シャンタラム〈中〉 (新潮文庫)

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制作 : Gregory David Roberts  田口 俊樹 
  • 新潮社 (2011年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (622ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102179420

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シャンタラム〈中〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 上巻で、ムンバイに確固たる生活の基盤を築いたかに見えた主人公に、この中巻では大きな危機が降りかかる。

    それは、無実の罪による投獄であり、大事な人の喪失である(これは、カバーのあら筋に書いてあります)。
    過酷な獄中生活とそれからの脱出は、「モンテ・クリスト伯」をちょっと思い起こした。

    再生したかと思えた主人公に、自己崩壊の危機が訪れる。

    自分を陥れた人物は誰か?
    底に潜む陰謀は何なのか?

    この中巻でも若干の解決が提示されているが、まだまだ秘められた謎が下巻で明らかになるようだ。

    ミステリー仕立ての様相も加わり、これから主人公がどのような運命をたどるのか、興味は尽きない。

  • 久しぶりに、ページをめくる手が止まらなかった本である。
    ただ、Amazonレビューでは賛否両論で、主人公を否定する意見が多かった。
    主人公の考えや行動については、私は全く共感できない。麻薬をやったり、マフィアに入ったりしているし。
    しかし、内容が本当に面白い。
    インド文化は無知であったから、インド文化を少しでも知ることができてよかった。
    登場人物では、プラバカルが大好きだった。彼が物語から退場したときは、久しぶりに本の登場人物に対して泣いた。
    自分の本棚に並べたい一冊である。

  • 主人公のメランコリックさにだんだん嫌気がさして半分読んだ所で挫折。刑務所の描写もしんどかったー。

    他のレビューで中巻がいちばんしんどいが、下巻はまた面白くなると書いてあったので、少し時間を置いて再挑戦したい。

  • 人は正しい理由から間違ったことをする、と言うテーマが少しずつ見えてきた

    下巻ではハッピーエンディングであって欲しい

  • まさにリアルハードボイルド。スラムでの無許可診療、刑務所での劣悪な生活、マフィアとしての裏稼業。

    中巻になると時々作者の自己陶酔的文章や説教じみた哲学的記述が気になる部分もあるが、読者を惹き込ませる凄い本だと言える。

  • 考え得るあらゆることが起こった。突然。暴力的に。または愛のように。

    同時に…何が起こっているのかまったくわからない。物語が向かうところが見えない。いや、見えていたはずのものが見えなくなった。

    何が善で、何が悪かについて語る言葉を、初めて信じた。宗教でなく物理学…形而上学的な事実の積み重ねによって。

    しかし…その言葉を発した人を、もはや信じられなくなった。

    主人公のシャンタラムと同じように、私の価値観は翻弄され、破壊され、形作られ、葬られ続けている。

    インド人の心は王。その驚くべき真実に触れて惹かれ、一方でその国を蝕む外国人と融けこむ外国人たちの作る複雑な社会構造の混沌におののく。

    複雑さこそが宇宙が志向するものならば、インドはまさに宇宙の縮図なのか。

    言葉にできないほどの多くのものを、私はこの小説から与えられつつある。しかし、そのために剥落していく私自身の過去の残骸をどこに捨てるべきなのかがまだわからない。

    カーデルとカーラ。2人が語っていないことの中に、この物語が収束するはずの帰着点が何なのかを知るヒントがあるに違いないのだが…。

    中巻では、あまりに多くの血が流れた。生から死へと、その居場所を変えた者が多すぎる。

    読まずにはいられない。
    惹きつけられずにはいられない。
    壮大な破壊と創造の物語。

  • オーストラリアの刑務所から脱獄し、インドのボンベイへ逃亡した男の話。
    身元がバレないようにスラムで生活しながら診療所をひらいたり、マフィアのボスに気に入られて仲間の一人になり、裕福な生活をしたり、内紛の地へ行って死にそうになったり波瀾万丈な日々を送る。
    インドという国の人々の様子がとてもよくわかる作品である。
    しきたり、生活習慣、常識、思想、情熱などなど実際に生活しないと知れないことが描かれていておもしろい。
    作品全体としては、多くの人が死に悲しい話ではあるが、それよりもおもしろい部分や愛情あふれる部分が印象深い。
    上中下と長いが、読んでよかったと思える作品。

  •  上巻は、ガマンしながら読んでいました。そろそろ限界かも知れません。中巻では、文章の中にやたらと「が、」とか「で、」で接続されていくことが気になり出しました。
     1つの段落の中に、これが2つも3つもあるのが、気持ち悪くて肝心の内容が頭に入りません。
     ただ、このクソ分厚い本もここまで来たので、下巻も読み終えたいと思います。

  • 読了。

    【購入本】
    シャンタラム(中) / グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ

    先日のお休み時に、午前中に洗濯などを一気にやって、午後からはスーパー読書タイム発動で2/3ほど読み続ける。それだけハマれる本ということでもありましょうか。

    シャンタラム2巻目
    今は亡き栗本薫氏が彼を題材にして書いたら一章で二冊ぐらいかけるんじゃないかというほどの濃厚な人生。
    自分視点だからか端的にまとめることができて、次へ行くという感じはあるものの、その一個一個が大事件だったりします。
    師であり父であるカーデルバイ
    美しき謎多いカーラ
    リンの最初の友人プラバカル。
    ドロップアウトでインドに入ってきた欧米人
    現地のスラムの人々。
    個性あるよねみな。

    たいへん面白く引き続き下巻に入ろうかと思います。
    また急展開っすか...。

    あぁ...プラバカル...

  • 中巻の368ページ迄読んでも一向に面白くなる気配無し(T_T)

  • 刑務所の拷問や環境、ブラックビジネスはなかなかに衝撃的な中巻。

  • 中巻も息もつかせない怒涛の展開。スラムに発生したコレラとの戦い、陰謀による刑務所への投獄、マフィアへの加入、ヘロイン中毒。さらに、ここまで登場してきた中の重要人物の死。これが、一人の人間に本当に起こった出来事とは信じられない。だけど、本当でなければ、こんなリアルな描写はできないだろう。ますますチャンドラーのようにタフな男の話になってきた。

  • 500ページ以上ある上巻も全く飽きることなく読み進めた。中巻ものっけから素晴らしい内容。権力とは何か?生きる意味は?「なぜ我々はここにいるのかそしてどこへ向かうのか?」ゴーギャンの問いにさえ答えようとする凄すぎる本である。

  • それにしても波乱万丈。
    次から次へと色々なことが起こり、巻き込まれる主人公。


    ついに刑務所に入れられてしまいましたが、
    そのあまりのリアルな描写にちょっと引いたというか、、。


    お話は次から次へと色々なことが起こるし、
    面白いんだけれども、若干飽きたというか飽食気味というか、、。
    なんだろう、何か惹きこまされる、何かがちょっと足りない。
    主人公に共感できない、というところなのかなぁ。
    なんだろ。
    とにかくもう、、結末が知りたいです(笑)


    いやでもそれにしても。
    彼らの死については、ちょっとびっくりした。

  • すごい小説。
    人生の大切なことが詰まっている。

    とにもかくにも下巻へGO!

    “「リン、男はいい女を見つけなきゃならない。そして、いい女が見つかったら、彼女の愛を勝ち取らなきゃならない。彼女にくそ尊敬されるようになって、信頼を裏切らないようにしなきゃならない。そして、自分と相手が生きているかぎり、そうありつづける。ふたりとも死んじまうまで。それが人生のすべてじゃないか。それがこの世でくそ一番大切なことじゃないか。それが男というものだ。男はいい女の愛を勝ち取り、その女に尊敬され、信頼されつづけて初めて、本物の男になる。そうなれるまでは男じゃない。」”

  • 資料ID:92120463
    請求記号:080||S||2
    配置場所:文庫本コーナー

  • 突然の監獄、カーデルからの救い、カーラへの愛、そしてブラバカル、マウリツィオの…。
    静かでそして激しいボンベイでの生活であるが、カーデルの提案により下巻ではついに国外での活動が始まる。
    読み進むにつれてぐいぐいと引き込まれていく展開には、息をのむばかり。
    下巻はそして結末はどうなるのか。非常に気になる物語だ。

  • 考えてみれば上巻から既に激動の展開だった気がしなくもないけど、中巻での激流に比べればあんなもんは序の口と言わずばなるまい。次のページで何が起こるのか全くわからないジェットコースター読書。出来る事は文字の奔流に身を任せるばかりなり。

  • 上巻よりもストーリーにスピード感があり、夢中になって読む。
    しかし相変わらず主人公に魅力がない。
    「愛」や「高潔」など、言葉では色々言うけれど
    主人公の言動を見る限り
    それは言い訳のように聞こえてしまう。

  • レビューは下巻で。

  • 下巻にまとめて書きます

  • 舞台はボンベイに広がるスラムへ。インド人の奥深さに圧倒される。日常の中に哲学がある。

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シャンタラム〈中〉 (新潮文庫)の作品紹介

スラムでコレラが発生し、リンは獅子奮迅の活躍。だが、何者かの陰謀で投獄されてしまう。苛烈な拷問、同房者との対決、さらにはシラミや線虫との闘い-。疲弊して出所した彼はボンベイ・マフィアにスカウトされ、不正両替やパスポート偽造の手口を学ぶ。収入にも恵まれてスラムを離れたものの、かけがえのない者たちを喪ったことをきっかけに薬物がもたらす奈落へ沈んでゆく。

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