氷山を狙え (新潮文庫 カ 5-4)

著者 : クライブ・カッスラー 中山善之

• 新潮社 (1982年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[マタンさんの感想 · 2023年11月9日]

議員の不肖の息子(チート)が
圧倒的不利でもあきらめない今作。

もうね、フツーは
ある描写で詰んだ、と思うはずです。

ただし描写的に不自然だと思うはずです。
実はあえてそうやったんですよ。
あのチートは。

そしてそこからある場所を舞台にして行われるのが
ショーの真の始まり。

最後の極悪人に
最強のお返しをする場面は
圧倒に尽きるでしょう。

というかフツーに動くなよチート…

[winderさんの感想 · 2018年12月25日]

ダーク・ピット・シリーズ一作目。ディズニーランド舞台のアクションシーンが記憶にある。

[teshiigogoさんの感想 · 2013年8月11日]

カッスラー初期の作品

タイタニック号を引き上げ、一躍勇名を轟かせた主人公D.ピットがアイスランドを舞台に超人的な活躍をみせる。

シリーズ全編に貫かれている私的な巨悪に対峙するダークピットの構図は、この作品前後で固まったものと思われ、ある意味でマイルストーンとなる作品である。

著者プロフィール

クライブ・カッスラー
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA（国立海中海洋機関）に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。2020年死去。

「2023年 『地獄の焼き討ち船を撃沈せよ！（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」