13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)

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制作 : Richard Doetsch  佐藤 耕士 
  • 新潮社 (2011年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102178324

13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 時間をさかのぼり何とかジュリアを救おうとするニックであったが、その行動はすべて裏目に出て新たな犠牲者を出すだけであった。もう遡る時間がなくなるときニックは最終的に解決しなければいけないことに気が付く。そして、そのために取った行動の結果はニック自身に大きく跳ね返ってくることになる。

    途中から薄々そうなんではないかと思っていたが、やはりねという感じ。最後はタイムパラドックスを逆手に取った皮肉か。
    細かいことではあるが、チタンは最軽量の金属の一つなので、いくら厚さ3cmの箱を作っても11kgにはならないと思うが。

  • 最初は設定を理解するのに苦労したが、どんどん面白くなっていった。

  •  下巻。真犯人はわかったが、奸智に長けた敵もなかなか捕まらない。そうこうしているうちにタイムリミットが近づく。
     無関係と思われた飛行機事故や強盗事件までもが、ひとつの陰謀から端を発していたことがわかり、ニックはその元を絶とうと策をめぐらす。
     各章ごとに1時間のタイムリミットがあり、ラストまでジェットコースターのような展開だった。趣向を凝らしたストーリー展開の半面、肝心のSF的ガジェットや、核心の人物の動機は子どもだましのようでもあり、あまり深く追及しないで、あっさり読んだ方がいい。

  • タイムトラベル物で設定に魅かれ読んでみた。面白かった。アクション性が強く(ダヴィンチ・コードに似ていると多少感じた)論理的な話は出てこなかったけど、どんどん読めて一気に読んだ。せりふで印象的だったのが「いまを生きている人が何人いると思う? ほんの少しだろ?明日のために今日を犠牲にしている人が何人いる?」

  • 以前では信じられないペースダウンでの読書故、
    ようやく下巻まで読了。上巻で理不尽な死から
    妻を救う為に孤独で、過酷な時間旅行(1時間前限定で
    遡る)をしながらも、その行動と結果がまるで
    弄ばれるかのようにチグハグな事になりながらも
    妻を救う....この1点のみに行動原理を持った主人公の
    ニックは、この時間旅行の終盤で、ようやく、彼が
    成すべき事を掴み、その目的の為に行動を取る事になる。

    幾度とニックの前に立ちはだかる邪悪な警官、その
    仲間。そしてニックの言葉に耳を傾ける協力者など...
    様々な人達の運命を巻き込んで、ストーリーは
    クライマックスへと縺れていく。

    いく。のですが、流石に割と前の段階で後半の
    展開の筋は読めてしまう為、それを越えるような
    サプライズを期待してしまい、多少のトーンダウンは
    否めない...かも。分かりくシンプルな
    冒険エンターテイメント作品だからそれでいいのかもですが、
    途中に幾度となく出てくるアイテムが、露骨すぎたかしら。

    ただ、本来解決されることのない所謂「バタフライ効果」
    のような、些細な行動や決定が、先の未来の結果を
    大きく変える事になる....という面白さは充分堪能できて、
    ニックのあまりにも真っすぐでひたむきな気持ちは
    清々しい。

    蛇足ですが読書中のBGMは
    原田真二のタイム・トラベルでしたw。

  • 面白かった。

    サイモン・カーニックの「ノンストップ」とケン・グリムウッドの「リプレイ」を足して二で割ったような感じだった。ジェットコースター的展開が楽しめる。

    この手のスピーディな展開の物語では、主人公は優等生的な人物であることが多い気がする。今回も主人公はかなりのナイスガイで、安心して物語の展開のみに集中できます。

    なんか続編もありそうな気が…

  • 妻が殺害された男が、不思議な懐中時計を渡され、
    「2時間戻って1時間過ごす」のタイムスリップを繰り返しながら
    犯人を追っていく。アイデアだけでなく、そのストーリに引き込まれてしまう。
    最後の結末に向けて収束していく展開がよかった!

  • 物語の発想はすごい。ストーリーはちょっとドラマ仕立て

  • 同じ時間軸で戻っているのなら、戻った先にも自分がいるんじゃないのかなあ。しかも同じ場所ならその時間の自分とバッティングだってありえそうだし。確かに短絡的に考えて死なないはずの人が死んだりとかあったけど、結局は主人公に都合よく展開してる感じ。そういうことを深く考えなければ楽しめるんだけどね。

  • 愛する妻を殺害された主人公が、突然渡された懐中時計と一通の手紙により二時間前に戻って一時間過ごし、その時点からまた二時間前に遡るという特殊なタイムスリップ能力を得た主人公が妻を助けるために奔走する。この際、なんでタイムスリップできるの?みたいな御託は置いておけば、SFあり、ミステリあり、アクションあり、ロマンスあり、等々、なんでもありのエンタテインメント作品でなかなか面白い。SF要素はないけど、様々な要素が混在した、ジェットコースタームービー的なノリの雰囲気は、恩田陸「ドミノ」に似ている感じ。この作品、映画化も控えているそうで、確かに映像化に向いている内容だと思うのでそちらも楽しみ。

  • 下巻は1日で読み終わりました。細かいアラはたくさんあるけど、2時間戻る毎に手に汗握るジェットコースター小説、やっぱりハッピーエンド!ちょっとひとひねりあるラストでした。時間SFが好きなら読むべき!

  • 上巻に比べると、下巻はアクションの要素が多い。この風変わりなタイムトラベルも収束するが、謎は謎のままのご都合主義で終わる。それでも楽しめるエンターテイメント小説だった。予想通り、映画化する予定らしい。それは多分見ないけど。

  • 設定こそ目新しいけれど、話の展開はわりとありがちな感じ。逆に言えば、話の流れに、安定した面白さがある。

  • 落ちが素晴らしい。読むのには一回で充分ですが、心の中には何度でも甦りそうです。

  • 妻を殺され、さらにその犯人にされた男が13時間前に戻れる懐中時計を手にする。
    但し1時間毎に2時間前迄戻るのを12回繰りかえし、そこからは普通に時間が流れる。
    そして、妻の命を助け、濡れ衣を晴し、悲惨な機事故も阻止し未来を変える。といった、SFチックなサスペンスミステリー。
    発想的にはシンプルで目新しさは無いが展開にスピードがあって読んでいて退屈しなかった。
    犯罪をする背景とかを強調する社会派的ミステリーも悪くは無いが、こういう脳天気にミステリーの面白さ、サスペンスを追求する作品は外国の方が一日の長があるなぁ。つくづくそう思う。

  • 何度助けようとしても 奥さんは殺されてしまうし 助けてくれる人まで死んでしまうし と戻っても戻っても避けられない運命をなんと変えようとして最後に大きな大団円にもっていってくれてよかったー!

  • SF物ってあまり読まないけど、これは良かったです。

    「それじゃダメだよ、ニック!!」って、心の中で何度叫んだことか。
    それにしても、ハッピーエンド(最後はちょっと意味ありげだったけど)で良かった。

    とても楽しめたし、映画化もひっそり楽しみにしています(笑)

    私の中ではジュリアさんが相当な美人として脳内で構築されているので、
    そこの配役だけは気がかりですが。←

  • よみおわたー!
    一時間づつ時間を戻ることにより、徐々に事件の全貌が明らかになるという面白い構成
    好きなタイムタラベルものだったので、好きな人は是非

    エピローグのあれはどういう意味だったんだろうか・・

  • 58点。時を同じくして起きた旅客機墜落事故と主人公が追っている事件とがリンクし始め、話はどんどん盛り上がっていき、第一章で最大のクライマックスを迎える。思っていたとおり最後の一時間がよければすべてよしといったひねりのない結末で、パラレルワールドの扱いに関しては余計なことは考えず書きましたといった、作者の勢い重視感が否めない。あまり考えて書くタイプの作家ではないな。と思って見てみると、著者は昼間は不動産投資関係の仕事をしているそうで、執筆は夜に行っているそう。トライアスロン、スキー、スキューバダイビング、スカイダイビングやバンジージャンプなどを趣味とし、ギターやピアノの腕前を駆使して作曲まで手がける多芸多才ぶりを発揮するイケメンであった。なんかそういう人が書きそうな本だなぁ、とかなり納得してしまった。
    アクション小説としては面白いし、なによりアイディアがよかった。ハリウッドに映画権が売れたらしいが、そちらも楽しみである。

  • 時間を逆戻りして行くんだけど、途中で私の頭が混乱して前に戻りつしながら読んで・・前のように読む時間もなくて結構時間かかって読み終えた。

    途中ニックの判断がアホじゃない?って思ったりもしたけど、それはこちらの時間で見ているからなんだと納得。(笑)

    最後何故という謎が解けて、結果オーライで良かったね。

    映画化されるとか?
    さてどんなキャストになるか楽しみ~~

  • 時計の持ち主は、実は悪者?続編を書くつもりなのか?ってオチだけど、なかなか面白い(^^)
    悪者が悪過ぎて、単純過ぎるけど。

  • 最初は奇をてらっただけの作品かと思いきや、細かなプロットまでよく考えられている。
    1つ疑問なのは、過去に遡った時に、その時間の自分はどうなっているのかだ。
    あまり詳しく書くと、ネタばれになるので、このくらいにしておく。

  • 面白かった!
    手を加えれば加えるほど、失えないものに気付かされる。そして、大切なものだけを救う事はできないと思い知らされる主人公。
    そう気付いて、自分の見方になってくれる人たちを選ぶものの、なかなか上手くいかない。そうして、最後の巻き戻しが起こる。
    スリル満点、物語がどう転ぶのかが全く予想がつかなくて、わくわくしました。
    終わり方も、今まで通り過ぎてきた衝撃的な出来事のあとには、涙が出そうになるくらい穏やかでした。

  • 「2時間戻って1時間をやり直す」を続けるタイムトラベルもの。
    したがって、1章ごとに1時間ずつ時間は戻っていきます。

    前半のトラブル続きをずっと読んでいると
    「ちゃんと奥さん救えるのかいな?」と突っ込みたくなりますが、
    そこは小説、最後には当然のことながら何とかなります。

    ちょっと安っぽいハイウッド映画のテイストが漂いますが、
    そういう物語と割り切れば素直に楽しめると思います・・・(^_^;)

    ちなみに、最後のオチに軽いタイムパラドックスが発生します。
    それが何かは最後数行のお楽しみ(@^^)/~~~

  • 主人公の行動が愚か。
    爽快感が全くない。

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13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)の作品紹介

無惨に殺された妻ジュリアを救うことが出来るかもしれない。懐中時計を持っていれば、ニックは2時間前へと跳躍する。1時間が経てばその2時間前に。だが13時間目からは時空は通常に戻り、運命は固定される。過去は、そして現在は変えることが出来るのか?時計を授けた初老の男とは?必死に解決への手がかりを探るニックに、刻々とその瞬間が迫る。ジェットコースター・ノベル。

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