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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
翻訳物が読みたくて積読からチョイス。
以前、話題になったときに面白そうだと思って購入したのだが、楽しめたかといえば楽しめなかった部分も多かった。なにしろ、人が死に過ぎる。ここまで簡単に人が殺される世界は辛い。でも、おそらくこの時代、戦後の冷戦期は創作ではなくこんな時代だったのだろう。ついでに題材が子どもを対象とした連続殺人だったのもやっぱり辛かった。子どもが殺されるのは物語でもやっぱり嫌だ。小説だとしても嫌悪の感情が湧いてくる。とはいえ、主人公が危機に瀕し徐々に変わっていき国を敵にまわし、命を賭して連続殺人犯を追うさまはハラハラドキドキした。しかし、ミステリを期待したのだが、誰が犯人なのかは一目瞭然でミステリではなかったのも☆2の要因だった。上下、全2巻。
ロシアで実際にあった連続殺人事件をモデルに描く重厚なストーリー。 1933年、旧ソ連で、村が飢餓に襲われているシーンから始まる。 強烈… 20年後、スターリンの時代、末期。 共産主義が完成すれば犯罪は起こらないという建前で、事件は解決の見込みが立つまでは、事件と認められないという歪んだシステムになっていた。 当局の方針に異議を申し立てれば、すぐに何らかの処分を受ける。 逮捕され... 続きを読む »
ペルーのクスコで相部屋だった旅人からロシアを旅した際の話を聴く。何かの偶然だと思い、ちょうど読み終わったこの本を渡すと、なんとどこも行かずに1日で読んでくれた。あまりに面白くやめられなかったそうだ。記念にお互いのサインを記し、上下に分けてもって帰ろうということに。この上巻をもって旅を続けていれば、また彼にどこかで会える気がする。
スターリン時代のソ連を舞台にしたミステリーで、実際にあった猟奇殺人事件をモチーフにしています。困難な状況の中で徐々に犯人に迫っていく捜査官が主人公。
こう書くとありきたりな話しに思えますが、この小説が凄いのは、その時代背景の描写です。人々が密告と相互監視、暴力と恐怖により支配されていた時代。陰惨で閉塞的、絶望的な社会と、暗く寒く長い冬の描写が見事です。
主人公は国家保安省の捜査官。国家のために人々を弾圧し、多くの無実の人々をも死に追いやってきました。やがて弾圧の矛先は自らとその家族にも向けられます。
とにかく全体に陰惨で暗い話しなんですが、自分自身追い詰められながらも犯人を追う中で、徐々に人間としての尊厳と、人との絆を取り戻していく
主人公の姿に救いがあります。
読み応えのある、なかなかの作品です。
訳者解説にもあるけれど、主役の登場まで長い。
こんなに説明するなら、シリーズ化するつもりと想像する。時代背景からすると、いつ足を引っ張られて処刑されるかわからないけれど。
前半ではたくさんの場面が登場するので、本筋としてどのシーンを押えておけばよいのか、判断が難しくて、気分的には苛ついた。
何遍、前に戻って、この人どこで出て来た人だっけと、読み返したことか。
それが証拠に、下巻に読み進んでも、すべて読み終わるまで上巻を持ち歩いた。今まで家に帰って、何回か確認した本は有ったけれど、こんなことは初めて。
でも、結局読み終えてみると、無駄なシーンは無かったことが判り、丁寧に読んでよかったと思う。
一応、ハッピーエンドと思われるが、不幸なままの人間が一人。この子と主人公レオ君の関係は、何事も無く済むとしたら不自然。
「この国家は連続殺人の存在を認めない。ゆえに犯人は自由に殺しつづける――。スターリン体制下のソ連を舞台に、国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフが、大量猟奇殺人に挑む!」
ソビエト社会主義共和国連邦という複雑な舞台設定で、主人公のレオが葛藤しながら、難事件に挑むわけだが、予想のできないスピーディーな展開で、あっという間に読み終わる。後半も楽しみ!
※この本は、Yさんに教えて頂きました。ありがとうございました。
アンドレイ・チカチーロ事件。1978年から1990年にかけて、おもにロシア・ソビエト連邦社会主義共和国内で52人の女子供を殺害したとして殺人罪。
う~んこれは面白い!面白いと言うには少々不謹慎かと思うほどダークで冷酷な時代背景。スターリン体制下のソ連の描写といい、レオやライーサをはじめとするキャラクター作りといい惹きこまれます。脇役かのように登場する子供たちの描写も印象的。ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、冒険など様々な要素が詰め込まれているが、ストーリーはようやく走り出したところではなかろうか。今後いかようも展開出来そうな予測不可能な状態。さあ下巻が楽しみだ。
旧ソ連の時代。国家の体制にうおー!さおー!させられる国家保安省捜査官が猟奇殺人事件を追うことで生き方を取り戻していくというもので、正直、気持ちのいいハナシではありませんが、つづきが気になる、というイミではホントにオモシロかったです。
http://blueskyblog.blog3.fc2.com/blog-entry-1522.html
これは当時働いていた書店で営業さんから勧められて読みました。いやーおもしろすぎ!!自分の中にある「おもしろい」というスイッチが全部押されているくらいに夢中になりました。
とりあえず、今の自分の環境がいかに自由であるかの確認と賞賛が得られる作品。
そして、デビュー作とは思えぬ完成度の作品。びっくり。
すごいよ。
映画化が楽しみです。レオを取り巻く人間関係とその変化…とくに下巻の怒涛の展開にはものすごいエネルギーがあります。
スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが・・・・
前半があまりに残虐で読み続けることが辛かったが我慢して読んだ。ただ話は大変オモシロク次が気になる。下巻も早く読みたい

《あらすじ》
スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そ...





