- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102186220
感想・レビュー・書評
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人気エッセイストによる、疾走感あふれる痛快科学史本の下巻。すごく面白いが上巻の方が好き。下巻は地球環境の話から始まって生物の進化、人類の起源、そして絶滅の話に至る。どの話も興味深かった。DNAの話、ウィルスの話、ミトコンドリアの話、ミッシングリンクの話など。ただ、面白いが、人の名前が出てきすぎてわからなくなる。
「ハレー(どこにでもあらわれる男)」という文、好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻読了
後味の悪い最後で、白人が興味本位で大量絶滅させた動植物のことを思うと、クジラの話とかお前らがぬかすなよ、って思う怒りで終わる
けど、ダーウィンとメンデルとワトソン・クリックとを並べるのとか、氷河期のこととか、ほんと、つい最近まで何も知らなかったんだなぁ、人類は、的な発見は楽しい
細胞の発見もそんなに最近なら、レオナルドやミケランジェロは、細胞を知らずに人体を描いてたのだなーとか思った
けどやっぱり全体に読み物的に薄味
濃さが物足りませんでした -
宇宙の誕生から人類の誕生までの壮大な歴史を扱う上下巻のうち、下巻は地球の誕生後の生命の誕生と人類の誕生まで。人類の誕生って意外にわかっていないことが多いんだなあ。
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上巻に続き、科学全般を軽やかに語る手腕はお見事。
翻訳者が非常に上手いのだろう、と思ったら、案の定解説(HONZの成毛氏)でも指摘されていた。
唯一気になるのが、図表が無いというところ。
ただ、図表がなくても本文の読むのに支障がないところが本書のすごさでもあるのだが。
ところで、結びに出てくる
『一六八〇年代初頭、ロンドンの喫茶店で天文学者エドモンド・ハレーとその友人の建築家クリストファー・レンと物理学者ロバート・フックが冗談半分にある賭けを行った。』の『賭け』は何だったのだろう。 -
皮膚の細胞はすべて死んでいる。成人であれば死んだ皮膚を2キロ持ち歩いていることになり、そこから皮膚のかけらが毎日数十億片ずつ剥がれ落ちていく(P257)驚愕の事実(笑
追記:『生命40億年全史』の引用がある(P160)2014年2月11日にレビューがあるので載せておく、以下参照
著者 : リチャード・フォーティ草思社 (2003年3月発売)
生命40億年の記録をたどる、化石からの手がかりで時代を遡るのだが、遠い過去ほどその全貌は薄ぼんやりしてくるのだった。憶測で断定しないところに好感がもてる。結局、地球生命の全容は紆余曲折を経て現在にいたるようだ。そうすると人類の未来も危なげで不確かなものだということが分かる。 -
科学に興味がない人も是非読んで欲しい。著者が科学畑ではない人なので、知識がない人向けの分かりやすい説明になっている。そして、最初から最後まで好奇心を刺激される発見が満載だ。
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上巻の続き。後半になってようやく生物、人類史。人間の歴史って短いし、化石になるのって凄く大変なんだーと思い知らされる。今となっては恐竜の存在は当たり前になってるけど、ちょっと昔はそんな存在すら知らなかったのかと改めて思うと、恐竜を始めて発見(理解)した人はすごい!
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上巻を読み始めてから1年近くかかってやっと読了。科学技術史を全方位から描く力作である。
下巻は理科二類。生命の誕生から生物の歩んできた道を人類の誕生までを描くとともに、現代の地球史ができるまでの科学技術の発展を描く。
生命の成り立ち、構造やら進化の法則等等幅広く扱っており、面白い。
興味深い話は結びの章まで事欠かない。現生人類が如何に、いろんな種を絶滅に追いやってきたか、さらに現在でも凄い勢いで絶滅種を増やしていることを述べている。それでも、まだ人類が知らない種が山のようにあるのである。
なんとも騒がしい星である。 -
レビュー省略
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科学史というか、人類が今まで知ってきた世の中の色んな科学的な話をてんこ上下巻にまとめて盛り。知的好奇心がある人、理系バックボーンがある人にとっては読んでて非常に面白いと思う、時間はかかるけれども。いわゆる現世人類がどのようにアフリカから世界に広がっていったのか、がこうも判っていないとは。人類のこと1つとってもこんなにもわからない事だらけなんだ、と思うと色々感慨深い。長生きしたくなる。