本有名なの?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
背表紙と著者を見て選択。
そんなにおもしろくなかった。あと直訳が読みづらい。。
後書きや他の人の感想等を聞くと深い作品であることがちょっとわかった。 -
美しい景色は狂人にしか見えないのかもしれない。
というか狂人には景色が美しく見えるのかもしれない。
イノセントを失っていたから、世界が美しく見えたのかもしれない。
文明社会の理性を失っていない彼らには
グロテスクな『蠅の王』で
失った彼らには『捧げ物』だったモノ。 -
3/2ほどで途中リタイヤ。
外国人作家の昔の名作は期待はずれが多い気がする。
途中で何してるかわからなくなる。これは訳した人のせい?
単純にサバイバルしてたほうが面白く読めたと思う。
もう自己満足の哲学っぽいのは読み飽きたよって感じ。 -
1954年という時代を考えると新しかったかもしれないが、この程度の悲惨で非情な悲劇の物語が溢れかえっている現代においてはやや凡庸。というかヌルくすらある。教養としても特に必須と思える内容でもないし、なんでこれが現代まで残ってるんだろうか…。もうちょっと周辺事情を調べてみよう。
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はじめはわくわくするような少年冒険モノを期待して読み出したが、そのような「ぼくのなつやすみ」的無邪気さはここには皆無。無人島に取り残された子供達の行動から、組織とは、リーダーとは、決断力とは、と次々と“蠅の王”から問われだし、自分自身を顧みる作業となった。それはあまり気持ちのいい物ではなかったが…。英語訳独特の日本語言い回しに手間取り、読むのに時間がかかった。
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こういう感じの小説は大学の時、結構読まされたなぁ。
文学部だったもんで。
今読んでも面白いとかそういうのは無い。
古典はやっぱり古典だね。 -
会話のまどろっこしさと風景描写の多さでなんだか疲れてしまい、途中放棄したくなったがひたすら我慢して読了。
人間の獣性が描かれているというが、子ども故の幼稚な言動の陰に隠れて、思っていたほど自分には伝わってこなかった。 -
グロい方の『十五少年漂流記』というべきか。『十五少年漂流記』は、ちょっとうまくいきすぎだ、それはそうだけど。
でも、『十五少年漂流記』の方が好きです。