第四解剖室 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.25
  • (22)
  • (44)
  • (143)
  • (16)
  • (7)
本棚登録 : 676
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193358

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編もいいけど、やはり長いのがいいかな

  • 短編集。
    表題作のあらすじを読んで怖くておもしろそうだと思って読んでみた。が、思ったほど面白くは無かった。怖くもないし…なんかただの下ネタで終わってちょっと残念だった。
    他の作品はジャックハミルトンの死という話が面白かった。男同士の友情って感じで。かわいそうだけど…。
    あと死の部屋にてという話で自分を殺そうとした奴らを全員主人公が殺せたのはちょっとスカッとした。でもこうゆう感情はあんまり良くはないよなあとも思う。人が殺されてスカッとするなんて。
    全体的にまあまあ面白かったので表題作は期待外れだったけど読んで良かったなと思った。
    でも序文に出てくる小説が収録されてないのはどうかと思った。
    この作者の他の本もまた読んでみようと思う。
    この作者の本を読むのが恥ずかしながら今作で2冊目なのだが…今回思ったけど作者はホモを許容できる人な気がする。ちょいちょいそうゆうホモっぽい下ネタが出てくる。だからBLとか書けば良いのにと思った。男同士の友情ものも書くの得意そうだし

  • 初めてのスティーヴン・キング。ホラー小説。フィクションだが緻密な情景説明で、衝撃的なところもある。「第四解剖室」「黒いスーツに男」「死の部屋にて」がわかりやすく良かった。2021.3.8

  • 「エルーリアの修道女」のRPG感が気に入ってしまいました。まるで死刑宣告を待つような心境になりました。

  • 2020.01.21 読了。

    表題作『第四解剖室』はまさかのオチで、面白かった。

    『黒いスーツの男』は後味悪く、気持ち悪い話。

    あとは最後の『エルーリアの修道女』が印象的。というかこれだけ短編じゃなくて中編作じゃね?
    おなじみ『ダークタワー』シリーズ外伝。つまり、長々と読みにくい話。
    一度世界観にハマってしまうとすらすら読めるんだけど、とっつきにくいのよね。
    あまり展開にアップダウンもないし。
    淡々とした男だからねローランドさん。

    この『エルーリアの修道女』無しに、短編集だけだったらもっと良かったかな。

  • 「エルーリアの修道女」が難しかった。

  • やはり表題作がいい。内面と外面のせめぎあいと、スリルあふれる完全に静的な動きがうまく描かれている。『エルーリアの修道女』もファンタスティックで良質なRPGを想起させて良かった。バラエティあふれる作品集である。

  • 短篇集だが一個一個に著者の解説が入っているのが良い。
    あと、ダークタワーの外伝もある。

  • この本、後から知ったんだけど、原書版はこの「第四解剖室」と同じく新潮社で出ている「幸運の25セント硬貨」を合わせた短編恐怖小説が14編収録された「Everything's Eventual: 14 Dark Tales」という題名であるらしい。
    (ということは当然、片割れである「幸運の25セント硬貨」も読まなきゃなるまい・笑)
    私はスティーブン・キングの本を何冊か(シャイニング・ミザリー・痩せゆく男、等)読んだけど、このヒトの書く話ってただ怖いだけじゃなく、なんていうか筋が通ってる?んだよね。
    だから好きなんだと思うし、根強い人気があるんだと思う。
    久しぶりに気まぐれに読んだ短編集、、、いやー、、、痛い(--; そしてグロい。
    それにも増して心理的な怖さがじくじくと底に流れているところが、更に怖い。
    このヒトって、人間が究極の状態に追い詰められたときに、どんなことを考えどんな行動をするのか?
    これをとことん、見つめているとしみじみ?思う。
    それにしても酷く興味をそそられたのは、この本に収録されている一話「The Little Sisters of Eluria」(邦題「暗黒の塔-エルーリアの修道女」)だ。
    スティーブン・キングは「ダーク・タワー」というシリーズを書いていて、この短編集に収められたその一話はそれの「外伝」であるらしい。
    それが・・・読んでいて非常に面白かった!
    当然「ダーク・タワー」シリーズも読んでみたくなる(爆)
    つまり本編は、どんだけ魅力的な作品だろうと期待させちゃうのだ!
    う~~~ん・・・(--; 
    図書館で「キャリー」と「呪われた町」を予約しちゃったけど、「ダーク・タワー」も必須だなぁ・・・

  • スティーブン・キングの短編集。海外では超ヒットメーカーですが、日本での受けはどうなんでしょうか?過去にいくつか作品は読んだのですが、爆発的に面白かった!ていう印象派ないんですよ。むしろ、盛り上がりそうで盛り上がらない、爆発しそうで爆発しない、なんかジワジワ感が持続してエンディングを迎えてしまう。そんなイメージ。でもなぜかまた手を出してしまう。なんか不思議な面白さ・・・。ちなみに、このⅠには6個の短編が収録されているのですが、実はホラー作品は一つだけなんです。う~ん、個人的にはもう少しホラー系を入れてほしかった。これからⅡを読んでみます!

    KEY WORD>>第四解剖室-Everything's Eventual Ⅰ
    原作はEverything's Eventual。海外では1冊にまとめられているが、日本では「Ⅰ:第四解剖室」、「Ⅱ:幸運の25セント硬貨」と上下巻からなっており、このⅠには前半6作品が収録されている。生きたまま解剖台に乗せられた男の運命を描いた表題作"第四解剖室"。おかしな趣味に取り付かれた男の話"愛するものはぜんぶさらいとられる"など、ホラーからサスペンス、ファンタジーまで幅広いジャンルを収録した一冊。

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴン・キングの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン・キ...
スティーヴン・キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×