タリスマン〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (578ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193082

作品紹介・あらすじ

ジャック・ソーヤーは12歳、病身の母と2人、アメリカ東海岸の保養地でひっそり暮している。母の病気は癌らしい。ある日、さびれた遊園地で、ジャックは不思議な黒人スピーディに出会った。タリスマンがあれば母は助かる、そう彼は教えてくれた。タリスマンとは一体なんだろう?ジャックは独り試練の旅に出発する-母の生命を救うために。2人の巨匠が作りあげたファンタジー巨編。

感想・レビュー・書評

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  • ニューハンプシャーから始まるジャック・ソーヤー少年の旅。ニューハンプシャー、ニューヨーク、ペンシルベニア、オハイオ、インディアナを通ってオハイオまで到達します。1981年のアメリカともうつの世界「テリトリー」を行き来しながら西へ向かいます。

    最初はジャック・ソーヤー少年の孤独な旅だったのですがオハイオあたりで出会った狼青年ウルフが旅の仲間に加わってから一気に話が面白くなってきました。図書館で文庫本上下を借りてきたのですが、上巻にくらべ下巻はかなりきれいなのです。下巻までたどり着けなかった方がだいぶいたのでしょう。ウルフが登場するまで読み進めればその先は順調に読み進めることができそうです。ウルフに出会えるかどうかが旅を進められるか、読者も読破できるかの鍵を握っていると思います。

    これからラストまでを予想したいと思います。
    オズの魔法使いのようにもう一人仲間が増えて旅を進めるか、もしくは指輪物語のように2人で旅を続けるか。私は前者のようになることを予想します、そういえばもう少し西にすすめばカンザス州に到着します。

    スティーヴン・キングの小説は大好きでよく読むのですが、ピーター・ストラウヴの小説は読んだことがありません。どのように共同執筆を進めたのでしょうか。1981年のアメリカ側をキングが、テリトリー側をストラウヴが主に執筆したのではと考えるのが腑に落ちます、実際にはどうだったのでしょうか。

  • ピーター・ストラウブとの共作だって。どこの部分が、どっちが担当したのかわからないまま読みました。

  • 書かれたのが相当前のアメリカだったこともあって、時代背景などがよく分からず最初は読みづらさも感じたけど徐々に引き込まれていった。
    完全にファンタジー作品として読む前は捉えていたので、現実世界でのアルバイトの話などが思っていたよりも過酷で驚いた。
    結末がどうなるか気になる。

  • 初めて読んだステイーブン・キングの本がこれって、ちょっと普通じゃないね^^;

    作家二人の共作。
    それぞれが、どんなストーリーになっていくのか楽しみにしながら作った作品ということで、展開がなかなか面白い逸品。

    グロくないスティーブン・キングここにありです!

  • 下に。

  • 母の命を救うため、タリスマンを求めて異世界"テリトリー"を旅する少年の物語。

    互いに行き来出来るテリトリーと現実世界との複雑な関係性や、科学の代わりに魔法が文明を成すテリトリーの世界観が非常にリアルに書かれており、主人公の過去や葛藤も含めてとても素晴らしく仕上がっている。

    単なるファンタジーと一線を隔す面白さ。

  • 感想は下巻に。

  • 病気の母を救うため、ジャック少年はタリスマンを求めて旅に出る、冒険ファンタジー小説。
    今まで読んだキング作品とは少々違うため、戸惑うが、
    あっという間に読みきった。

  • 昔読んだ本の再読。しかし記憶と全然違うことにショック。別の本だったのかな・・・(-_-;)話自体はそこそこ面白いし、二人の共作ということで、キングの悪に対するどぎつさが良い具合に薄まっているのが良い。

  • 超面白い!

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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