- Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102161043
感想・レビュー・書評
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もっと宗教色の強い話だと勝手に思い込んでいたが、全然そんなことはなかった。戦前〜戦後にかけてのヨーロッパおよびアメリカの歴史を下敷きにした、堂々たるストーリーでとても面白かった。
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とても面白かったです。
素晴らしい小説でした。
人間模様、歴史、恋愛、成功、策略全て詰め込まれていました。
感動しました。 -
下巻はケインとアベルが終始睨み合う。ちょっといがみ合い長ない?って思ってしまった笑
しかも一連の争いが金融市場にて繰り広げられるため、理解が難しく尚更長く感じた。
ポーランドという国は20世紀における様々な出来事に関わりを持っているなと感じた。地理的要因かな?
ポーランドもう少し注目してみようかな
とりあえず海外小説はこれにて当分休憩に入らせてもらいます笑
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ポーランドの田舎で、私生児として生まれたヴワデク(後のアベル)
ボストンの名門ケイン家という資産家に祝福されて生まれたウイリアム
というおいたちのこのふたりが主人公で、章を交互に振り分けて語られる一生の物語は
きびきびしていて、息もつかさずに読まされ、ストーリーは確かに面白いと思う。
聖書創世記の「カインとアベル」を下敷きにしているかなと思いながらも、
「ポーランドの悲劇」と「アメリカンドリーム」が合体して、
まっとうに頑張ればどんな困難も克服出来るというカタルシスが得られる。
ただし読後、思想的なものや哲学的なものが浮かばない。
まともは不条理に勝るというのかな・・・! -
<u><b>面白い本が読みたい?これだ!</b></u>
<span style="color:#cc9966;">ずば抜けた商才と頑張りで社会の底辺からのし上がったアベルは、全米に拡がるホテル・チェーンを作りあげた。一方、出世コースを突き進むケインは、その確かな判断力を認められて大銀行頭取の地位をつかんだ。ホテル王と銀行家、ポーランド移民と名門出のエリート―いずれも典型的といえるふたりのアメリカ人の、皮肉な出会いと成功を通して、20世紀のアメリカ史が甦る大ロマン。</span>
小説で久しぶりのヒット!いろんな書評で大絶賛されていたのだが、根性曲がりの私は、「どうせ、評判だけだろ!」なんて思っていたが、読んで良かった。本当に面白い。
久しぶりに読み終わりたくない本に出会えた。物語の展開も語り口も全部一品。
特に、ケインとアランのハント・クラブでのゴルフ対決の描写が好きだ。ゴルフと会話による二人の微妙な攻防が読んでるこちらまでハラハラさせてくれる。
それにしてもラストの展開が素晴らしい。そう来るか!と。ネタバレだから具体的には話さないけれども、物語のエンディングは最初から用意されていたんだね…。 -
下巻の後半から面白さはちょっと失速しますね。
でもまぁ、主人公の二人が年老いて勢いが無くなるから、
ある意味リアリティがあるとも言えますが。
総評としてはとても面白かったです♪ -
双方の争いにヒヤヒヤさせられながらも、ラストは切ないというか、よかったのか。人生の不思議さを感じた。