クージョ (新潮文庫 赤 193-3C)

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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193037

感想・レビュー・書評

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  • 救われなくて悲しい。。。
    クージョ…いい犬だったのに。

  • スティーブンキングの有名な本だというのは知ってたけど…求めるものはこれじゃない!の★×3です。
    内容は、背表紙に書いてあることま、それ以上でも以下でもないです。
    あとがきに、「スティーブンキングの著書の中で一番アンナチュラルな要素の少ない小説」とありましたが、ほんまそう。
    ただの「イヤ~な」小説でした。出てくる人全員に救いがない…

  • 2021.11.24 読了。

    やっと読み終わったー!
    というのが第一の感想。

    本の厚みとしてはそんなになんだけど、文字が小さいのでかなりボリュームがあった。
    そして、物語のスケールでいうとかなり小さい。
    なのにこのボリュームってことは、割と中だるみするくらい読むのが辛いところがあった。

    話としては幽霊やモンスター的なものではなく、狂犬病の犬に襲われる恐怖というありえなくもない様な話で楽しめるのはさすがキング大先生だとは思う。

    タッド少年が亡くなるのはやめてくれ、と思った。
    救いがないの辛い。
    助かってほしかった。

    この作品も映像化されているのでいずれは観てみたい。

  • 激しく冗長。それがスティーヴン・キングというものだと知らなかった頃。

  • バッド・エンド。疑いようもないバッド・エンド。この後味の悪さに表紙絵の趣味の悪さが輪をかける。

  • いまさならがら「クージョ」を読む。
    車に閉じ込められた母子が、
    狂犬病の(巨大な)犬に襲われる、というストーリー自体は、
    超有名なので、読まなくても、読んだような気になっていましたが。

    実際、読んでみると、なかなか犬の襲撃シーンになりません。
    妻の浮気、その愛人の暴走、
    (やがて閉じ込められる母)
    商品から問題が見つかった零細広告代理店の苦悩、
    (母子の夫、事件当時は、問題を収拾するために
    出張中で不在)
    夫の粗暴さに、息子の教育に悪いからと、
    離婚を考えている妻
    (クージョの飼い主である息子と、その親、
    自動車修理工場を経営)
    といった群像劇が、前半をつかって、たっぷりと描かれます。
    その間、優しかったクージョは、狂犬病のコウモリにひっかかれ、
    徐々に理性を失っていきます。

    そして、やがて、壊れかけの車に乗った母子は、
    自動車修理工場へと向かい、「その時」が近づいてきます
    (「タイタニック」じゃないんだから、こういう読み方は、
    おかしいと思うのですが、ストーリーが有名すぎるので、
    仕方ないです)
    前後して、クージョによる惨劇がスタート、
    周辺住民を血祭りにあげ、
    修理工場前で、見事に故障した車をターゲットに、襲いかかります。

    キングらしい、リアルな登場人物、
    サスペンス・シーンの的確な描写の鋭さ、
    そして、「助かって、よかった、よかった」で終わらず、
    ホラーを突き抜けた展開で、余韻を残します
    (このオチの付け方は、短編の「ナイト・フライヤー」「動く指」など
    キングお得意の手法ですが、才能がなければ、
    とても出来ない方法です)

  • とんでもなく暑い日に母子が車に閉じ込められている。何故なら外には狂犬病で気が触れちゃってるデカイ犬がいるから。以上。

    この場面設定だけで嫌ってほど不安な気持ちになる。母親に感情移入してみてられません。脱水症状を起こし始める子ども。助けを呼べない状況。興奮していく犬。家までの距離。自分の体力。色んな事を考えつつ、最後に母親はどうするのか。助かるのか。

    あらすじにすれば3行で書けることをハラハラドキドキの長編に出来ちゃうところがキングの本当にスゲーところだと思いました。

  • 「舞台はアメリカの片田舎。狂犬病にかかった大型犬が引き起こす惨劇の物語です。」惨劇とは何かなと思いながら読んだので考えながら読んだ本の一つ。狂犬病は怖いと改めて思った。

  • 動物物は卑怯だ。最後なんか大号泣。面白いけどクージョがいい子なだけにかわいそすぎるので星三つ。

  • 読みやすかった。
    ホラー、ミステリが好きで、海外モノを読み始めようと思ってる人におすすめ

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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