宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)

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制作 : Colin Wilson  中村 保男 
  • 新潮社 (2016年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102162033

宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 謎の宇宙船から持ち帰った仮死状態の美女。その美女が実は人体を乗っ取って人体のエネルギーを吸い取ってしまうヴァンパイアーだったというお話。
    SFでもあるし、ヴァンパイアーのようなホラーの要素もあるし、理論的な要素もある。なんだかなんでもありという印象。それでも思ったより楽しめるし、すらすら読める。
    なんでだろ…

  • 本書が書かれた当時は高校生。バロウズやスミスなんかのSFは既に卒業していた。コリン・ウィルソンには大学卒業後にはまったが、読んだのは殺人百科とか世界不思議百科の類で、これらは未だに読み返すくらいすきである。
    で、本書だが、SFなのだろうけれど、通常の純文学のような書かれ方をしている。少なくともエンタメ作品のようなわくわく感がない。それはそれでよいとは思うのだが、ちょっと真面目過ぎというか、哲学的というか、好き嫌い分かれると思う。

  • テーマも良いし、B級感あふれるストーリーも嫌いじゃないんだけど何故か退屈。不思議。

  • 宇宙探索船ヘルメス号の隊長カールセンは、宇宙空間で謎の巨大宇宙船を発見、中には宇宙人とおぼしき数体の遺体が。そのうち3体が地球に持ち帰られ研究室に運び込まれるが、金髪美女宇宙人の死体が突然起き上がり・・・。

    設定自体はいかにもB級SFっぽい。持ち帰った宇宙人は実は生命エネルギーを「吸血」するヴァンパイアで、しかも憑依能力を備えている。次々犠牲になる地球人、ヴァンパイアの正体を突き止め、追いつめようとする隊長と協力者たち(化学者、警察署長、吸血鬼研究家など)。しかし一見奇想天外なようで、理論的にはなかなか筋が通っている部分もあり、なるほど、吸血鬼や連続殺人鬼についてそういう解釈もありだなあと感心したり。なかなかにエロティックな表現も多いのですが、それも納得。

    映画化もされていますが、こちらはそのエロティックな部分を強調されてしまったようで(笑)映画レビューサイト見てもマチルダ・メイのおっぱい感想が大半(笑)

    コリン・ウィルソンは20年以上前に「アウトサイダー」と「連続殺人の心理」あたりは読んだはずなのだけど、小説を書いていたとは知りませんでした。新潮文庫の村上柴田翻訳堂で復刻された1冊ですが、村上春樹の推薦だというのが意外。解説対談で村上春樹いわく「いい小説」ではない、でも残ってほしいというのがすごくよくわかる。コリン・ウィルソンは小説家ではないから、小説としては稚拙な部分もたくさんあるし、どちらかというと自分の思想や薀蓄を小説の形で表現したかったのだろうけど、にもかかわらず最後までぐいぐい読めてしまうし、なんか面白いんだよなあ。体に良い物も悪いものも雑多にぶっこまれてるけど時々無性に食べたくなるジャンクフードみたいな感じ。

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宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)の作品紹介

難破宇宙船から持ち帰った謎の生命体は妖艶な美女の姿をしていた――≪彼女≫を犯そうとした者は心を読まれ、生命エネルギーを吸い取られる。人体から人体に乗り移り、「殺人」を重ねる宇宙ヴァンパイアー。やがて明らかになる人類創世をめぐる壮大な宇宙ドラマとは……。英国の奇才コリン・ウィルソンによる異色のゴシック風スペース・ホラーを復刊! ≪村上柴田翻訳堂≫シリーズ

宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)はこんな本です

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