チャイルド44 下巻 (新潮文庫)

著者 : トム・ロブスミス 田口俊樹

• 新潮社 (2008年8月28日発売)

感想・レビュー・書評

[のび太のママさんの感想 · 2019年1月6日]

上巻からは思いもよらない驚きの展開でした。

[sazanamiさんの感想 · 2018年12月30日]

ミステリ

[winderさんの感想 · 2018年12月25日]

これは良かった。猟奇ものだろ？とか思っていたのに。

[MSRkbさんの感想 · 2018年12月4日]

力作だし読ませるが、舞台設定のリアリティと[private]犯人-主人公の関係性（実は生き別れの兄弟だった！）[/private]のいかにもな「ドラマ」っぷりが齟齬を来しているのではないだろうか。ぶっちゃけ、その部分のテーマも終盤でどたばたと明かされて消化不良気味。惜しい。3だけど2.8くらい。

[たにひろさんの感想 · 2018年2月7日]

ソ連国家と言うものを物語を通して学ぶことができました。
恐ろしい国……ここに生まれなくてよかった。
物語もラストのどんでん返しがとんでもないですよ！

[木戸のねこさんの感想 · 2017年1月29日]

今年の「このミス」海外部門1位でずーっと気になってたもの。なんと実話が基になっているというから驚き。
旧ソ連体制下における、虐げられる人々と、国家のため無実の人をも捕まえてきた男のストーリー。”フーダニット”ではなく、”ホワイダニット”のミステリ。
しかしミステリよりも、ソ連体制下の状況を書くことが目的だったのではないかと。それくらいド真ん中にくるのは政治的影響の恐ろしさ。共産主義…いいと思ってたのに。
むしろ肝心の”ホワイ”の部分はちょい納得いかんくらいだしね。なんで44人なんだろうっていうのも…。
いや、しかし上下巻の長さをまるで感じさせないリーダビリティの高さ含めて、十分満足の2冊やった！

[サラダチキンさんの感想 · 2016年10月8日]

上巻はなかなか面白かったが、下巻の展開はイマイチ。

[naonokotoさんの感想 · 2016年9月30日]

凄すぎ。怖すぎ。映画を見ているようなドキドキと、謎が解けてつながっていくスッキリ感と驚きと。グロテスクな描写が続いて読むのが苦しいのにやめられない。ラストが綺麗にまとまりすぎている気もしますが、そこも含めて素晴らしかった。映画でどこまでできるのか、観てみたいような映像では見たくないような。面白かったです！

[69hachさんの感想 · 2016年9月7日]

下巻。

丁寧かつスピード感あふれる描写と、
秀逸なラスト。
自分好みの書ききらない終わり方が良かった！
みんな（色んな意味で）レオ大好きすぎィ！

丁寧な書き方と云う立ち位置が、
上巻の陰鬱さを際立たせる描写（其処まで書くかね？）を
際立たせており、ひいては全ての登場人物の些細な行動に至るまでに著者の視線を感じざるを得ない。
上巻後半からは疾走感も加わり、
一気に読んでしまいました。

下敷きになった事件って何だろうと思っていたんですが、
チカチーロだったんですね…
時代が異なるので気が付かなかったんですが、
あれを此処まで昇華していてホント凄いなあと。

[ちょこ兵士さんの感想 · 2016年8月13日]

だめだ。年とったな。こういう本が楽しめなくなってきた。
物語の面白さ(舞台の設定や人物造詣、プロットなど)は文句のつけようがないのだけれど、どこかに旧ソ連の社会主義体制を見下し揶揄するような視線を読み取ってしまって、純粋に物語の世界に入り込めない自分を感じた。

高校生のころなら大興奮で読んだんだろうけどなあ。

著者プロフィール

1979年、ロンドン生れ。2001年、ケンブリッジ大学英文学科を首席で卒業。在学当時から映画・ＴＶドラマの脚本を手がける。処女小説『チャイルド44』は刊行1年前から世界的注目を浴びたのち、2008年度ＣＷＡ賞最優秀スパイ・冒険・スリラー賞をはじめ数々の賞を受ける。