- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102193204
作品紹介・あらすじ
ジョージア州の老人ホームで余生を送るポールが、生涯のなかでもっとも忘れがたい1932年の出来事を回想しながら書いているこの物語も、そろそろ終わり-ジョン・コーフィの処刑が目前に迫った時、ポールは恐るべき真実を知った。そして…。死刑囚舎房で繰り広げられた恐怖と救いと癒しの物語もいよいよ完結。分冊形式ならではの幾重にも張られた伏線と構成が導く感動の最終巻。
感想・レビュー・書評
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最終巻
死刑囚 ジョン・コーフィの結末
主人公 看守主任のポール・エッジコムの結末
が描かれる
映画版では描かれなかった展開や
語られなかった話などが衝撃的でもあった
映画でもそうだったが
この作品はホラーであっても
ヒューマンドラマでもある
そして映画同様 こみ上げてくる感情
全6巻を最後まで読めば
途中のホラー要素は吹き飛んで
ヒューマンドラマとして感化される
ことでしょう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良かった。
復讐と呪いはときに同じ
グリーンマイルはあまりに長すぎる -
映画を先に観ました。
映画も良かったですが、
原作も素晴らしいです。
小説は6冊の分冊で、
刊行時には1ヶ月に一冊、計6ヶ月かけて
発表された、とのこと。
当時の人は、次の巻が出るまでの1ヶ月が待ち遠しかったことでしょう。
私は6冊セットで購入しました(笑)
小説には、映画にはなかった退所後のポールの話もたくさん記述されています。
その他、映画では表現しきれなかったポールの想いも知ることができます。
映画を楽しめた人は、小説も是非読んでみてください。 -
結末が落ち着き過ぎた感があり、少し物足りなかった。
救済と呪い、自分自身の捉え方次第で人生は変わる。
映画化されているようなので見てみたい。 -
全6巻中の最終巻。
ここまで伏せられていたコーフィーの秘密が明らかになる。人が人を裁くしかないのだが、その難しさもまた画然たる事実として存在する。そして、一度決まった決定はなかなか覆らない。「こうだ」と思い込んでしまう固定観念なのか、人のプライドが邪魔をするのかはわからないが。本作はSF的な要素を入れつつも、そのあたりの問題も浮き彫りになっている。 -
とうとう最終章読み終わりました。
コーフィーは一体どんな人物だったんだろう?
本当にとても長い道のりを歩いているエッジコム。
そう、とても長いグリーンマイルを歩いているのです。
映画も観ましたが、どちらもとても良かった。 -
再読。
映画も素晴らしい出来で、ストーリーもだいたい覚えているんだけど、いや、それだからこそ、先の展開が気になってページをめくる手が止まらない。
出版当時は月1冊の分冊出版という、なんとも気が狂うような焦燥感もあっただろうけど、まとめて読めるこの幸せ(笑)。
時代が1932年というのも、重要な意味を持っているんだろうけど、なんとも切なくてやりきれないという気持ちの中にも、なんとなく癒しや救いも感じられて、読後感はいい。
でも、真犯人はきちんと裁かれてほしかったな。