アップルvs.グーグル: どちらが世界を支配するのか (新潮文庫 ホ 21-1)

  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102200261

作品紹介・あらすじ

その戦争は2007年に勃発した。アップルのiPhoneとグーグルのアンドロイドの発表で幕をあけたモバイル戦争、それは単なる開発競争だけではなく、法廷闘争に発展し、周辺企業の買収で火花を散らす泥臭い総力戦だった。その勝者はIT業界だけではなく、世界を支配する……。モバイルをめぐる革命と戦争の真相に切り込み、現代生活の未来を占う貴重なビジネス・ドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の、初めてiPhoneを発表した日にジョブズ氏の手にあったiPhoneが実は未完成で動くか動かないかギリギリの状態だったという驚きから始まり、会社の休み時間や通勤途中で少しずつ読み進めていたのですが、読むのに時間がかかり過ぎたせいか、話の全体像をあまり掴みきれませんでした。

    時間がある時に再読できたらその時にまた改めて感想を書きたいです。

  • アップルとグーグルは、巨大IT企業には変わりませんが、ビジネス上の戦略はまったく異なる。
    一見協力関係を結びつつ、裏ではiPhoneとAndroidの覇権争いがあったりして面白い。
    iPhone発表までの裏話、人間模様が特に面白い。
    テクノロジーを生み出すのも人間。
    だからこそ自然と人間味が出てしまうのか。
    (2014/04/08)

  • 2016年27冊目
    冒頭はiPhoneの初めての発表前のシーン。
    華やかにみえる当時のスティーブジョブスのプレゼンだが、裏では
    ちゃんと動くかひやひやものだったらしい。
    アップルがどれだけ苦労してこの携帯の業界に割って入ってきたか。
    また、アップルとは仲良くしつつもandroidを開発したグーグルの話など。
    どうやって、片手は握手しつつ、反対側の手では殴りあっていたのか?
    興味深い話が満載。
    でも、結局この世界を動かしているのは結局ほんの数人。
    携帯の戦いのようなストーリーだが、実は世の中を変えたのはiPadだったという話に納得。
    万人受けする話ではありませんが、この業界が好きな人には読んでもらいたい一冊でした。

  • スマホを巡る、アップルとグーグルの激しい闘争の内幕をリアルに描いたドキュメンタリー。iPhoneのグーグルに与えた衝撃の強さ、グーグルを激しく罵り倒したジョブズの怒りの強さ、その後の両者のビジネス上の対立。もともとグーグル創業者のペイジとブリンはジョブズを崇拝していたと言うから、骨肉相食むと言うか、力のあるもの同士の衝突は必然だったのかもしれない。どちらが善でどちらが悪か、という問題でもないようだ。
    著者は、「iPhoneによって始まり、アンドロイドの動きで加速し、iPadが「革命」にまで拡大したメディアとテクノロジーの大変革」と表現して、iPadの出現が世の中に最も大きなインパクトを与えたとしている。タブレットを使っていない身としては、ちょっとピンとこないんだけどなぁ。
    本書は2013年執筆なので、最新状況は分からないが、ジョブズ亡き後のアップルは精彩を欠いているようだし、最終的(?)な勝者はグーグルなのかな。

  • スティーブ・ジョブズが、人間としては非常に嫌なやつであった事は既に十分に有名な話ですし、Googleの社是が「邪悪になるな」であるにもかかわらず、既に十分邪悪であるのも十分に有名な話です。結果として、そう言う既知の事を改めて認識するのですが、その認識に至る過程を詳細に理解することが出来ます。

    個人的には、ジョブズ亡き後、世界を支配するのは、Googleの様な気がしますね。

  • すでに時代にそぐわなくなっているし、退屈。

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