顔をなくした男 上巻 (新潮文庫 フ 13-62 チャーリー・マフィンシリーズ)

  • 新潮社
3.75
  • (5)
  • (9)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 91
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102165621

作品紹介・あらすじ

MI5のチャーリー・マフィン、ついに引退-。ロシアの陰謀を暴き、英国の危機を救いながらも例によって淡々と祖国へ戻ったチャーリーを待っていたのは政府からの引退勧告だった。彼の素性が割れてしまい、諜報活動はもはや困難だというのだが…。そんな折に持ち上がったロシア高官の亡命話。チャーリーはモスクワに残した妻子の安否に危機感を募らせる。大好評シリーズ開幕。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018年9月16日、読み始め。
    著者の作品を読むのは初めてである。
    今回の作品は、チャーリー・マフィン・シリーズ(英国のさえない中年スパイもの)というものらしい。

    「スパイ小説」というジャンルがあるようだが、この作品は、そのスパイ小説に該当するようである。

    「スパイ小説」とは、第一次世界大戦前にはじめて情報機関が組織された時に生まれた小説(フィクション)のジャンルである、とか。
    日本では馴染みの薄いジャンルになる。


    2018年9月23日、読了。
    ダラダラとして展開で、読むのが面倒になってきた。
    自分には不向きは作品と思える。
    下巻に進むが、最後まで読むか微妙。

  • いつも面白いチャーリー・マフィンシリーズ。今回も楽しかった。ただ、こういうのは日本人にしか理解されない、、、のかも。原書とかみ合わなくて謎が多いです。誰か助けて。

  • 2016/04/12 記
    「魂をなくした男」を読む前に 読んでしまいたい。

    シリーズ一覧
     URLはこちら http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/lm/R1D3C2OCWNOOFE 『フリーマントルのチャーリー・マフィンシリーズ - Amazon 』 : 

    顔をなくした男〈上〉  (新潮文庫) 『2012/02 シリーズ第14弾』

    内容 : 原タイトル:Red star eclipse
    "MI5のチャーリー・マフィン、ついに引退。ロシアの陰謀を暴き、英国の危機を救いながらも例によって淡々と祖国へ戻ったチャーリーを待っていたのは政府からの引退勧告だった。彼の素性が割れてしまい、諜報活動はもはや困難だというのだが……。そんな折に持ち上がったロシア高官の亡命話。チャーリーはモスクワに残した妻子の安否に危機感を募らせる。
    『2012/02 シリーズ第14弾』"

    著者 : ブライアン フリーマントル


     予約  借りる。 読み始める。 読み終わる。
     

  • 合衆国を転覆させかねなかった陰謀が潰えた。その事後処理のさなかロシアの超大物がMI16に亡命を持ちかけてきた。

  • チャーリーマフィンシリーズの3部作。Red Star Eclipse
    前作でロシアの陰謀を暴いたチャーリーはイギリスへ戻り、また日陰生活。
    ナターリヤとサーシャを亡命させたい! その一念でMI5、MI6合わせて計画。 で、チャーリーだから、上のたてたプランには乗らず、二人を亡命させるべく、個別に動くのであった。
    これ、3部作の2作目だから、3作目が出たら、1作目から読み直すんだろうなぁ。
    なので、さっくり読もうと思う。

    上巻はモスクワに到着したのをナターリヤが認識したらしいところまで。

  • なんか痛々しい。 主人公は有能でプロフェッショナルなのになぜこんな境遇に陥ってしまうのか。
    ハッピーエンドで終わってほしいものです。

  • 久々の掘り出し物! 一作目から読み続けてきただけに、感慨ひとしお! やや脱力してフリーマントル節が復活したのだろうか。

  • 久々のチャーリーはやっぱりいい
    まさかのエピソードⅤ
    エンドアが楽しみ

  • チャーリー・マフィンシリーズの最新作。

    が、最後に思いがけない結末が。
    それは物語の筋ではなく、話が完結しないまま本が終わってしまったこと。
    どうもこの本は、前作を含めた3部作の2冊目の本らしい、ということは、本文を読み終わった後に解説を読んで知った。それは早く言って欲しかった(解説で言ってくれてるけれども)。だったら3部作が完結するまでこの本も読まなかったのに。3部作の完結編はもう出来上がっているらしいのだが、これから翻訳なので、日本での出版には相当時間がかかるのではないか、と思う。そうこうしているうちに、この本の筋を忘れてしまいそう。

    スパイ小説は好きだった。ジョン・ル・カレとか。
    東西の冷戦が終わってスパイ小説は成立し得なくなった、との認識が一般的だと思う。僕もその意見にほぼ賛成する。
    本書「顔をなくした男」はスパイ小説であり、東西冷戦の頃から続いているシリーズの最新作だ。チャーリー・マフィンのキャラクターに負うところも大きいと思うけれども、相当に面白い。でも、僕は東西冷戦の頃のソ連を舞台にしていた頃の作品の方が、何か緊張感を感じて好きだった。

  • 中学生の頃からスパイ小説が好きで、特にフリーマントル氏とジョン・F・ル・カレ氏の作品は軽く20年近く読み耽っている。もちろんフリーマントル氏の生み出したチャーリー・マフィンとル・カレが生み出したジョージ・スマイリーが魅力的だった故。そういえばル・カレ氏の『ティンカー・テイラー・スパイ・ソルジャー』が映画されたからハヤカワ文庫から70年代のスマイリー3部作が再販されたのには、今更すぎてびっくりした(70年代の話だよ)。

    僕が、アイラのウィスキーが好きなのはチャーリー・マフィンがアイラ好きだったのがキッカケ。小説で飲みたいお酒に出会うことが多くて、本書でも「アロックス・コルトン」が”自分のご褒美”に出ていて飲みたくてしょうがない。

    フリーマントル氏の短編『第五の日に帰って行った男 』の中で、“スパイには魂がない”という言葉がいまでも印象に残っている。欺瞞と魂の葛藤のなかで魂を取り戻しつつあるチャーリー・マフィンにはハッピーエンドで終わって欲しいと願ってしまう。そんな面白い小説。こちら3部作の真ん中なので次が待ち遠しい。

全12件中 1 - 10件を表示

ブライアン・フリーマントルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェフリー ディ...
ブライアン フリ...
ピエール ルメー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×