シャンタラム〈下〉 (新潮文庫)

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制作 : Gregory David Roberts  田口 俊樹 
  • 新潮社 (2011年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (555ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102179437

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シャンタラム〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 何も言うことはない。

    出会えてよかった。

  • インドの今のムンバイを背景にした小説。リアルな描写と哲学的な表現が一気に読者を引きずり込む。
    特にスラム街での様子、住民たちの連帯感の良さは知らない世界だ。
    インドと中東との関係も微妙に影響をしてくる。
    大作だけど読み始めたら止まらないこと間違いなし。

  • 久しぶりに、ページをめくる手が止まらなかった本である。
    ただ、Amazonレビューでは賛否両論で、主人公を否定する意見が多かった。
    主人公の考えや行動については、私は全く共感できない。麻薬をやったり、マフィアに入ったりしているし。
    しかし、内容が本当に面白い。
    インド文化は無知であったから、インド文化を少しでも知ることができてよかった。
    登場人物では、プラバカルが大好きだった。彼が物語から退場したときは、久しぶりに本の登場人物に対して泣いた。
    自分の本棚に並べたい一冊である。

  • 時間掛かったけどぜんぶ読めて本当によかったな。インド、わたしはそんなに運命的なものを感じてないけど(たくましさが足りない)またきっと行きたくなるので、そのときはまたこの本を読んで、言葉を覚えて、心の国に行きたい。
    ばかみたいにまっすぐで情熱的な恋愛の話があったりで羨ましくなっちゃった。

  • これ以上の小説に出会えていない。この小説のインパクトが強すぎたせいで、何を読んでも満足できないでいる。

    物語はグイグイ読ませるし、哲学的思索に溢れている。

  • 読了まで早かった。細かなストーリーと予想外の結末の繰り返しなので、時間に制限のある映画より、テレビドラマ向き

    主人公はジョニーデップのイメージで読んだ

  • カーデルやカーラの裏切りと一方的愛、そして喪失した「暗殺者のような悲しみ」。本書は自伝的小説というよりむしろインドを舞台にした哲学書といえるかもしれない。いやはや凄い物語だ。

  • 面白い。
    何て形容したら良いのか分からない。著者の自伝的小説だけあって全てが濃厚。
    ハードボイルドであり、哲学書であり、愛の物語だ。
    ネットの書評などでも良く見た言葉が一番しっくりくる。
    (とにかく読め‼︎)だ。

  • すべてがわかってしまうと…深みを失うものなのだろうか。カーデルもカーラも、色褪せてしまった。それぞれが謎を胸の内に抱えている方が、人は美しい。

    この恐ろしく長い小説からは、それでも私は多くを手に入れた。

    一つには、愛の定義。
    愛は永遠であり、相手を憎むようになっても、愛は消えない。しかし、愛は常に一方通行である。

    一つには、宇宙の定義。宗教にも抽象概念にも依拠しない、物理的事実の積み重ねから構築された完璧な論理。人が何のために生きるのかを説明できることに感銘を受けた。そうして私は受け入れることにした。

    インドは…本当にこのような、幸せな国なのか。
    惹きつけられる一方で、この小説の淀みない描写…最高の人間たちの存在を疑わずにはいられなかったが、この小説の半分以上が、作者自身の実体験であることが、私の中のインドを確かなものにした。

    確かに、ここに描かれたインドは、その中で生きた第三者の目にしか映らないものだと思う。つまりは、本物だと信じてもよいのだと思うのだ。

    ストーリーはもはや色褪せたが、インドは私の目の前から消えず、いつも私をそこへ誘う。

    こんな大作を読んだのは何十年ぶりだろうか。読み応え十分だった。

  • 長編やった。矛盾するような感情の移ろいとか、赤裸々に語られる。小説としてはもっと違った展開があったんやろけど、自伝的小説やもんなぁ。愛すべき登場人物が多いけど、やっぱギャングよりもスラムとかの住民が素敵やなぁ。

  • 生きる意味を再確認させられる。

  • オーストラリアの刑務所から脱獄し、インドのボンベイへ逃亡した男の話。
    身元がバレないようにスラムで生活しながら診療所をひらいたり、マフィアのボスに気に入られて仲間の一人になり、裕福な生活をしたり、内紛の地へ行って死にそうになったり波瀾万丈な日々を送る。
    インドという国の人々の様子がとてもよくわかる作品である。
    しきたり、生活習慣、常識、思想、情熱などなど実際に生活しないと知れないことが描かれていておもしろい。
    作品全体としては、多くの人が死に悲しい話ではあるが、それよりもおもしろい部分や愛情あふれる部分が印象深い。
    上中下と長いが、読んでよかったと思える作品。

  •  評価がとても高い作品なので、きっとここから面白くなるはずだ、と念じながら読みました。そして、ついに最終巻。
     アフガニスタンでの、ゲリラ戦への参加も中途半端な感じがします。唯一、AK-47の機能解説だけが、参考になりました。
     帰国後、マフィア組織を掌握します。こういう小説にありがちな、
    「オレ達は悪党だが、麻薬と売春には、絶対に手を出さない」
    的なノリがどうしても納得できません。
     最後に、ラスト100ページを切ってから、既に2回ほど登場しているクマとクマ使いの話。動物保護局に、追われているクマを安全な州に逃がすミッションです。警察には、賄賂をたっぷり贈ってるようですが、動物保護局には通用しなかったのでしょうか。または、エリオット・ネスの様な正義感あふれる管理官がいたのかも知れませんね。
     クマの逃がし方が、素晴らしかったです。いつものスラムに、クマとクマ使いを匿っているが、トラックが近くまで来れないので、街なかを突破しなければならない、と何だかよく分からない設定です。
     そこで考えついたのが、たまたまお祭りで使っていた、ガネーシャの人形の中に、クマを入れ山車に乗せて、みんなで運ぶというものです。私は、水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』を読んでいたので、ガネーシャをすぐにイメージすることが出来ました。
     ここまで読んで、すでにグロッキー状態だったのですが、残りあと少しなので、気力で読み切りました。結局、長大な時間をムダにしてしまいました。

  • 読了。

    【購入本】
    シャンタラム(下) / グレゴリー・デイヴィット・ロバーツ

    お盆唯一のお休みだし、夕方出かけようかなーなどと思いながら、昼頃にちょっとだけパラッと読んだら最後もう終わり。555ページほぼノンストップでした。
    おかげさまで熱い冒険を堪能しました。

    濃いですねー。
    ひさしぶりのノンストップですわ。
    ようするにこの作者はこの物語と似たようなことを経験しているということでしょう?そうするとすごいとしか言いようがない。

    上巻の帯の世界中のセレブと虜にしたというのはなんとなくわかる気がする。セレブじゃないですけど。
    バックパッカーのバイブルになるかというと、ならないと思いますがw

    カーラに掛ける言葉にすべてが集約されてる気がしますね。

    これでシャンタラム上中下三冊読み終わりました。
    たいへん読み応えのあり、たいへんのめりこめる良本でございました。

    映画権はジョニー・デップが持ってるらしいですわね。
    楽しみにしたいと思います。

  • 53年生きて、素晴らしい本に何回か出会った。「ドゥービン氏の冬」「ドクトル・ジバゴ」そして、この「シャンタラム」ベストの三冊である。そして、今、読み終った。最後に作者は言う。『すべての人間の意思には運命を変える力がある』

  • 疲れた、、、すごい本だったけど、観念的な文章のさらに翻訳でまあ進まない進まない。時間かかってしまって、間伸びしたのは自分のせい。

    言語習得能力が高いというのは一つの才能だな、と。リンがボンベイにそこまで深く潜り込めたのは、まさにそのおかげ。にしても、一個人がここまで経験を積めるものかと感心しきり、文字通り波瀾万丈な本でした。

  • 壮大な冒険物語。
    人と人とのつながりが濃く描かれている物語で、インドの情景が伝わってくる。
    実話をベースに書いていると言うのが驚き。

  • 読み終わった。すごい小説だった。どれくらい脚色があるかは分からないが、それでもこんな凄い人生を送った人達がいるなんて。
    下巻はアフガニスタンの戦争に向かったり、組織の抗争に加わったりと、過酷な生活と暴力と死が多く、より凄惨な話になった。思えば上巻のスラムでの希望に満ちた暮らしから、少しずつハードコアな世界に入り込んでいった。
    でも他にも様々なたいけんをしたはずの主人公の物語がここで終わったのは、カーラとの物語が終わったからだろう。とても美しい終わり方をした。
    物語も実話とは思えないくらい、ミステリーのように最後に真相が明らかになっていく。でも、最後は人々の愛と笑顔で終わった。

  • やっと読了。
    とにかく3月中に読み終わりたかったので、なんとか。


    ほんとにとてつもなく長い物語で、若干飽きてしまいつつも、
    ここまできたら最後まで読まなくては、というほぼ義務感から、
    なんとか読み終えましたが、途中かなり飛ばしました。
    多くの戦争のお話がそうであるように、なんでそうまでして戦場に行かなきゃいけないか、
    とか、どうしてそうまでして戦争しなきゃいけないかな、とか。
    色々残酷な描写は読むのはちょっとしんどいです。


    やっと色々な謎が解き明かされるわけですが、
    最後もなんか、そうなるのか、と言った感じでした。

  • 哲学的で詩的。
    ボンベイでの主人公の生活がうらやましい。
    こういう小説があるから読書はやめられない。
    尽きない好奇心、学習欲、人生はつまり冒険なんだね。
    という感じで、読後妙にハイテンションになる小説でした。

    “人間の鼓動一拍一拍が無限の可能性に満ちた宇宙だ。彼は何を言いたかったのか。私にもようやくわかったような気がした。すべての人間の意志には運命を変える力があることを。私はずっと思っていた。運命は変えられないものだと、生まれ落ちた瞬間に定まるものだと、星の軌道のように揺るぎないものだと。そうではないのだ。人生とはもっとずっと奇妙なものなのだ。もっとずっと美しいものなのだ。たとえどんなゲームに巻き込まれようと、どれほど運がよかろうと悪かろうと、たったひとつの考えで、たったひとつの愛の行為で、人生を完全に変えることができるのだ。”

  • ボンベイを中心としたある男の冒険物語。著者も実は脱獄の経験があるらしいが、オーストラリアで脱獄をしたおとこが偽造パスポートでもってボンベイにたどりつく。スラムに住む人たちとの暮らし、地元ギャングの元での危ない仕事の日々、そのボスの故郷アフガニスタンでの戦いなど想像を絶する命知らずの日々を過ごした男の物語で、読み進むうちインドに猛烈にいきたくなった。映画化するにはあまりに大きなお話になってしまっているので、 24ではないがシーズン4くらいまでつくるテレビドラマシリーズにはなるかも。でも麻薬のシーンがあまりに多いのでこのままの話では放映不可能かも。完璧に男性向けのお話でした。上、中、下の三巻なので暇のあるかたどうぞ!

  • おもしろい。
    スラム、ギャング、戦争等様々な場面が綿密に書かれている。
    特に戦争の場面の描写が酷くて印象に残った。
    そんな深刻な内容の中で、プラバカルのもたらす笑いに心がほっと和んだ。
    上、中、下あわせて三作あるため、連休とかにばっと一気に読みたい作品。

  • うーん、長い割には独りよがりな部分も多い小説だ。この感覚はボリウッド映画をシリアスにした感じ。むせかえるように濃密なんだけど現実離れしたヒーローとヒロインが永遠に続くような長い絵巻物を綴るような…どこからどこまでが作者の実体験なんだろう?

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シャンタラム〈下〉 (新潮文庫)の作品紹介

リンは禁断症状を脱し、マフィアの首領の意を受けてソ連軍占領下のアフガニスタンに同道する。ムジャヒディン闘士たちとの交友。首領との確執。そして明かされる陰謀の真相。敵軍の猛攻で同志が次々と斃れるなか、リンは重傷を負いながらもボンベイに生還。個人としての復讐と、組織同士の最終抗争へと向かう-。"生きること"を問いつづけた現代の『千夜一夜物語』、感涙の完結。

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