誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161296

作品紹介・あらすじ

自分を陥れ、親友の命を奪い、最愛のベスを苦境の淵に突き落した男たちを絶対に許すことはできない。収監中、身に付けた知識を武器に計画は着々と進む。しかし再び囚われて五つの大罪で告発され、絶対絶命の時を迎えたダニー。彼の無実を確信し、大法廷で死力を尽すレドメイン弁護士父子の秘策とは?完璧な構成、周到な伏線、胸のすく結末が見事な、巧者アーチャーの裁判劇。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな作家、ジェフリー・アーチャー。以前読んだような気もするけど、この本もやっぱり面白かった。もし大学生に戻れるのなら、必死に勉強して弁護士を目指したい。とにかく最後は人間性に尽きる。魅力的な登場人物たちに感動。

  • ジェフリー・アーチャーの構想力は全くすごい。下巻に入りいよいよ復讐劇が始まるが、その復讐劇もさることながら、最後の幕切れに向かう裁判劇もスリリングだ。娯楽小説としては最高峰だと思った。

  • ちょっとご都合主義のところはあるけど、さすがにジェフリー・アーチャー。下巻は何回もスッキリさせてくれました。
    直接関係ないけど、解説で彼の日本でのデビューは「百万ドルをとり返せ!」で、これと「シャドー81」で新潮文庫の海外ミステリの道を切り拓いたと云う話があって、まさにその2冊ではまった記憶が蘇った。確かに!

  • ラストあっさりだったなー。もっとコテンパンにやっつけてスッキリ!!が良かったし、もう少し先まで読みたかった。これでもかってくらい何回もやられたんだから反撃も全部読みたかった、それだけが残念だった。爽快感不足。

  • 正直ワンパターンではあるし、21世紀版岩窟王って感じではあるんですが、ジェットコースター的展開にハラハラしながら読みました。最後の最後はなんかしんみりしたというか悪人になりきれない人間の良心が垣間見えた。

  • 安定の面白さ。
    どんどん先へ読み進めたくなる展開。
    終わり方としてはとてもいいのかもしれないけれど、個人的にはその先も書いてほしかった。

  • 2015年8月読了。★5つ

  • 面白くて一気に読んでしまった。上巻終わって、まだ下巻、それも残り少なくなってきたら残念。しばらく余韻に浸っていました。

  • なんだかんだと言って お金がないと 世の中を回せない。

    世の中の回すのに 心意気と正義がないと 人はついてこない。

    だけど お金を 目の前にちらつかせられると

    尻尾をふってついていってしまう。


    安易について いくと どうなるか。
    欲に目がくらむとどうなるか。

    最後は正義がかつという エンターテインメント要素たっぷりの

    道徳の話。

    貧乏人が 何もかも失って いろいろ 努力し 偶然がかさなり

    すべてを手にいれるという おとぎ話。

    おとぎ話でも よませる工夫はふんだんに盛り込まれている。

    最後の脚の傷の証拠は 警察官がその証拠を怪しみそう。

    ちょっと無理がある。

  • 原題:A Prisoner of Birth 邦題:誇りと復讐。
    親友を殺した罪で誤認逮捕されたダニーの、奇妙な脱獄と復讐の物語。
    獄中での描写が著者の体験に基づいてる点もすごいけど。爽快なストーリー。

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著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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