ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)

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制作 : Jeffrey Archer  永井 淳 
  • 新潮社 (1981年5月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161043

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ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)の感想・レビュー・書評

  • 遥か30年前、大学時代に読んだ本。あれから何度読み返したか覚えていませんが、今回はたぶん10年ぶり以上の間隔が空いていたと思います。知っているはずなのに、早く話の先が読みたくて仕方がないなんて思いは最近ないかも知れません。そして最後の場面ではつい感情が出てしまいホロッと。今の歳で感じる思いはあの頃とはまた違うはずなのに、そこは変わりません。

  • 面白かったです!

    最後のほうの本気のやり合いは、何と言うか、人間の醜さだなあ・・とちょっと引いて読んでいましたが、五番街ですべてが報われた感じ。
    すれちがって会釈するだけのふたり!
    そして最後に明かされる、すっかり忘れ去ってた伏線!

    あと、終盤で、それぞれの息子と娘が愛し合って結婚するっていうのもいいなぁと思いました。愛は、金にも復讐心にも負けないんだな!
    すばらしかったです。

  • 若い頃に得た才能を発揮し続け、実業界での大成功をおさめ、また、第二次世界大戦への参戦を通じて得た社会的な名声の陰で、政治・経済・法律を用いた二人の闘いが始まった。

    お互いに相手を倒すことを目標とする中で、次々と大切なものを失い、
    そして後悔をするが、引き返すことが出来ない。
    「プライドよりも大切なものがあることを教えてあげて欲しい。」というセリフがあったけど、二人には何も見えないかのように闘いが続く。

    闘いの後、得られたものがないことに気づく二人に訪れた最後のシーンは、なんとも言えない気持ちになった。

    二人の出生から最期までが20世紀の世界とアメリカの歴史と重なっていて、重厚で読み応えがあった。

  • 紆余曲折の末、銀行の頭取となったケインとホテル王となったアベル。職業柄知り合った互いが感情論から確執がはじまり、両家の結婚問題に発展、駆け落ちし疎遠になるわ、仕事も世代交代、人生の黄昏を感じる2人。
    ロスノフスキ男爵の銀の腕輪は、アベルの人生の危機をすんでのところで、たびたび救った。銀の腕輪のおかげ感じる、2人は最後に出会い会釈する。

    一旦退場した人間が、怨恨故に報復するシーンは、みっともないが、物語を面白くした。話せば分かるなんて無理。因果応報だが、このまま終わらせないって部分は、緊張感がある。

    忖度って言葉が出てきた。現代の政治とカネ問題を予見してたのかな?

    2017.8.22読了



  • 人間ってどんな人も愚かな部分を持ってるんだな…それが仇になったりするから…

  • 最後にどんでん返しの結末。。。

  • 感動しすぎてふるえました。小説ってやっぱりいいものだなぁと心から思える作品です。何か目標にむかって突き進んでみたくなりました。

    ラストの10ページは涙なしでは読めませんでした。ブティックの開店祝いを見守っていたウィリアムとアベルが、会釈してすれちがっていく五番街のシーンは忘れられません。クライマックスの手紙が、新美南吉の『ごんぎつね』みたいであまりに切ない。

    続編の『ロスノフスキ家の娘』もおもしろそう!

  • それぞれの子供達はロミオとジュリエットの様な状態になるが、駈け落ちを選び、父親はプライドのためにそれを許せない。もう少し気を抜ければ相手を気づ付ける事もなかったのに。

  • かなり面白かった。

  • お金で幸せは買えないこと、憎むよりも赦すほうがよいことを気づかせてくれる。そしてまた、人それぞれの思いなど気にすることなく、無情に流れていく時と世の移り変わりに、寂しさを感じた。

  • とうとう読み終わってしまったわ~~!
    こっれは私のお気に入りの本に入る1冊となりました~!
    もう、読み終わってあまりの凄さに頭がいっぱいになった。

    下巻は、上巻よりも胸にグッとくるシーンがいくつもあり、憎しみと愛情との両極端さが上手く描かれてある。

    アベルが生まれた国を訪れ、育ったボロ小屋を訪ね、育ての母親と再会したとき何とも言えない気持ちになった。これは、堪らなく悲しくて胸がいっぱいになるね。

    ケインの息子とアベルの娘が恋に落ちたとき、親たちは自分たちの勝手な憎しみのために反対し認めず、その後10年以上も会えない。
    そこまでして人を憎む思いって言うのは凄まじすぎるし、きっと多大なエネルギーを使うんだろうな。
    でも、それがあったからこそ、お互いがビジネスの上で成功していくパワーになったんだと思う。

    結局、ビジネスとしてはケインはアベルに負けたけど、アベルが最後、今までの真相を知ったとき、アベルはケインの寛大さに負けたのだな~。
    ケインあってのアベルだったんだ。

    最後のほうで、お互いが娘と息子の開店祝いにそっと見に行くとき、二人が会釈してすれ違うとこは、なんとも言えないいろんな感情が湧き上がってきて胸が詰まった。

    ケインとアベルは憎しみあい赦しあって、最後はお互いにリスペクトしあって、自分たちの人生を全うしたんだろう。

    あ~~、すごいお話でした。
    ちょっと感動しすぎて、次の本を読もうと思うまでにしばらくかかりそう。ひきずるな~、これは。

  • やられたらやり返す!下巻に入って、企業、会社を巻き込んでの壮大なぶつかり合い。
    そんな中で、家族への思いを持ち続ける、二人の主人公に共感!最後には愛だけが残る素敵な本だった。
    最後の五番街の二人の描写に涙が出そうになる。

  • ケインとアベル<上>のレビューご参照。

  • 最後のページを読んだとたんに涙腺が決壊した。感動とともに読み負った喪失感・・・。もちろん達成感もある。この本に出会えたこと、そしてすすめてくれた友人に感謝した。

  • いよいよクライマックスに近づいてきました。大銀行の頭取となったケイン、大規模なホテルチェーンを築いていくアベル。二人の行く末は!?寝食忘れて読みたい!

  • あ~、堪能した。
    こういうお話の場合、二人が絡むまでがおざなりだったり、逆に間延びして感じたりすることもあるけれど、そういうことは全くなかった。
    むしろ、その部分だけでもそれぞれ物語として成立しそう。
    脱出劇、権力闘争、復讐、などなどなど、時代を背景にした二人の人生ドラマが、次々と展開されてゆく。
    重々しく感じさせないタッチがいい。

    読み応えあリ。

  • ポーランドの森で生まれたアベルと、アメリカの銀行エリート一家に生まれたウィリアム。近代史の歩みと、数奇なめぐりあわせで絡み合うアベルとウィリアムの生涯を描く。最後はあまりに切ないけど、中だるみせず読み切れる。

  • 読後感は思ったよりもスッキリしない。それは,ストーリーが面白くないというのではなく,自分が物語にのめり込み杉田からだと思う。それくらい,この作品は人を引きつける力があると思う。

  • いやはや、妙な達成感!!

  • 素晴らしい!!

    力作っすね~
    淡々とした文章は相変わらずですが
    かなりのめり込んでしまいました。

    ラストも抜群な結末で結んで行き、良かった感と感動を味わえる。
    納得感もかなりGOODに感じる。

    社会の底辺からのし上がったポーランド移民と名門出のエリートマンの皮肉な出会いと成功と復讐劇で繰り広げられるサクセスストーリ!

    これゃぁイイっす!!

    (振り返ってみると上巻の方がグングンはまっていたかもです。)

  • 途中中だるみしたのものの、クライマックスへの盛り上がりは、やはり稀代のストーリーテラーによるものだと思った。

    反目しあう二人の男たちの光と影の対比がすばらしい。
    感無量。

    この種の重厚な物語はなかなか国内作品ではお目にかかることができないのが残念でならない。

  • 切なく涙がでた。

  • いろいろ古臭い感じの部分はあったが、やはり名作だと思った。
    ケインとアベルの衝突は長く続くのだが、結局は両方の二人の子供によって丸くおさまり、幸せな結末となる。
    ケインはいい人だと思った。
    最後の部分で感動した。

  • アメリカ近代史を背景にしながら進む2人の物語

    面白いんだが、途中で展開が読めてくるのが何とも
    アベルの感情にいまいちついていけない
    アベルをそこまで狩りたてたものへの描写がもう少しあればなぁ

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ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)の作品紹介

ずば抜けた商才と頑張りで社会の底辺からのし上がったアベルは、全米に拡がるホテル・チェーンを作りあげた。一方、出世コースを突き進むケインは、その確かな判断力を認められて大銀行頭取の地位をつかんだ。ホテル王と銀行家、ポーランド移民と名門出のエリート-いずれも典型的といえるふたりのアメリカ人の、皮肉な出会いと成功を通して、20世紀のアメリカ史が甦る大ロマン。

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