キッチン・コンフィデンシャル (新潮文庫 ホ 19-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102156315

感想・レビュー・書評

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  • 初読。

    両親とフランスに旅行をした時の
    ハンバーグにコーラしか食べないアメリカのクソガキが
    ラ・ピラミッドには連れて行って貰えず弟と共に車内に放置された、
    という屈辱から馬肉もチーズもじゃんじゃん食ってやる!
    と変貌し、ついには生牡蠣も、という「目覚め」は
    今まで読んだ少年少女の物語の中でも指折りの鮮やかさ。

    厨房の中の雑然とした音、その中での怒涛の流れに乗る気持ち良さは
    一切経験も無い私でもわかるような気がする文章の上手さ。

    アウトローでドラッグでアメリカーンなノリにはさほど興味がないので、
    サードコース〜デザートのあたりはもうお腹いっぱい、
    冗長かな〜とも感じでしまったのだけど。

  • 図書館で。
    少し前に読んだシェフの本が面白かったので読んでみました。
    正直、料理に関する素材や道具に関する辺りは面白かったのですが(冷蔵庫残りものでスペシャルを作るとか。なるほど、と言う感じでした)シェフ個人の自堕落な生き方とお下劣な下半身事情はもう結構、と言うほどてんこ盛りすぎて食傷気味になりました。ぶっちゃけこの方の店のコックさんはトイレ行って手を洗わずそのまま調理とかしそうなイメージだ…。ドラッグで頭はモウロウ、怪我で出血だらけの調理師が作る料理を食べているのかと思うと…恐ろしいですね。日本はさすがにココまで酷くないと思いたいです…。まあでもシェフって言うのも大変なお仕事ですよね…。ただ最後の教訓は今まで散々悪さをしてきたであろう方に言われてもね、と言う感じでした。

  • 読んでるところ。
    ディスカバリーチャンネルの「アンソニー世界を喰らう」のアンソニー ボーデイン著。
    テレビで新しいシリーズ見たいなあ。

  • 料理業界の裏。悪ガキっぽい毒舌が心地良い。

著者プロフィール

(作)アンソニー・ボーデイン:米国ニュージャージー州生まれのシェフ、作家、ジャーナリスト、番組司会者。一流レストランの料理長を何年もつとめ、料理業界の裏側を描いたノンフィクション『キッチン・コンフィデンシャル』が大ヒットしたほか、料理業界を舞台としたミステリー小説も執筆している。世界各地に赴き現地の料理を紹介するTV番組『アンソニー世界を喰らう』も人気を博し、エミー賞を受賞。

「2017年 『GET JIRO!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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