ランボー詩集 (新潮文庫)

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著者 : ランボー
制作 : 堀口 大学 
  • 新潮社 (1951年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102176016

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ランボー詩集 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 中原中也が好きで読破。

    こういう詩が書きたい。
    その一言。

    内容も言葉も最高にいい。

  • 言葉が
    とても魅力的です。
    後期の方が好みかな。

  • ふと詩が読みたくなったので、有名どころをおさえておこうと思い購入。
    ゼミの議論でも出てたけど、「母音」の「A(アー)は黒、E(ウー)は白、I(イー)は赤、U(ユー)緑、O(オー)青よ、母音らよ」って一節が面白かった。本当に、どんな感性してたんだろう。
    他には、「最高の塔の歌」や「黎明」も良かった。表現技法とかも知りたいけど、原文を読んだところで僕はフランス語がまったくわからない・・・。

  • 原書で読んでみたい。フランス語はできないけれど。

  • 再読。やっぱりランボーのインパクトはすごい。実質詩作をしていたのは16~19歳の数年のみで、37歳で他界。まさに早熟の天才。あっさり詩を捨てて放浪しちゃうあたりもまた、自分の才能に拘泥しないことこそ天才の特徴なのだろうと思わされる。

    有名なのは「永遠」だけど、こちらは個人的にゴダールの「気狂いピエロ」の字幕のイメージが堀口訳よりも強いかも。好きなのは「イリュミナション」のあたりかな。あと、情景描写や観念的でなく物語性の強い初期の作品も好き。

  • わが放浪
    最高の塔の歌

  • ZIPでの能年玲奈ちゃんのストーリーを見ていて(ホットロードの時の)、好きそう!と思って購入。

    私には難しすぎました。

    途中からは、意地の一気読み…なんとか、無理やり読了。

  • 埴谷さんも言及し、中原中也も訳を手掛け、一度は読んでみたかったので。
    フランス語の原典を読んだわけではないので、日本語の性質によるものかわからないが、埴谷さんと非常に似ていると思った。
    論理を超えたその先にあるもの。一見すると支離滅裂で、ランボー自身も言っているが、狂気じみている。理解なんてとうていできやしない。あらゆるものを拒絶しているかのように見える。
    だが、彼の描くそれこそが、あらゆるものをすべて包み込み、ただひとつの真実だけがそこに存在する。言葉の錬金術によって挑もうとするも、歴史を水平ではなく、垂直に立ち上がって見てしまった。そんな彼が筆を折ったのは、その存在を超えたものを描くことがどうしたってできないとわかったからではないだろうか。彼がひとの理解を拒むのは、ひとり早くも真実をわかってしまったからだと思う。誰よりも乾いた砂漠の中、愛を求めて。まさに彗星のごとくである。
    幼少期や育ちうんぬんで、影響されるような詩・ことばを彼は書いてなどいない。たしかに彼の初期と呼ばれる作品は、形式張っていて、窮屈そうなところがあり、そういうところをうかがわせる。だが、進むにつれて、破綻している逆説的な、あの彼なりの文体を獲得している。そうでもしないと書けなかったのだ。酔いどれ船はその萌芽だと感じられた。
    ダイナミックなのに、静的。情熱的なのに、冷淡。満たされているのに、渇望する。19歳という若さでわかってしまった彼にはこの世は本当に生きづらかったのではないだろうか…君の音のない叫びが聞こえてくるよう。

  • ブックオフ池袋、¥105.

  • 抽象的表現が多いので、理解するのに何度も読む必要がある。あとがきの解説を見ながら読むと、短い文に深い意味が込められていることに気づけた。

  • 天才詩人の代表作をまとめた贅沢な詩集。どの詩も若い作者のみずみずしい感性で熱くたぎり、またリズミカルで耳に心地よい。大意が捉えられない作品が多過ぎるけれども天才の作品を読むに限ってはそもそもそんな穿った見方は必要なさそうである。

  • 難しいですね…
    色々な人の解釈を調べて、何度も読み返しました。それでもわからない。
    社会背景から理解して、原文から自分で訳していかないと、頭の悪い僕には…
    ただ、美しいものと醜いもの、明るい未来と埃っぽい現在。勉強になりました。

  • ランボオの詩集で初めて手に取ったのが、この堀口大学訳のものでした。
    当時の私はまだ中学生の子供だったせいか、古くいかめしい感じすら漂うこの訳が難しく思えて肌に合わず、長いこと本棚の奥に仕舞いこんでいました。
    その後、様々なランボオに触れました。学生時代は別の訳者による詩集が好きでした。自分でいくつかの詩をフランス語→日本語に訳したりもしました。大人になった今は、この訳が一番読んでいてしっくり来るように思います。
    一年一年と歳を重ねるごとに、ランボオが実際に詩作を行っていた年齢とはかけ離れていきます。瑞々しかった若い頃の感性も薄れていきます。そんな中で、この訳は大人が大人目線に陥らずにランボオを読むためのものだと感じました(中学生の自分に合わなかったのもちょっと納得)。

  • 立ち読み:2011/10/8

  • いま一般的な書店に置いてあるランボーといえば、
    やはり新潮文庫の堀口大学訳だと思う。
    光文社新古訳が出ているとすれば、
    あの小ぎれいな光文社コーナーに並んでいるかもしれないが、
    それでもやはり(近所の書店を見ると)新潮文庫の品ぞろえはうっとりするほど。

    なので、光文社新古訳の発売前は、
    なおさら新潮文庫の天下だったのだろうから、
    現在ランボーを語る方々の多くは、この堀口大学訳を読んでいるはずで。
    わたしにとってはその点も価値がある、堀口大学訳のランボー詩集。

    特筆したいのが、ほんの1ページと1行で終わる「あとがき」。
    わたしは昔、このあとがきの表現が素晴らしいから、
    (失礼な言い方だが)この訳者を信用できる、と思った 笑

    たとえば。
    「大ランボーは冒涜と敬神、純と不純、
    地獄と天国のおのおのに片足ずつを踏み込んで立つ。
    彼にあっては、足は人間の土地を踏み、
    胸は神秘の天上に接し、頭部は予言の星に触れていた。」
    詩的にオシャレな言い回しが、分かりやすく並んでいる。
    正直、ランボーの詩よりも、ストレートに感心できてしまう 苦笑


    ランボーの詩は本当に、言葉に強靭な力がある。
    “才能”というにおいが、読み手を強く刺激し続ける。それは、分かる。
    詩はそういうものだ、と言ってしまえば、納得せざるを得ない。

    ただ、言葉がたくさん組み合わさっているのに、
    その言葉単体も、その文章全体も、何を指しているのか分からない。
    といった現象が多々起こる。

    無論、最初はわたしの読解力不足だと思った。
    しかし堀口氏による「鑑賞ノート」によると、
    ランボー研究家たちの意見も、相当割れている作品が、実に多いらしい。
    そのばらつき加減が、驚くほどの大きさで。


    となると、こちらの読み方も忙しくなってくる。
    たとえば「精霊」という作品。
    ・キリストを早期して書かれたもの
    ・精神の多産性も対する賛歌
    ・ランボーの自画像
    ・地球上に充満している生命力を書いたもの
    という4つの意見がある。

    だから、こちらとしても、4つのイメージを
    しっかりと浮かべて読まずにはいられなくなり、
    結果、「精霊」を4回読むことになる。

    それで、わたしとしては、「精神の多産性も対する賛歌」
    がしっくりくるけどなぁなどと考えたりもするので、
    とにもかくにも、自然とじっくり味わってしまうのである。

    そこで、特に印象的な作品をいくつか並べると。
    「なにがニナを引止める」

    (これね、たぶん回文風のつもりはないのでしょうけど、
    そこが原語で読めない切なさ。
    もしこれが日本人詩人の作品だったら、
    ナニとニナをかけたことにも意味があるでしょうに)
    まあ、そんなことはいいとして、この作品の最後の一行が、もう強烈!

    それまで8ページ以上に渡ってずっと、
    もろ19世紀のフランスの恋人っぽい会話(彼氏→彼女へ)で、
    ここにおいでよ、といった意味のことを語り続け、
    そうして突如出現するラスト!!

    ――彼女  だって会社はどうするの?

    最初に読んだときは、目を疑いました 笑


    つぎ。
    「戦禍」
    ――神さまが、(中略)讃美歌の節にゆられて、居眠りをしてござるとは、
    しかも、お目々のさめるのは、戦死者の母親たちが、
    苦悩にうちひしがれながらも、古ぼけた被り物の下で、涙にくれながら
    手巾(ハンカチ)に包んできた賽銭を、捧げ奉る時に限るとは。

    これは、分かりやすいし、表現は斬新だし、内容は深いし、わたしは好き。
    わたしだったら、

    「もう一度探しだしたぞ。
    何を? 永遠を。
    それは、太陽と番った
    海だ。」(永遠)

    より、ランボーの代表... 続きを読む

  • 評価は主観のみ、好きなもので。
    私が持ってるのはもうちょっと古い装丁のヤツで、たまに思い出したように手に取り、何回でも読み直してます。読んでいるうちに、それまで浮かばなかった情景が浮かんできたりして、新鮮な発見があるのがまた面白いですわ~。

  • 世界のランボーの詩集。現代日本人が共感できる点が沢山織り込まれていると思う。初期詩編には素晴らしい才能を感じました。
    僕は、地獄の一季が分かりやすくてオススメなのです。地獄の一季を読めば、後期のランボーの詩の世界をかなりしっかりと理解できると思います。これ以上に分かりやすいスマートな一編はないと思いました。才能のある人は初期詩編で理解できるのだろうと思います。

  •  ポーと比べれば、随分好きだったが、やっぱ良く分からない。というか、頭が動かん。彼らのrealiaが良く分からないから、当然なんだけどね。ラテン語も他の詩人も読んでないし、キリスト教なんか分かるかよ。という言い訳。

  • 「もう一度探し出したぞ。 何を? 永遠を。 それは、太陽と番った 海だ。」野ばらのエミリーに引用されているこの「永遠」という詩が、一番好き。

  • 永遠の恋人、ランボー。
    (狂おしいほど
    一方通行)

    傲慢と繊細の天才が
    時代を青ざめさせた一冊。
    有名な『永遠』も大好きですが、
    どの詩も胸に突き刺さる
    言葉ばかりです。

  • 「もう一度探し出したぞ。何を? 永遠を。それは、太陽と番った海だ。」

  • 若く瑞々しい感性に裏打ちされた鋭い描写。
    闇にきらめく冷たいナイフのような切れ味にゾクリと来る。
    墓場まで持っていきたい一冊。

  •  うわあ、訳がいいなあ!(原文なんて読めないけど)……と思いながら読み終えて、奥付をみると、昭和二十六年十月二十日発行とかなってました。すごい。私が買ってきたやつは、八十六版だそうですよ。どれだけ増刷されてるのか。びっくりですね。

     すごく美しい詩が多いです。そして情熱的。情景そのものも美しいけど、日本語が。言文一致の運動前の、「美文こそ文章」みたいな時代の小説や詩って、正直読みづらいんだけども、でも美しい。

  • ランボーの好きなところは、二十歳になる直前に、自分の空想を現実が超えてくれる日が来ないことがわかってしまって、希望はないと気付いてしまって、夢見ることを諦めてしまうところ。
    「母音」なんかは原書で読まないとおもしろくないかもね。いつか読めるようになりたい!

  • 過ぎし日の戦死者眠る フランスの国原かけて

    僕の永遠の魂よ、祈願は守り続けよ、むなしい夜と烈火の昼が、たとい辛くとも。

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