- Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102193235
感想・レビュー・書評
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100622~100711読了
外界から遮断された鉱山町。そこにいる異常な警官との戦い。相手は一人だけど、主人公側がほとんど戦力を持たないので、追い詰められる恐怖が大きい。
地獄のマッドコップ・コーデルみたいだと思ったら、作中でも言及されていたよ。
~~ 引用 ~~
p101
「警官」ラルフはそうつぶやき、つい最近土曜日の夜にビデオショップから借りてきた『狂った警官《マニアック・コップ》』という映画のことを思い出した。
p144
「それにこいつはなんといっても、えーっと、……そう、国家的財産に当たる人を運ぶに適した輸送機関じゃない、とね。バイクのライダーが事故に遭う確率をご存じですか?ライディング時間を基礎にして見積もった数字をご存じですか? 自分は狼だし、国立安全委員会から月に一度資料がくるんで知ってますがね。……」
「そうだね」ちょっとまて、とマリンヴィルは内心で思った。警官は“自分は狼だ”とかなんとかいわなかったか?
p156
「で、とは?」マリンヴィルは訊き返した。
「ちゃんと処理するんでしょう? そうじゃないんですか? タック!」
マリンヴィルの心臓がびくんと跳ね上がった。「タックって、それ、どういう意味なんだね?」
「自分はタックなんて言いません。あなたがタックといったんです」
警官は腕を組み、微笑しながらマリンヴィルを見つめている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リチャード・バックマンの「レギュレターズ」と対になっていてどちらから読んでもわかる。
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ネヴァダ州のハイウェイを通過する人々を、理不尽な理由で次々と拉致する狂った警官。「絶望」という名の町で起きる惨劇。とにかくこの警官が怖い。ミランダ警告(「お前には黙秘する権利がある」とかのアレ)を読み上げる中に、「お前を殺してやる」とか混じるのがもう…。これを読んだ後しばらく、何もしてなくてもお巡りさんにびびる不審者と化してしまいました。
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レギュレイターズの対本。
こちらは希望に満ち満ちています。
救世。