グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

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制作 : Tom Rob Smith  田口 俊樹 
  • 新潮社 (2009年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102169339

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グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 先が気になって止まらない! 秘密警察から転職したのに、報復を受けるレオ。愛で罪は償えるのか。寒くて痛いよ!四面楚歌の窮地か!?

  • あの「チャイルド44」の続編。
    「あなたはレオに冷たすぎやしませんか?」との読者の問いに、T・R・スミスは「その通りです」と答える。
    人間の本音、その人間の本当の力がわかるのは、プレッシャーにさらされている時、困難に直面した時だからだ。
    本書でもレオは考えられる限りこれ以上ないといってよいほどの困難に直面する。
    それでも、レオは決して諦めない。これがレオの魅力でもあり本書の魅力でもあると思う。
    冒険小説としても素晴らしいが、何より人間の良心とは何か、犯してしまった罪をどう贖うのかについても、深く考えさせられる。

  • ▼今回も痛そうな描写ばかりはやたら細密に描いていく、ソ連を舞台にした大人向け冒険小説。警察でスパイで夫って、どれだけおいしい役割なんだい? ズルイと思うのは、親父殺しを巧みにストーリーに織り込んであること。「そんなに俺が(というかレオが)悪いのか!」と激昂したくなる展開。娘は不良だし、妻は不満だらけ、仕事に行けば俺悪者扱いされて変な船で死にかけるし、たどり着いた先は強制収容所!? そしてリンチ! というあらすじ。
    ▼しかし、今回は上司が死んだか死んでないかで、レオの行く末が決まりそうで面白展開です。前回の『チャイルド44』より、ドキドキサスペンス分は減ったけど、わくわくサバイバル分が増えてて、ちょっと新しいかも。(10/2/4 読了)

  • 前作から続いていた「罪とは?」が
    フルシチョフのスターリン批判で正義・善悪がひっくり返る事によって
    いよいよ最大のテーマに

    ミステリというかアクションという感じで
    収容所に向かう船の描写は迫力なんだけど、
    それこそハリウッド映画でいいかな、という気がしないでもなくw

    そしてああーネステロフーー

  • 続編に気付いて慌てて読みました。
    チャイルド44の後半、ジェットコースターのような
    アクションアクション&アクション描写が
    そのまま雪崩込んでいく、息を吐かさぬ展開の連続です。レオがんばれよ!

    個人的にはネステロフとのコンビがまた見られるのだわと
    喜んだのですが…。……。

    相変わらずライーサと、加えてゾーヤにイライラさせられます(笑)

  • ロシア怖い。

    平穏に過ごすって何?って考えてしまう。

    前回養子に迎えた2人との生活をなんとかやっていこうとした矢先に体制が変わり、身に危険が迫る。かなり劣悪な環境に自ら乗り込んでいくので、読み進めるのがしんどい。

    2016.6.13

  • しかし、これでもかってくらい次から次へと苦難がレオ達を襲いますな!
    精神的にも肉体的にも容赦ない。
    今度は過去が牙を剥く。
    過去の罪をどうするか、という答えを出すのがすっごく難しい問いを突き付けられているんだが、物語はどういう決着をみるのだろう…
    相変わらずのハラハラの連続のまま下巻へ続く。
    ネステロフー、ネステロフは生きてるよね!?

  • チャイルド44の続編。
    レオが相変わらずひどい目にあいますが自業自得と思えないところが、作者のうまさかしら、
    拷問やら、犯罪者やらの描写が生々しくて痛いです。
    そして、相手が国家となると怒りのやり場もなく、怒りを顔に出すことすら罪とされてしまう、という時代。
    タイトルのグラーグ57と言うのは生存率が低い犯罪者を収容する強制労働所の名前。モスクワからは船か飛行機でしか辿り着けない僻地です。
    マイナス50度の屋外での労働で手足の指が凍傷で腐り落ちる環境(||゚Д゚)
    下巻も容赦ないんだろうな。
    読むこと、知ることの責任みたいなものを感じる小説です。

  • 国家保安省の捜査員だったレオは、多重殺人事件を解決した功績でモスクワ殺人課を創設した。私生活ではゾーヤとエレナ姉妹を養女としたが、姉のゾーヤは自分の親を殺したレオに心を開いていなかった。
    そうした中かつての政府関係者が的となった連続殺人事件が発生する。その事件を追っていたレオだったがその犯人にゾーヤを誘拐される。
    ゾーヤを解放する条件として、犯人グループの首領であるフラエラの夫を脱獄させるために収容所グラーグ57に潜入する。

  • 前作で養女にしたゾーヤとの関係から、レオはかなり窮地に陥ることになる。スリリングな展開が面白い。

  • 映画「イースタン・プロミス」で、ロシアの非合法集団的自営業者のみなさんにとっては、自分の身体に入れたタトゥーはその筋での身分証明であり、かつ己の歴史そのもの……という場面がありました。
    この作品で「ヴォリ」という、とにかくカタギでない人たちが出てきて「あ、これかー!」と。

    ちょっとまだフラエラのイデアがよく見えないな。
    描写が説明的というか、平淡すぎて「そうなの?」っていう感じがする。

  • 本好きで知られる故・児玉清さんが高く評価されていた「チャイルド44」の続編。3部作の中編となる上下巻です。舞台はフルシチョフによるスターリン独裁批判から、ハンガリー動乱まで。前作で光が見えたかに見えた主人公・レオが、再びもっと深い闇に飲み込まれていきます。
    念願のモスクワ殺人課を創設したレオだったが、一向に心を開こうとしない養女ゾーヤに手を焼く日々。折しも、フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、その憎悪の矛先はかつての捜査官や密告者へと向いていた。そして、その憎悪が今、レオにも忍び寄る…。
    前作と異なり、ミステリというよりはスパイアクション小説のようなストーリー。映像化に向いていそうですが、前作のようなサイコサスペンスを期待しているとガッカリするかも…。でも、主人公・レオの生きざまを追いかけるだけでもかなり読み応えありますよ。

  • 基準が代わるとここまでとは。

  • 前作のほうが。。

  • child44のような、謎解き要素は無く、レオの生き方と贖罪の話。正義ってなんだろうね、と思う。

  • ハリウッドのアクション映画だって、
    こんなに盛り込まないだろうというぐらいの
    危機の連続。

    囚人護送船の乗っ取り、
    強制労働収容所での反乱に脱走、
    一度も実践したことない見習い操縦士の飛行機での逃走、
    川へのダイビング、
    そしてハンガリー動乱。

    話の広がりが大きすぎて速すぎて、
    読解力がついていけない。
    犯罪集団の女ボスがハンガリー動乱を引き起こす
    という展開には、
    想像力がついていけない。

    (下巻へ続く)

  • 2015年5月読了。★3つ

  • 重苦しい内容と話がなかなか進まないので読むのが少し辛くなっていたが、レオが船に乗ってからはいっきに加速にはいった。しかし、いつもながらの容赦のない展開にいやな予感がしつつ下巻へ。

  • チャイルド44がトムハーディ主演の映画原作ということで読み始めたときに、このグラーグ57とエージェント6も買ってしまったので、読んでいるのだけれど。
    旧ソ連の体制って興味深いけど、なんか表面的な描写。
    ★★★3つにしたけれど、Cだな。上巻は。

  • うーん、やはりこのシリーズ重い。
    前になかなか進まない。でも読む本がなくなってきたので、ともかく下巻へ。

  • 過去は消せない。今の自分が未来の自分をどれだれ脅かすか、わからない。犯した罪を善行で償おうとしても、それを帳消しにできない。
    主人公がかつておぞましい罪を犯していたことを知りながら、それでも彼がどうなるのか、彼の家族や友人がどうなるのか、はらはらするのは、その過去に怯え、悔いる姿が、事の大小は違えど、自分にもあるから。

  • ソ連時代のドロドロ感が満載。さてどういう展開になるか

  • ネステロフが…ネステロフが…。

  • 古本で購入。上下巻。

    連続少年少女殺害事件から3年。
    レオ・デミドフは国家保安省を離れ、新設された内務省モスクワ殺人課の責任者として勤務していた。
    1956年2月の共産党党大会において、国家指導者たるフルシチョフによって激烈なスターリン批判が展開される。スターリン体制は否定され、政策は180度転換された。
    何者かによって撒かれた党大会報告書に、スターリン体制という「正義」に仕えていた人々は戦慄する。
    そして報復が始まった。レオの前にも、1人の復讐者が現れる―

    時代の閉塞感とサスペンスの緊迫感が絶妙にマッチした前作『チャイルド44』に比べ、追跡劇に強制収容所での脱走劇などスペクタクルを増しているのが今作。
    物語と舞台がより壮大になったことでよりおもしろくなったかと言うと、うーん。
    ストーリーを構成する山場それぞれの盛り上がりはなかなかでおもしろいのだけど、風呂敷を広げすぎて逆に締まりに欠けてしまったと言うか。

    読んでいるときの印象は、「あ、『24』とか『プリズン・ブレイク』っぽいな」という感じ。
    それはたぶん、いい意味での「お約束」を踏まえてるからなんだろうな。前作同様、やはり映像作品的な構成・見せ場のつくり方をしている。
    だから読ませる。ついつい一気読みしてしまう。

    時代の変革と混乱、家族の創成。
    誰もが幸せになりたいだけなのに傷付けあい殺しあってしまう。
    全ての登場人物が、「自分の信じる正義」のために生きる。
    「国家のための大いなる善」ではなく「家族の幸福」のために生き始めたレオのあがきは、時に愚かで時に美しい。

    解説によると、レオ・デミドフシリーズは全三部作だそうな。
    次はいったいどんな困難がレオを待ち受けているのか…

  • あのスターリン時代の夢の様な(主に悪夢的な意味で)世界を描いた問題作「チャイルド44」の続編。

    今回は前作から3年後のフルシチョフによるスターリン批判が行われた時代が舞台となる。
    「考えてみたら無実の人を拷問したり、強制収容所に入れるのって間違いだよね」という衝撃的な発表がフルシチョフにより行われる。
    国家保安省の人間にとっては急にはしごを外されたようなもので、「えー!今更それ言っちゃうの?」ってとこだろう。
    まさに国家を揺るがす大問題発表。
    そして、時を同じくしてレオも関わったある事件の関係者が死んでいく。
    やがて魔の手はレオにも・・・。

    前作で散々苦労しただけにもう勘弁してやれよと思うんだけど、今作でもレオは大変な目にあう。
    上巻の最後ではタイトルの強制労働収容所に入れられる。
    唯一の味方ネステロフは殺され、脱出計画はあっけなく破綻。
    いったいどうなっちゃうのか・・・。
    どう考えても悲惨な未来しかないんだけど・・・。
    レオがんばって!

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グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)の作品紹介

運命の対決から3年-。レオ・デミドフは念願のモスクワ殺人課を創設したものの、一向に心を開こうとしない養女ゾーヤに手を焼いている。折しも、フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へと送り込む。そして、その魔手が今、レオにも忍び寄る…。世界を震撼させた『チャイルド44』の続編、怒涛の登場。

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