セル(上) (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193594

作品紹介・あらすじ

穏やかな陽射しが落ちる秋の一日、ボストン午後3時3分。世界は地獄へと姿を変えた。"パルス"。そのとき携帯電話を使用していたすべての人々が、一瞬にして怪物へと変貌したのだ。残虐極まる行為もいとわず、犠牲を求め続ける凶悪な存在に-。目前で突然繰り広げられる惨劇、街中に溢れる恐怖。クレイは茫然としていた。いったい何が?別居中の妻と息子は?巨匠の会心作、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 止まらん

  • キングも久しぶりの読みになった。
    キングといえば「it」の印象が強く、いまだそれを超えるものがでていない。だから「セル」に大きな期待をして読み出した。
    前巻だけの感想だか、アメリカ人にしかわからないジョークが大変多くて、ここでこの会話はいらないだろと思うことが多い。ただ、総体的には読みやすかった。
    この世界はどうなるのか?下巻へ

  • ある日、ある時間、突然携帯電話を使っていた人たちが凶暴な野獣のようになってしまった。

    原因、正体、解決策、何もわからないまま始まるパニックホラー。相変わらず面白い。携帯がキーになるだけで人々の分断と文明の崩壊をこんなに鮮やかに描けるなんて。

    狂人化した人々は、群れ、一つの生命体のように意志を持って動いているようだ。
    一体どうするんだろう。

  • 最初は小説の中の人と同じように混乱していたけれど、読んでいくうちにどういうことかわかってきて自分も本当にその世界に入ったかのようだった

  • 2021/7/30購入
    2021/8/27読了

  • ゾンビとは違うんだけど、キング版ゾンビって感じ。

  • 久しぶりに読むキング。面白かったです。
    その瞬間に携帯電話を使っていた人が一斉に狂う…というのは今の世界だと怖いです。
    読んでいるうちに、狂え指令ではなく、ある一部分を残して脳の機能が消去されたようなのですが、校長の「われわれの核にあるもの、それは狂気だ」という台詞が重いです…でもなんだかあり得ると思ってしまうのがキングです。
    携帯狂人(このネーミングセンス…)は再起動するのか、主要人物の3人のこれからは…と、下巻も楽しみです。ドキドキ。

  • 小説

  • 携帯電話を使うとゾンビになってしまい荒廃した世界でどうサバイバルして生き抜く小説なのかと思って読んでいたが、読み進めば進むごとに違和感を覚えて、方向転換をしてやっと話の波に乗れた。携帯人には携帯人なりの社会を持とうとし、それを阻止しようとした正常人が背徳者として弾圧されるという話である。

  • 前置きが長いことを覚悟して読み始めたのだが、あっという間に本編に突入してしまった(笑)

    進化していく携帯狂人。
    その生態を観察し、生き残るすべを模索する人間。
    なぜ携帯狂人は生まれたのか。

    生き残りを賭けた、この戦いの勝者は、いったいどちらになるのか!!!

    下巻が楽しみ♪

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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