ナイト・ソウルズ (新潮文庫)

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制作 : J.N. ウィリアムスン  J.N. Williamson  山田 順子 
  • 新潮社 (1992年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193143

ナイト・ソウルズ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 80年代に刊行されたホラー・アンソロジー『マスクス』『マスクスⅡ』の中から22編を再編したベスト版。数は多いがさすがベストといった粒揃い。新旧のトワイライトゾーンで見かける名前もちらほら。

    トップを飾るロバート・R・マキャモン「夜襲部隊」は深夜営業のガソリンスタンドのさびしい光が目に浮かぶような良品。光の向こうからやがて来るベトナム帰還兵の悪夢のシーンが映像的で美しい。
    ほかに気に入ったのは……教室という日常に突然異世界が混入するゲイアン・ウィルソン「代理教師」、悪魔に身代わりを申し出る話は多々あるけれど、オチがちょっと意外なトーマス・F・モンテレオーネ「夜は早く凍てつく」、 シンプルながら省略された部分に想像がふくらむジョー・R・ランズデール「大きな岩のある海辺で」等。
    そして未だ見ぬ傑作を求めアンソロジー編者が異世界に足を踏み入れてしまうJ・N・ウィリアムスン「ワードソング」を読んで、ジョー・ヒルの短編「年刊ホラー傑作選」(『20世紀の幽霊たち』収録)を思い出しました。どちらも登場人物が(J・N・ウィリアムスンは本人自身も)ホラーアンソロの編者というところがなんていうか、業が深いね。

  • 実はこの本、昔購読しながら一度手放している。
    古書店で発見したので購入して、再読。

    原書はオリジナル作品によるホラー・アンソロジー「MASQUES」、「MASQUESⅡ」からのベスト・セレクション。
    これまで読んだ海外モノのアンソロジーの多くが、吸血鬼からイカれた科学者まで、何らかのテーマに沿った編纂をなされたものだったが、今回のは“ホラー小説”と呼べる様々な作品が収録されている、まさに原題の意味する通りの「仮面劇」。

    参加している作家もキング、マキャモンからモンテルオーニやランズデールとそうそうたるもの。総じて完成度の高いアンソロジーと言える。
    面白くないわけがない。

  • 次はこれ。ミステリーの短編集である。

  • ○2009/01/30 
    たぶん小夜子の文庫を読んだときに巻末の新刊紹介で目についた。ホラーだけど短編集ということでおもしろそうかも?と。好みと言う点でかなり内容にバラつきがあったんだけど、バラエティに富んでいて楽しかった。
    知ってる作家がキングくらいしかいなかったんだけど、それはそういうスタンスで作られてるからということで…というか、ホラーのしかも海外の作家さんなんて全然縁がないからなぁ。
    全22編あったなかで特にインパクトがあったのは1夜襲部隊、5ささやかな愛を、6廃車置き場、14スプラッタ―ある警告、18フェチットを越えた男。ささやかな愛をが一番かも。ラスト一行がほんとにゾッとした。あと廃車置き場もぞくぞく感が上手い。キングのはラストのポプシーってやつなんだけど、書き慣れて上手いって感じだったかな。
    たぶんホラーは短編だからこそ読めるんだろうな、と思った。海外の話も面白いなぁ。宗教感と言うか、キリストだとかに関する話の割合が高くて新鮮。

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ナイト・ソウルズ (新潮文庫)の作品紹介

莫大な賭博の借金を返すため、子供の人身売買に手を染めた男-。だが、今回誘拐した子供は勝手が違った。人間ではない子供を誘拐してしまった男の破滅を描くキングの「ポプシー」。ベトナムで地獄を見た男の脳裏に焼きつく悪夢が実体化し、現実世界を戦場に変えてしまう、マキャモン「夜襲部隊」。その他に、ブロック、キャンベルなどモダンホラーの精鋭22人による戦慄の饗宴。

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