レジェンド: 伝説の闘士ジューン&デイ (新潮文庫 ル 4-1)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102180617

作品紹介・あらすじ

近未来2130年の分断国家アメリカ。その一方の共和国でエリートとして育てられた15歳の少女ジューンと、スラム出身で政府に追われる少年デイ。敵対する二人の人生は奇妙に交錯する。スラムに蔓延する疫病、デイの弟を襲う未知のウィルス、ジューンの兄の謎の死…陰謀渦巻くなか、困難に立ち向かう二人を待ち受ける運命とは?世界のティーンのハートを揺さぶる恋愛アクション。

感想・レビュー・書評

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  • 近未来2130年の分断国家アメリカ。共和国のエリート、15歳の天才少女ジューンと、スラム出身で政府に追われる少年デイ。

    流行りのディストピア小説にロミオとジュリエットをぶち込んだSFアクションの第1巻。

    どうやら海面上昇で大陸が分断されているらしく、共和国政府にコロニーやらパトリオットやらが絡んで争っているみたい。
    貧富差を拡大させ疫病を蔓延させるなど、舞台はスチームパンクに近いのかも知れないが、失われた技術や知的財産はなさそう。
    そのあたりの設定が甘いのはジュベナイルならば致し方ないところ。

    主人公二人の一人称視点を交互に描く手法は効果的だけど、第二巻以降は果たして意味があるのかなぁ。

    この二人が題名通り伝説の闘士になれるかどうか、次巻以降に乞うご期待の80点(100点満点)。

  • 時々わたしたちは、二つのまったく違う世界に生まれてしまっただけの、同じ人間だっていう気がするの・・・ジューンとデイのキャラが良い。美男子に美女^^そして管理された世界の真実。敵通しが世界の暗部に気が付き仲間になるまでで一部終了。展開もスピーディーで良いです。謎の疫病、審査試験による優良な人材の選別。共和国とは名ばかりの独裁軍事政権。それに敵対する、コロニーやパトリオット。そのなかでデイは一匹狼として反抗を続ける。そして立ちはだかるのが審査試験ではじめて満点の1500点をとったジューン。面白い!!米国版「NO.6」とのことですが、読んでないので比べられません^^ 泣かせる場面もあってなかなか良いです。続きが気になる。はやく出てほしいです。主人公二人が天才なのも良い!!

  • 続きものかよー!
    素敵な美男美女でよい。はやく続編が読みたい。

  • デストピアの世界を描いた作品で内容的にはNo.6とよく似た感じでしたが2人の主人公視点を交互に書いておりスラスラと読めました。

  • 引き込まれて一気に読みました…が、途中からあれ?と思いつつ、以下続刊の最後に突っ伏しました…。
    せめて最初からナンバリングしてほしい!

    〈審査〉という能力テストにより将来が決定される共和国。
    エリートの天才少女ジューンと、犯罪者として暗躍するデイとの出会いにより、共和国の裏の顔が現れ出す。


    …あらすじそのまま、びっくりするくらいNo.6です。
    幸せな国と見えて実は裏では支配と人体実験、政府が流行らせた疫病、天才少女と犯罪者…。
    帯にも英国版No.6と書かれていたけれど、あまりに一致しすぎてよくある話だから〜というには…お、オマージュ?

    でも王道ながらも息をつかせぬ展開、面白かったです。
    続刊の発売が楽しみ。

  • 胸迫るものがありました読んで自分のジョンやジューンをたくさん想像したいこの感覚を久しぶりに味わえて嬉しいです。 王道と言われると否定できないけど作者の想像と話の流れが上手くカバーできてる印象をもちました、話の展開に何度も、特に後半は予想できててもグワッてきました。No.6が好きな私は好きと言えざるおえなかった、来年楽しみです! ジョンがとても可哀想とても。

  • とても面白かった!続きが読みたい!
    海外では続きはもう出てるらしいから、日本語版に誰か翻訳してほしい(笑)

  • 資料ID:C0033617
    配架場所:2F文庫書架

  • 病に伏している弟の為に薬を手に入れるお金を得ようと犯罪に手をそめる共和国指名手配犯のデイ。一方、政府の人間で、兄をデイに殺されたジューン。スキッズ・ファイトでちょっとしたトラブルに見舞われたときに二人は出会い(このときはまだデイだと気づいていない)、相思相愛に。しかし、互いの素性が明かされると・・・。
    恋愛アクションでしたが、恋愛要素は恋愛ものが苦手な僕でも気にならない程度でした。Part1とPart2から構成されていますが、Part2から読むスピードが加速すると思います。読者が気になっている謎が解けていくから続きが気になって頁を捲る手が止まらないのです。続編はアメリカで2013年1月刊行予定らしいので、日本では2013年の夏ごろですかね。うーん、待てない。原書で読んでもいいかなあと思えるぐらい先が気になる作品です。

  • ラノベ以下

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