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- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102181317
感想・レビュー・書評
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もし、第二次世界大戦時、ナチスドイツとアメリカ合衆国が手を組むシナリオがあったら、という壮大でクソも愉快でない仮説を小説にしたらこうなったという代物。物語は、ポーツマスの線路脇に身元不明の死体を発見したところから始まる。ジョンドゥの手首には数字の入れ墨、この入れ墨の意味するところは?捜査の前に大きな謎が立ち込め、暗礁に乗り上げると思ったところで突然、連邦政府が介入し、事件自体が地元警察から取り上げられる。一介の刑事としての仕事をやり遂げたい主人公が南部出身の大統領の企むおおきな構図の中に絡め取られていく。
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1943~53年。ルーズヴェルトが暗殺され、ヒューイ・ロングが大統領で、大恐慌から立ち直れなかったという設定のアメリカが舞台の話。
アメリカ大統領がナチスと手を組んでいたりするのはおもしろい。
最後のどんでん返しは予想できなかったが、どんでん返しすぎて、それまでの内容が覆されてしまうほどで、やりすぎなのではないかと思った。