盗まれた独立宣言 上巻 (新潮文庫 ア 5-15)

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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161159

作品紹介・あらすじ

世界最高の贋金造り、評判の形成外科医、有名映画監督らを動員して、暗黒街の大ボス父子が立てた驚くべき計画とは、アメリカの名誉の象徴、独立宣言の書かれた羊皮紙を盗み出すことだった。一度でも現場を経験したいと願うCIA教官スコットの希望はかなえられ、彼は羊皮紙を追ってパリへ。そこで、肉親を殺された痛みをモサドの仕事で癒そうとする、美しいハンナと巡りあった。

感想・レビュー・書評

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  • 「そして徒党を組んでわたしに敵対した指導者たちはだれか? サッチャーとゴルバチョフとブッシュだ。あれからまだ三年もたっていない。その後彼らはどうなったか? サッチャーはみずからの支持者たちによるクーデターで首相の座から追われた。ゴルバチョフはわずか一年前に自分でくびにした男に地位を奪われ、その男の地位もまた今や風前の灯だ。ブッシュはアメリカ国民の手によって屈辱的な敗北を喫した。ところがわたしは今もわが国の最高指導者および大統領の地位にとどまっている」

    ――原題の”HONOUR AMONG THIEVES”は、『盗人にも仁義あり』と意訳。引用は、作中のサダム・フセインの台詞。確かに湾岸戦争の後では、フセインは健在だったが、更に十年後、イラク戦争で遂に吊るされる事になる……嗚呼、諸行無常。

  • お勧めです。

  • あらすじを読んでいるような。

  • イラクが破格の報酬で、アメリカマフィアに独立宣言の盗みを依頼し、マフィアが各分野のプロを雇い、実行していく。
    マフィアの非合法的に実行していくやり方が実に見事でおもしろい。
    それと同時にCIAが動き出し、独立宣言を取り戻そうとする。
    メインのストーリーは盗まれた独立宣言を取り戻すという単純な話なのだが、だまし合いの様子がよかった。
    独立宣言のミスの箇所など初めて知った。

  •  どんでん返しの連続。 

  • 実家にあった本ですな。荷物と一緒に送られてきました。

  • 08/7/16 ★★★☆
    何をそんな紙だか草書だかでてんやわんやしてるんですか、と突っ込みたくなるけど
    圧倒的なスケールでの展開は面白い。

  • 湾岸戦争後のフセインが立てた奇想天外な報復作戦。傑作。

  • obtnd

  • チャーリー・マフィンも真っ青のサスペンス。面白い。

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著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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