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- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102165508
作品紹介・あらすじ
国防総省のコンピューター・システムがサイバー・テロによって崩壊した。商務省、農務省などの政府機関のシステムも一斉にクラッシュする。不気味な犯行声明が送りつけられるが、犯人の意図は依然として不明。そんな折、爆弾テロはモスクワをも襲った。カウリーは至急、現地へと飛ぶ。事件の背後に見え隠れする邪悪なロシア・マフィアの存在。そしてアメリカとの驚くべき接点とは。
感想・レビュー・書評
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フ−13−50
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新潮文庫からのフリーマントルは今年2作目、春にでた「城壁に手をかけた男」ではチャーリー・マフィンも未だ健在、更に生き残りの冴えをみせる。
こちらは、FBI捜査官ウイリアム・カウリーとモスクワ民警の刑事ディミトリー・ダニーロフがタッグを組んで米ロにまたがり捜査に臨むシリーズものの3作目。
今回は極右テロリストと武器を供給するロシア・マフィアを敵にまわし奮闘するのですが、さすがフリーマントル、相変わらず面白いです。
この作家、飛び切りずば抜けた快心作もないけど、常に及第点以上の作品を提供してくれる。冷戦終結後(いつの話やという感じ)、かつてのレベルを維持できず凋落していく作家が多い中で、未だ気を吐く貴重な存在。
今年2作目を供給してくれた新潮社にも感謝。でもこのタイトル(「爆魔」)は、ヒドイ。もうちょっとね、何とかならんかったものか。
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