ロンドン・ブールヴァード (新潮文庫)

  • 67人登録
  • 3.23評価
    • (3)
    • (7)
    • (10)
    • (5)
    • (1)
  • 8レビュー
制作 : Ken Bruen  鈴木 恵 
  • 新潮社 (2009年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102174418

ロンドン・ブールヴァード (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 1950年公開ハリウッド映画「サンセットブールヴァード」を参考にしているらしい。主人公は刑務所から出所し、大きな屋敷で雑用係として働く話。友人が犯罪すれすれの仕事をしておりそのごたごたに巻き込まれる。大きな屋敷の主人は元大女優で執事と暮らしているが普通と少々違うところがある。
    殺人や麻薬などがからんでくるが、ストーリーは単純で、動機もシンプルである。なのに騙された。心地よい読後感である。

  • ぱっとしなかった。主人公に共感もできず。後味も悪くいまいち。

  • 読み終わってから知ったけれど、往年の名画「サンセット大通り(Sunset Boulevard)」の舞台をハリウッドからロンドンに移して焼き直した作品だとのことで。映画は見ていたけれどそれを知らずに読んでいたのが幸いして、結末はうっすら感じながらもきちんと驚きを持って読了。余計な説明が少なくテンポが良くて、会話もしゃれていて読みやすかったです。3年の刑期を終えて出所したミッチは腐れ縁の悪友に巻き込まれギャングの親分に見込まれてしまうのですが、長いものに巻かれるのを嫌う一匹狼。往年の舞台女優の屋敷の手伝いという、偶然ふってきた住み込みの仕事をこなしつつ、やり過ごそうとするも、本人が好ましく思っている友人や妹や恋人に脅威が及び、やむなく暴力で立ち向かうのですが、、、エルロイ(レナードだったかも)が出てきたり、犯罪小説の主人公やセリフが出てきたり、音楽の歌詞が出てきたりと、好きな者にはたまらない趣向もたっぷり。残酷な暴力の描写もあるのですが、しつこくなく、読後感は悪くないです。映画化されたので公式サイトに行ってみましたが、ストーリーはまったく別物になっているようでした。ミッチはひねくれた複雑な男から単純なヒーローに、女優は若く善良に作りかえられている模様。

  • たんたんと読めましたが…執事の屈折した愛情は流石に理解できないですね。

  • ロンドンを舞台にしたギャング小説。レイヤーケーキみたいなイメージ。
    刑務所から出所した主人公ミッチがひょんなことから舞台女優の家の修理を
    行うことになって、同時進行でギャング仲間からの依頼を受けつつ、過ごしていく。で、お決まりのようにトラブルに巻き込まれていく。

    しょっちゅう犯罪小説や映画からの引用がはいりつつ、一人称でずっと描かれていく。
    相当すさんだ日常でドラッグ・煙草・酒・女の繰り返し。

    なんか全体的にいまいち。
    映画化されるらしく、コリン・ファレルとキーラらしいです。

  • ライトなクライム・ノベル。小刻みなリズムにのってさくさく読めてしまう。
    次々と湧き出る単語の羅列に軽く圧倒されるが、そのほとんどは蓄積されず右から左へと流れ去っていく。小説や映画にちなんだ引用、比喩の多さも目立つ。特に掘り下げてキャラやエピソードを書こうとしているわけではないので、目の前で起こることを書き散らかしたような印象を受ける。不安定で非現実な犯罪者の日常を綴っただけの日記といった感じか。
    この流れがもう少し続くと完全にチープな領域に達してしまうのだが、そうなるギリギリで終わらせているのが救いかも。面白いのは面白いが、後に残るものがない。なお、ネタ元の『サンセット大通り』とは、“狂気”の面で著しく劣る。

全8件中 1 - 8件を表示

ケン・ブルーエンの作品

ロンドン・ブールヴァード (新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ロンドン・ブールヴァード (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする