回想のビュイック8〈上〉 (新潮文庫)

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制作 : Stephen King  白石 朗 
  • 新潮社 (2005年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193372

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回想のビュイック8〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • つまんない。
    さらなる感想は下巻で。

  • 警官だった父を事故で亡くしてしまった高校生のネッド。そんなネッドを取り囲む大人たちの姿が優しく描かれる冒頭は、往年の短編にも通ずる優しさと哀しさにあふれています。最近、こういうのを読むと目が潤んできてしまいます。朝の連ドラでも泣けるくらいだから年のせいかも。でも、文章もなかなか心に迫るものがあることは確かで、キングはいまだに進化しています。

    ”話をするのに、いつも口を使うとはかぎらない。それどころか、口から出る言葉にはほとんど意味が無い場合もある。肝心なのは意思を相手に伝えることだ。”

    これって日本人の専売特許ではなかったっけ?(もはや昔話しか)もう、これだけで☆4つだな。

    でも、タイトルの「ビュイック」が出てくるあたりから、様相が変わってきます。「回想」というタイトルで、ノスタルジックな「スタンド・バイ・ミー」的なものを期待してしまいましたが、さにあらず。ん?ストルガツキーの「ストーカー」(名作!)か?レムの「天の声」(これまた傑作!)か?

    警察官が勝手にこんなことをやっていていいのかと、いちいち引っかかりながらも、どこに向かっていくのかさっぱりわからないディック的ノリに流されつつ下巻へ続く・・・

  • 物語があんまり大きく動かない。
    とっても静的な感じ。
    イマイチ。

  • ペンシルヴェニア州の田園地帯にある州警察D分署。
    この分署の警官がある日、酔っ払いが運転していた暴走車に轢かれ、殉職してしまう。

    その息子、ネッドは雑用を手伝うと称して、父の勤務していたD分署に入り浸るようになる。
    まるで、そうしているうちに、また父に会えるのでは、と思っているかのように。

    次第にD分署の警官達と打ち解けてくるネッド。
    こぢんまりとして家族的な雰囲気のあるD分署は、ネッドにとって、ある意味、「家族」だったのかもしれない。

    そんなネッドは警官志望でない事を知りながら、警官達は通信係の仕事の助手をやらせてみたり、半ば「同僚」扱いする。
    だが、D分署には関係者しか知らない「公然の秘密」があった。

    ガレージの中に置かれているビュイック8(エイト)

    それが「公然の秘密」
    名目上、「押収品」となっているため、警察署にあっても、おかしくはないものではある。
    が、冷静に考えると、そんなものが長年、置かれたままなのは奇妙な話。

    ネッドもやがて、その存在に気付き、父の親友でもあった分署長サンディに尋ねる。
    いつかその質問がくることを予期していたサンディはビュイック8に関する奇怪な話を語り始めた。

    「あのビュイック8はビュイック8に似ているから、そう呼んでいるだけで、ビュイック8ではない。それを言うなら、”あれ”は車ですらない。」


    すべての経緯を知っている人物が過去を語り、過去と現在のエピソードが並行して進む形式は、著者の「グリーン・マイル」を連想させる。(と思ったら解説にも書いてあった)
    「グリーン・マイル」では過去と現在の話の中にオーバーラップする人物が登場する。
    本作品でも、現在の話に登場するネッドと、過去の話の中に登場するネッドの父親がオーバーラップする。

    最初はサンディだけが話をしていたが、そのうち他の警官も集まり、入れ替わり立ち代り、ネッドに「ビュイック8」の話を聞かせる。
    ビュイック8の話を聞かせる事は、仲間として受け入れるための「儀式」の意味もあるのかもしれない。
    「グリーン・マイル」もそうだったが、ある程度まで話をしてから、一転して、関係なさそうな話を始めて、ストレートに話を進めず、読者を焦らす「イジワルさ」は健在。

    印象的なのは、ビュイック8に関する奇怪な話よりも、一生かかっても理解できないような「謎」を目の前にしても、日常的に接していると「慣れて」しまう事。
    人間の柔軟性の高さ、と言えばその通りだが、「おそろしい」面でもある。

    「喉元過ぎれば、暑さ忘れる」
    というのは、全世界共通で使える諺なのだろうか。

  • 車を題材にしたホラー『クリスティーン』と違ってあくまでも超常現象に触れてしまった人たちの姿を描くドラマであり、父と息子の物語であるといった感じ。あとやっぱりキング作品の魅力って過去の回想シーンにあるんだなあって思った。

  • グリーンマイル系。淡々と進みます。
    故に、おお!きたか!と思うと肩透かしを食らう。

  •  警官だった父の死後、勤務していた警察署にアルバイトに来ていた息子が、倉庫に置かれているビュイック8のようだけれど、車でなく、この世のものでもない「もの」について話を聞く。

     現在と過去が交錯していく作法は、キングの独断場って感じ。
     やああ、面白かった。やっぱりキングは面白い。
     で、ちょっと思ったんだが、キング作品って「大人が大人の役目をきちんとする」っていうのが裏テーマのように感じる。子供が、大人の役割をしなくちゃいけないような状況は間違っていると明確に打ち出してきていると思う。
     ま、キャリーのように、あそこまでどうしようもない母親だと子供は破綻するしかないんだけどね。
     映像化すると非常に面白そうなんだけど、見たらがっくしくること間違いないって気もするww
     にしても、キング、ちょっと作風変わったかな。つか、丸くなったというべきか。
     やっぱり、大事故とかすると人生観も変わるのかもしれないね。

  • キングにはいつも脱帽させられますね。
    得体のしれない魅力。
    展開はわりと淡々としているが、揺さぶられた。

  • キング漬けだ…!小説ばっかり読む奴になっちゃ駄目だと思ってるのに…!キングもさながら、訳者もすごいと思う。クソ!て、シット!の吐き捨て感が出なくて勿体無いけど。2007/5/31

  • グリーン・マイルやコロラド・キッドのようにゆったりとしたペースで良かったです

  •  とりあえず、今のところ、近年のキングでは一番面白いかも。

  • 少年は父を亡くした。ペンシルヴェニア州の田舎町で堅実に警官を務めていた父を、突然の悲劇で。悲しみに打ちひしがれた少年に笑顔が戻ったかに見えたその日、父の元同僚たちは信じがたい話を語り始める。署の外には決して洩らせぬ秘密、倉庫に眠る謎の車ビュイック8(エイト)の存在と、息子の知らぬ父の意外な過去を……。
    はっきし言って、読むのが疲れる。文字がやたら多く、無駄な話が多すぎて読んでいてイライラしてくる。
    スティーブン・キングって聞いて買ったけど失敗…

  • 帯に書かれた文句に魅せられて衝動買い。思ってたのと全然違った。帯にダマされなければ素直に感動できたのかもしれないだけに残念。

  • 昔から大好きなキング、でも80年代の傑作群に比べると、ホラーとして直球すぎて、モダンホラーとしての魅力は弱まってるような。人生論的部分は悪くないけど、全体としてキングらしい鋭さが抜け、丸くなっちゃったなあ…と。とは言え、ストーリーテラーとしての筆力は衰えておらず、さすがです。全二巻。(2006/01/24読了)

  • 警察官の父親が死んだあと、少年は警察署にまつわるビュイック8の不思議な話を聞くこととなる。その誰にも明かされたことの無いとんでもない秘密とは・・・!?久々のキングだったからか、久々の外国人作家だったからかなかなか頭に入らずのめり込めなかった。

  • スティーヴン キングもお気に入り作家の一人です。NYからの帰りの飛行機の中で読んでました。

  • めずらしく、ステーィブン・キングを読んだ。
    キングならでは(?)の気色悪いところがやはりあったけど、
    全体には帯のうたい文句どおり
    「少年の純粋な気持ちにホロリ」とさせられ、
    「大人の深い心遣いにはぐらり」ときた。帯コピーの一本勝ち。

  • 相変わらず語り口は独特だし、引き込まれるんだけど、ちょっとペースゆったりすぎかな、、と思う、が!

  • S・キング大好きです
    だからこそ 今回は
    星一ケです
    だって よく分からないんですもの
    なんじゃあ〜な気分に
    十分させていただきました

  • 賛否両論あるけれど、私は好き。
    確かに単調な展開で「落とし穴」的要素に欠けるかな?とは思うけど、ハマりましたよ。

  • 警察署にひっそり安置されているビュイックにまつわる物語。初期のキングのような「一度ページをめくったら最後まで絶叫」な話ではないが、次の展開が気になって気づくと一冊読み終わっているあたりはやはりキング作品。

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