知りすぎた女 (新潮文庫 フ 13-53)

  • 新潮社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102165539

感想・レビュー・書評

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  • フ−13−53

  • 男どもはさっさと死んでしまうし
    残された女たちも…

    後味悪し

  • いつもと違う味のフリーマントルだったけど、読ませるという点では読まされたなぁ。知りすぎた愛人と知らなかった妻、男(夫)を死に追いやった組織から2人で逃げる逃げる。といってもこの間柄じゃいつまでも仲良く(それこそ作中にもあったテルマ&ルイーズのように)はいかないね。女は強いね、そして怖いね、という話。

  • チャーリーじゃない

  • ウォール街屈指のノースコート会計事務所の後継者であり女婿のジョン・カーヴァーは、妻のジェーンを深く愛する一方、経済専門のライターのアリスとも強く愛し合っていた。最近衰えの目立つ義父ノースコートにカーヴァーは強い不安を抱いていた。ノースコートしか知らない顧客企業に、巨大な粉飾の気配があるのだ。問いただすカーヴァーに、ノースコートは自分がマフィアの資金洗浄に関わってきたことを告白し、自分自身の手で彼らとの関係を終わらせると明言した。しかし、カーヴァーに届いたのは、彼が趣味の草刈機の下敷きになって事故死したとの知らせだった。事故死に見せかけて殺されたのだ!アリスはハッキングによって資金洗浄の過程を掴み、カーヴァーを助けようとする。なんとかこの状況から逃れようとするカーヴァーに、マフィアの手が!<BR>
    <BR>「消されかけた男」などのチャーリー・マフィン・シリーズで馴染みの深いフリーマントルの新作。<BR>
    タイトルはシリーズに引っ掛けてあるけど、内容は単発。<BR>
    東西冷戦を舞台にしたあのシリーズの面白さが、記憶に焼きついている人は多いんじゃないでしょうか。<BR>
    <BR>
    帯には「一人の男の謎の死で二人の女の運命が交錯する」とあるので、あ、これはカーヴァーは死んで、その後がメインだろうと思ったんですが、死ぬのは半分以上過ぎたところ。前半が面白くないというわけではないけれど、これから妻と愛人の壮絶なバトルが始まるぞ!と期待したわりにはあっさりと終わってしまいました。<BR>
    この帯は無いほうが中身を楽しめたのかなあ、と思います。<BR>
    父の庇護の元で育った理想的な良妻と、賢く強い愛人、って結構面白い設定なのに、絡みが少なくて勿体無い感じ。いかにもフリーマントルらしい、権力や力に対する皮肉な視点は随所に見え隠れているので、そういうところをもっと読みたかったなあ、と。<BR>
    <BR>
    最後に明かされる謎ももう少し追求して欲しい・・・フリーマントルさん、もうちょっと頑張ってよ〜という感じだったなあ。

  • 積ん読中

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