死神を葬れ (新潮文庫)

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制作 : Josh Bazell  池田 真紀子 
  • 新潮社 (2009年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102174210

死神を葬れ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • タイトル買い。
    CSIとか海外ドラマっぽいふんいきが良い。
    何というか、ERにヴァンダレイが出たらこんなキャラかなみたいな。

    好み。たぶん読み返す。

  • ニューヨークの病院を舞台に、元マフィアの殺し屋で現・研修医というピーター・ブラウンの多忙な一日を描くクライム・サスペンス。邦題にあるような「死神」が登場する訳ではないが、シニカルな主人公の行動を軽快なタッチで描き、スピード感に溢れる。
    交互に挿入される「前日譚」の章では、ブラウンが殺し屋となった事の顛末が明らかにされるのだが、アイデンティティを巡る一種の青春小説としても読める。育ての親となる祖父母をマフィアに虐殺されたブラウンは、敵を討つために別の組織に属して復讐の機会を待つ。その足掛かりとなるのは同組織の幹部を父親に持つ小悪党の旧友なのだが、愛憎渦巻く事態はややこしい結末へと向かって進んでいく。やがて「ユダヤ人」としてホロコーストを生き抜いた祖父母のルーツを探るブラウンは、意外な事実に突き当たる。
    殺しの手段にサメを使い、クライマックスでは究極の「武器」も登場、とにかく痛い描写には事欠かない。

  • 元マフィアのヒットマンにして、今病院のレジデント、ピーター。
    日常の業務+研修医の面倒もみなければいけない、多忙な日々を過ごす。その中に、マフィア時代の自分を知る人間が入院してくる。自分が死んだらマフィアにその存在を知らせると脅されたが、そもそもその病気がスキルスなので死ぬのはほぼ間違いない。どうしたものかと思いあぐねるピーターだったが・・・

    軽妙なタッチで過去と現在の激務とを行き来しながら話が進む。いったいどこに着地するのかと心配になったが、まあ一応それなりの着地点に到達。
    しかしアメリカのレジデントは噂に違わずハードですね。医学情報の確かさから鑑みても、この生活は本当なのでしょう。
    しかし、目柄だってはいけない証人保護システムで、誰に会うか判らない医者というのはいかがなものかと思うが。

  •  うーん猥談みたいな語り口は好き嫌いがあり、わたしは後者に比重が傾いているので少しげんなり……。
     昔はマフィアお抱えの殺し屋でいまはインターンです、と。
     どんな経歴だww

  • Amazonが「あなたにオススメよ」とメールしてきたので
    読んでみましたw
    結構、売れてはいるみたいだし、映画化もされるそうです。
    う~ん。私はあまり好きじゃないかな。
    軽い読み口が良いのかもしれないけど、
    別に内容が目新しい感じもしないし。
    医療にも暴力にも寄りきれなかった感がある。
    しいて言うなら、ページの左端に結構な頻度でついている注釈が
    面白いかなぁ。
    内容は★1つだけど、注釈でプラスって感じです。

  • 猥雑で軽薄な語り口で、最初は駄目かも…と思いつつ読み始めましたが、訳ありインターンの過去が明らかになるにつれ思いがけない展開に一気に読めました。マフィアとくれば避けられないシーンには(特に後半)朝御飯が込み上げてきたので飛ばし読みしました。病院での描写はコミカルでおかしかったです。

  • ちょっとふざけた文体でアングラな知識を披露しながら物語をグイグイ進めていく……どっかで見た事あるなあと思っていたら、翻訳者さんが「ファイト・クラブ」の池田 真紀子さんでした。納得。
    その「ファイト・クラブ」と比較するとかなりユーモア方向に振れていてずっと気軽に読める感じ。ストーリーも時間軸の移動にさえ迷わなければ(いや、それを入れても)そんなに難しいものでもないし。
    医療と暴力に関わる話なんで、どうしてもスプラッタ的な描写が多いです。そこだけ覚悟してお読み下さい。

  • 読み始めは時間軸が前後するので話の流れが掴めず読みにくかったが、ラスト三分の一辺りから一気に引きこまれた。
    前半の読みにくさも演出のように思えてくる。
    謎だらけのものがじわじわと明らかになっていくのが面白かった。

    元マフィアの暗殺者、現研修医。
    とんでもない設定だが、どちらの描写もリアリティと皮肉に満ちており上手いです。
    手術のシーンは不謹慎だが思わず笑ってしまった。
    胡椒がきいていますねえ。

  • 昔殺し屋。
    今研修医。


    過去と現在行ったりきたりも、
    主人公のイメージがどんどん固まっていくのが面白くて
    苦にならず。
    テンポもいいし。

    品行方正な殺し屋時代と、ドラッグに頼って業務をこなす研修医の
    対比もおかしなもんで。


    ディカプリオの映画化、反対です。
    もっと、ワイルドさが欲しい。

  • 殺戮シーンや死体の描写がニガテな自分には、後半から(特にサメが出てくるあたり以降)正直シンドかった。それを除けば、次々ページをめくって、テンポ良く読めて楽しめた。ただ、全体的に不良っぽくて(マフィアの話だから当たり前か・・)ふてくされた感があって汚い描写が多いので、読み終わった後は、しばらくはマフィアものはいいかなー、と思ってしまった。

  • 総括して、面白かったと言える。特に後半からラストまでのストーリー展開は怒濤のごとく一気によんでしまった。
    ただ全体的に、和訳の表現がいまいち。原文がそうなのかどうかは分からないが、いちいちくどい表現が前半部分の読みにくさを際立たせていた。映画化もされるそうなので、一読されるのもよいかと。

  • 表紙の感じがハーラン・コーベンのマーロン・ボライター・シリーズ(画:高口里純)の雰囲気に似ていて手に取ったのだが、面白かったなぁ。久々にめくるページが止まらない作品だった。作者が現役の研修医ってとこもポイント高い。話の中の医療現場が現実なのか虚構なのか、そこでも楽しめるし、何しろ証人保護システムの中になる人間が果たして医者になれるのか、と言う面でも、十分納得させられてしまうし。「タフ」ってのはこう言う奴を言うんだな。タフだからこそ、マフィアにも目をつけられるって訳で。

  • マイクル・コナリーに“私を吹き飛ばした”と言わしめた作品。
    とにかくテンポがいい。オフビートなリズムにのって冒頭から疾走しまくっている。USAドラマの一人称による軽快なナレーションを聞いているようで、実に小気味いい。ところどころ登場する医学用語も、「ER」で得た“にわか知識”のせいか全く苦にならず、病院を舞台とした設定上、絶妙のスパイスとなって効いてくる。
    詳しいストーリーは明かせないが、平凡に思えた入り口の向こうには、とんでもない世界が拡がっている。好き嫌いがハッキリ分かれそうな作品ではあるが、『メアリ-ケイト』と並んで、良質のバカミスに入るのだろう。

  • 途切れ途切れに読んでいたので流れを上手くつかめませんでした。自分の読解力の無さに泣きたくなる

  • 主人公は研修医、過酷さに興奮剤を摂取して何とか毎日をしのいでいるけれど、その過去は…!? 
    序盤…というか最後まで主人公の語りで現在と過去のやんちゃ話が入り乱れ…そのまま最後に過去との決着となります。
    注釈とか医学の薀蓄なんか面倒で飛ばしまくったけど読んだほうが良いかも。伏線あるかも…注釈に…。
    時々語られるシニカル(?)なジョークにあまりついていけズ。絶賛されてるけど、私にはいろいろ合わなかっただけ、たぶん。
    痛グロい最後の数ページはじっくり読めなかった。「以前は●●●、今は医者」というネタを最大に生かすためにあの方法をとっただろうけど、それでもやっぱりそこまでしなくても他の方法あるや~んっ! 
    映画でも観たくないよ、その場面は

  • 内容が面白かったというより、訳者があたりだった感じがします。
    これでもし他の方が訳してたら冗長な内容になっていたような、そんな内容でした。
    過去と現在をいったりきたりするしましたが、過去編のユダヤ人の葛藤やら、彼女がルーマニア人であることの意味が無学なためにぴんと来ませんでした。たぶん、そのあたりを分かっていると面白いのだと思います。
    ラスト、本当にラストはびっくり(というか痛い)の一言。
    手元に置いておきたいような、でも図書館でもいいような。
    第二作を執筆中とか映画化するとか言われていますが、今後には期待です

  • まだ読んでいないので評価は3つ星で。アマゾンのレビューでの「初期の舞城のような感じ」(舞城に関しては、私はスピード感というよりはドライブ感と言いたい!)や「ハーラン・コーベンの帯」にすっかり惹かれています。「ソウル・コレクター」の次はこれですかね。

  • タイトル買いしたらアタリでした。面白いこれ。

  •  なんとなく手に取って大当たり。笑ってビビってハラハラしながら最後まで一気読みした。キテレツで部分的にグロいんだけど(特にクライマックス)、読後感爽快。
     全編見所なんで、端的に内容説明するのが難しい(笑)

  • 元マフィアのヒットマン。今じゃ大病院の研修医。
    そんなピーターの過去を知る男が入院してきたことから始まる悲喜劇。
    まず冒頭のつかみが強力。絡んできたチンピラを叩きのめす際に医学的見解を提示するあたりでやられてしまった。
    先に進むに従い、期待を裏切らず、物語は加速度を増していく。
    やがて語られるピーターの過去と交錯して現在の混乱が描かれる。過去はシリアスに。今はブラックに。そのバランスがなんとも巧くて、過去にも今にもドキドキしてしまう。
    そして二つが出会うラスト。まさかの武器が登場する。今までこんな武器を作った(或いは使った)ケースはないんじゃないかな。
    それほど強烈で、ひとつ間違えるとバカミスまっしぐらなんだけど、ここへ到る物語がなんだか説得力を与えているような…。
    よくできた娯楽小説だと思う。
    続編も製作中らしいのでそちらも楽しみだ。

  • これは面白かった!
    主人公のピーターがそれこそ「最初からクライマックスだぜ!」的な主人公ですね(意味不明)。

    文章は一人称で読みやすいものの、最初は入り乱れる現在の物語と過去の物語に少し戸惑う。
    過去の物語が盛り上がったと思ったら、現在の物語に戻り、現在が盛り上がったら過去に…。
    慣れるまでは、そのテンションの落差がストレスになったけど、最後にはそれがこの物語を面白くさせる最大の要因であるように感じた。
    ただ、最後まで慣れなかったのは、随時入れられる脚注。これは個人の好みの問題だと思うけど、私は読み進めるリズムがそこで狂わされるように感じて、少し邪魔だった。

    でも物語は本当に面白い。
    実際に医学部を卒業し、検死局に勤めた経歴を持つ作者さんだけあって、リアルな描写でぐいぐい引き込まれた。
    …ただ、456-457ページの描写だけはあまりにグロテスクすぎて読み飛ばしてしまった…。

    次作も執筆中とのことですが、ピーターがどんな形で現れるのか、楽しみに待ちたいと思います。

  • もう映像化が決まってるとか…
    それも納得なほどに面白かった。ちょっと病院内での話でも過去の話でもグロい描写が多いけど。
    個人的にはガイ・リッチーか、タランティーノでお願いしたい!
    でも、ディカプリオってのはどうだろう…?もっと精悍な人が良いな♪

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